大野正義・論考集   

 ≪最後っ屁≫ (老遍路の悪口雑言)


◎第次中東戦争の可能性    (令和6、4、15)

 イスラエルによる大使館攻撃への報復攻撃で、イランがドローンでイスラエルを攻撃しても、双方の攻撃・反攻撃がエスカレートする展望は無い。米軍のプラグマチズムは視野硬直の短所に拘束されている。イラン側が抑制的に挑発を続けた程度では、米軍は能力を東アジアに集中させる戦略を変更しない。すでに日本軍(自衛隊)をも配備につけ、西南諸島に自衛隊をも配備済みである。
 にも拘わらず、アラブ世界で第五次中東戦争が本格的に勃発すれば、イスラエルとイランは相互に核爆発の大被害を受け、西欧も無傷でおれなくなる。この大戦乱を期待しているのが習近平とプーチンである。


西漸ベクトル    (令和6、4、14)

 米国の西漸主義は、
建国原理でもある。欧州を逃れて西漸し、アメリカ大陸に上陸し、さらに西海岸→ハワイ→ヒリッピンを西漸征服し、太平洋での覇権を賭けて日本を降伏させた米国の対外進出は首尾一貫して西漸ベクトルが揺るがない。欧州は米国の故郷で大先輩だから遠慮がある。
 かくて米国の総力を
中国征服・東アジアに集中させる予定であったのに、東欧やアラブ世界が騒がしくなり、米国の西漸戦略にブレーキがかかり始めた。
 イラン人は賢い。イスラエルの乱暴に対し、大袈裟に反応しないで
抑制的である。これはイランの弱さが原因では無い。このイラン側の戦略は、東アジア集中戦略にこだわり、あせっている米国の西漸ベクトルが固いからこそ、「米国に揺さぶりとブレーキをかける」のが可能になるという戦略行動に着眼したのだ。
 米軍はアラブ世界で大戦争を実行したく無いのだ。アラブ勢力と西欧・米国・イスラエル連合とで早期に大戦争を勃発させ、アラブ側を叩いて後に東アジアに軍事力等を転向集中させる戦略は否定はしないものの、実行はしたくない。かくて、フーシやヒズボラ等による「
抑制的刺激・挑発」が有効性を高めた。「痛し痒し、余計な邪魔をするな、面倒な奴らだ」という米軍の視点は、中国の国益にもなるので、習近平はニタニタ笑っておれる。
 でもね、イスラエルが乱暴狼藉に限りを行い、アラブ世界に嵐を巻き起こしたので米国は顔をしかめている。「米軍は股裂きに逢わされた」ではないか、とね。

◎人治の利点   (令和6、4、10)

 中国の地方制度は日本の制度とは大違いである。中央は地方のトップを発令するが、そのトップは地方の行政の全てを任されており、自由度、選択の幅が大きい。もし、その人物がヘマをすればその責任は全てその地方トップの責任となり、クビだ。中央には責任が及ばない。法治主義で制度が硬直しておれば、中央の責任が問われるが、「自由におやりなさい」とまかされているので、中央に責任が及ばない。中央のトップは地方のトップに罵詈雑言を浴びせクビにするのみである。
 地方政府の失敗が中央政府へ直には影響しない仕組みである。日本における法治主義システムで中国の地方制度を評価してはならない。


◎ビジネスモデルの崩壊     (令和6、4、1)

 低賃金・劣悪労働でも雇用が可能だった時代は過去のことだ。このようなビジネスモデルは完全に破綻している。この事態を理解出来ない奴等のセリフは「
人手不足」だ。人間を消耗資材に貶めた連中の手法が、いつ迄も通用すると思い込んで入るウスノロ共は破産宣告でもしやがれ。「結婚し、貧乏労働者を大量生産せよ」と指図されて、それに従う奴隷が無限に居るとでも信じ込んでいる連中は、倒産・破産の渦にもまれてあの世に行きさらせ。つまり、自分で自分の首を吊すべき者共のセリフが「人手不足」だ。
 特に土建屋と荷主共よ、諦めて倒産を覚悟せよ。下請けいじめがいつまでも罷り通ると思い込んでいた大企業よ、潰れてしまえ。

◎もしトラは不発    (令和6、3、26)

 もしトラが喧伝されているが、俺は不発に終わると展望している。理由は「アンダー・ステ-ト」の勢力が死に者狂いでトランプ再登場の阻止に金をつぎ込んでいるからだ。トランプの旧側近や、裁判官など司法関係者に、湯水を流し込むが如くに
買収資金をつぎ込んでいるからだ。加えて、出鱈目選挙(郵便投票)だ。
 人間、特にアメリカ人は高額買収に弱い。合衆国の危機を察知した上下両院の議員辞職も目立つてきた。
 その結果、合衆国での内戦勃発がリアルに浮上するだろう。世界大混乱時代の幕開けだ。

◎イデオロギーの勝利    (令和6、3、16)

 今時、珍しくもイデオロギーが勝利する場面を拝見しました。中国の全人代です。共産党の復活劇です。
 中国の対外政策は、
内向きになります。中国共産党内の修正主義者はイデオロギーの欠損を対外膨張・帝国主義的ベクトルで補って来ましたからね。
 鄧小平修正主義の流れを汲むテクノクラートや共青達は肉体が
資本主義者・右派であるのを隠す為、対外膨張・帝国主義政策の外套を纏って、いかにも左派の如く振る舞ってきた。台湾政策でも然りである。
 しかし復活した共産党は
台湾政策をも抜本見直しをするだろう。
 俺は中国の共産主義者達がレーニンのネップを見習い、ブレスト・リトウスク講和を参考にして路線を修正し、やがては台湾の独立を認める方向に舵を切るだろうと展望している。
 緊急課題は中国の近海から
米軍を遠ざけることだ。トランプとの交渉次第で可能だ。取り敢えず金門島・馬祖島だけを確保したら面子が潰れないだろうよ。 

◎くしゃみ    (令和6、3、8)

 「中国がクシャミをすれば、世界が肺炎を発症する」とは、大袈裟で尊大な発言ですね。でもね、日本や欧米・先進国が
敵視している中国だが、世界市場に占める比率が大きくなり過ぎましたね。中国の不景気を喜んで良いのか悲しむべきなのか、奇妙な感じですね。中国の不景気が世界に不景気を招いてしまいますわいな。
 とにかく、中国は膨大な国債を発行する余地があります。中国の破綻・破産・崩壊を期待している皆様方には御期待に添えそうにありませんな。

◎修正主義の敗北    (令和6、3、8)

 鄧小平の修正主義が敗北した。毛沢東の失敗を繕った鄧小平の功績は大きい。しかし、・・・
 共産党の歴史は党是・純潔性と修正路線との
相克史でもある。
 修正主義は絶対悪では無い。時々必要な
救命薬でもある。しかし、・・・
 中国の帝国主義路線は日・比・印・ベトナム等の顰蹙を買っているが、この路線は政府にはびこる修正主義者派の路線でもある(
外向きのベクトル)。
 修正主義の副作用は汚職だ。公権力の個人利用だ。習近平の密かな文革は成功した。
 中国共産党は立党以来の課題、
貧農の撲滅に向けて再スタートをきる予定だ。

 ※ 今後、中国の対外政策は、
内向きのベクトルになる。

(註) しかし、俺、「
構造改革論者は修正主義者だ」、と非難された過去があるね。

◎逃散    (令和6、3、3)
 
 
 歴史は繰り返した。過酷な収奪に耐えかねた人民は逃散した。今の時代でも逃散が発生した。
 建設業での曾孫請受けとか、零細運送業者の買い叩きをビジネスモデルにしたいた業界が完全に行き詰まってしまった。
 大企業で官製賃上げしても、現代の逃散現象に歯止めは掛からない。つまり、自壊あるのみ。
 「
少子化対策」など、打つ手が有るかのように錯覚している支配者達よ、笑止千万なり。もう、遅いわいな。
 バカは死ななきゃ治らない。

◎ウクライナ軍の戦死者数    (令和6、2、28)

 ウクライナ軍の戦死者をゼレンスキーは3万1千人と言い、ニューヨーク・タイムスは7万人という。多分、双方共に正しい数字だろう。但し、前者はウクライナの正規軍ないしウクライナ国籍人の人数で、後者はゲリラ等の外国からの義勇軍参加者を含む非正規軍を含めたウクライナ側戦闘員の戦死者数を指す。これらの数字、はからずも戦争主体の実相を数字で表現している。非正規軍の中には日本人も何人かは従軍したのであろう。
 
◎武器・弾薬不足の意味   (令和6、2、28)

 
戦争は人間同士の争いである。
 
ゼレンスキーは盛んに「武器・弾薬不足」を強調する。もしこの戦争が祖国防衛戦争ならば、戦争の主体は人間だから「人民よ立ち上がれ」と言うべきだ。
 兵が安全地帯に留まり、長距離火力の遠隔操作で戦争をし、肉弾戦を回避するのは高給取りがお目当ての非正規軍戦闘員向きの姿勢だ。武器・弾薬不足をバカの一つ憶えで強調し続けるゼレンスキーは、戦争指導者としては祖国防衛戦争の指導者では無く、欧米先進国の飼い犬としての性格を露骨に表現している。
 ウクライナ人の兵役忌避と国家指導者の汚職の泥沼は、祖国防衛戦争とは程遠い。「祖国を守れ、屍を越えて突撃せよ」の姿勢は微塵も無い。非正規軍の人件費と兵器を欧米からの援助に依存する姿勢。長期戦を戦い抜く姿勢で、国民にアジ演説するより外国巡りでゼニをせびる姿勢。この不自然さにゼレンスキーのいかがわしさが丸出しだ。

◎ウクライナ理解のキイ・ワード   (令和6、2、28)

 短期戦狙いの欧米と、長期戦狙いのロシア。これが勝敗分岐点だ。戦略家の判断はそこだけだ。
 紛争の当初からこの着眼が持てなかった奴は、皆ド素人だ。
 ウクライナの敗北では無く、
欧米先進国の敗北が可視化され、世界史での画期となった。
 欧米にも日本にも、指導者に戦略家は不在でしたね。
 各国大使館から武官達が
観戦武官として前線に派遣されているだろう。そのレポートには何と書いてあるのでしょうかね。

◎断末魔 現象   (令和6、2、13)

☆重箱のさらえ → つまり断末魔の現象。

 大正・昭和・平成・令和の今も、日本企業の力の源泉は低賃金労働依存にある。人件費という概念がおぞましいのだ。労働者を消耗品的に扱い摺り潰すのが基本である(派遣労働など)。農家の次三男も主(あるじ)の出稼ぎもとっくに使い切った。近年は女性や高齢者に着眼しているが、この行為を「重箱の隅つつき」という。これも払底しつつあり、その次は外人労働者らしい。重箱の隅には何も残っていない。

☆自爆営業時代
  ノルマ達成の為の自爆営業は、農協・郵便局・アパレル業界に留まらず、若手国会議員のパーティ券負担にまで及んでいるという
(R6,2,1、日経)
 これ、肉を食う為に自分の足の肉を削いで喰らう行為に等しい。今の日本社会は自爆営業大流行時代だね。

☆覆水、盆に返らず
  戦後、日本社会を支えてきた労働運動を徹底的に抑圧た結果、低賃金社会を実現させた。その加害者共が低賃金社会から復讐され、官製賃上げだとさ。
 でもね、来年はどうなるやら視界不良。つまり可処分所得にならず、貯蓄に回して将来不安に備えるよ。昔なら来年の賃上げに期待し消費にも回したがね。
 つまり、労働運動を徹底的に抑圧したツケは極めて大きく、修復不可能なのだ。
 正社員を採用せず、派遣社員や委託業者に依存する社会は社会基盤の脆弱化を強力に進めた。これ、自分の足の肉を削いで喰らう行為だ。
 労働者を過剰にいじめる社会は、社会の基盤を痛めつけており、資本側は必ず復讐される。「動ありて反動あり」タダでは済まないよ。馬鹿は死ななきゃ治らない。死ぬ迄待とう、ホトトギス。


◎美味しい餌   (令和6、2、28)

 他方、米国にとっての主敵は中国だ。トランプの米国は特にそうである。中国が
美味しい餌にしか見えていない。今なら軍事力に勝る米軍の力で「中国大陸の征服は可能だ」というのが、米国の本音だ。尖閣諸島を口実に、中国へ攻め込みたい。米軍の本音→「ロシアが意外にも弱かった」→「人民解放軍も意外に弱そうだぞ」→「このタイミングで大バクチを打つべし」。なので、アラブ世界で騒ぎを起こすなよ(バイデン)。

◎評論家衆に苦言    (令和6、1、9)    

 笠置シズ子の評価が不足・不十分だよ。笠置シズ子を歌手の側面だけを見てはならない。彼女はそれ以上の存在で、日本のジャン・ヌダークだ。
アジ・テーターとして、大きな役割を果たしたのだ。
 「美空ひばり」はエンターテナーで単なる歌手。その歌手の女王だろう。しかし笠置シズ子は戦後、打ち拉しがれた日本人、特に男性を立ち上がらせたアジ・テーターなのだ。「立ち上がれ、男共よ」と、アジッたジャンヌダークで、その先頭に立ち、馬を勢いよく走らせたのだ。かくて、日本は復興への端緒についたのだ。

◎能登半島の権力腐敗    (令和6、1、9)

1、自民党への投票に多大な貢献をしているのだから、他府県よりも過大な災害給付があって当然だ、「もっと出せ、もっと寄越せ」。
2、保守王国・石川縣の停滞性が致命傷だった。
 保守のイデオロギーは悪くない。悪いのは権力の
腐敗だ。大災害を受けて露出したのだ。

2、現在の困難は全て自治体・首長達の責任で、県や国に責任転嫁するな。
 極端に言えば、お前等が凡暗でのんびりしていた結果が今の事態を招いている。
   
◎自治体機能不全    (令和6、1、7)

 
元旦の能登地震は、地域の基礎的自治体の機能壊滅をさらけ出した。防災計画に基づく「
災害対策本部総司令部)」がまともに出来上らなかったのだ。被災後4日目位から死亡人員の数字が少し出始めたので、ようやく端緒に着きかかっているらしい。1~3日迄は呆然自失状態だっただろう。他府県自治体の応援職員の姿を見ても、受け入れ地元自治体の職員の姿がちらほらだったと推測している。マスコミが災害対策本部から情報収集しても、カラ振りだったのだろう。この事態は熊本地震の際もそれに近かった。自治体の当事者能力不全・不存在の異常期間が数日続く真空期間が発生した。
 防災計画は戦時中の「
召集令状」機能と、「文官を武官に変身させる」二つの機能が中核概念だ。図書館の司書でも正規職員は被害調査や、避難所の責任者を努めさせられる。し尿・ゴミ収集職員や、下水・道路・薬剤撒布等々のいわゆる現業職員は災害対策本部のもとでは下士官的任務に就く大切な人材となる。
 残念ながら「身を切る改革」と称して片端から業者委託に切り替えてしまうのが大流行したので、不様なことになった様子だ。
維新の党よ、責任をとりなさい。
 俺、現役時代に2度も防災計画を改定した経験がある。災害対策本部長は市長だが事務局長をつとめていた。文句はいっぱいあるがね、特に維新の党には「お前らの仕業だよ」と言いたい。
 定年の前、窓際族時代に「日本版の
洲兵」を府県や市町村に導入する論文を書いていたことがある。陸上自衛隊から人材を引き抜くとか、警察、消防等々の関連整理で意見を聞きたかった兄貴分の長谷川慶太郎氏も数年前に鬼籍入りで、次は俺の順番らしいね。情熱が失せたね。

◎パレスチナへの連帯感    (令和6、1、6)

 イスラエルの識者が「パレスチナへの連帯感は口先ばかり」と評した日経新聞の記事に驚いた。
 
非西欧人の文化では、一旦は「恨みを飲み込む」ものだ。殴られたら直ぐに殴り返す西欧のせっかちな単細胞と同列にするなよ。
 日本の諺にも「江戸の仇は長崎で」とある。日本の妻は高級取りの夫の浮気がバレても、夫に経済依存している妻は直ぐには復讐しない。一旦恨みを飲み込んで、長い時間をかけて方法を工夫し、恨みを晴らす。狂乱してガザの人々を殺しまくったイスラエルとそれを認めた米国が、アラブの人々にどれだけ深い恨みを抱かせたか思いが至らないらしい。パレスチナ側はハードな手法でなく
長期にソフトな復讐を選ぶ。ガザ攻撃の損益計算書はもっと先々にならないと、出ては来ませんよ。

◎デフレ下での物価高    (令和6、1、6)

 需要不足の許でも生産者の企図で物価高騰が起きる。この物価高をインフレと評価してはならない。今でも
デフレ時代は続いている。

 五公五民の「
苛斂誅求」は徳川時代の話に留まらない、現代でも同じ現象が発生している。納税義務者の「逃散」も同様だ。激務に耐えかねて自殺者が続発する新聞記事を見る毎に、徳川時代と現代は全く変っていないな、ほとんど同じだよ、と痛感する。人口減少は「逃散」と同じである。「働いて、食って寝てチョン」、「結婚なぞ、出来はしない。はかない望みだ」、「夢も希望も無し」という労働者は江戸時代の百姓の生活と相同である。背広を着て電車に乗っても、江戸時代と同型ではないか。
 乾いた雑巾を更に絞る、と言う譬えが今もピッタリ当てはまる。社会は全く進歩していないね。

総括と展望     (令和6、1、1)

1、覇権とは秩序である。力量第一位の国が第二位の国を
臣従させてこそ安定し長期維持できる。これは日本の伝統文化で徳川家康の外交感覚でもあった。
 しかし、一位の国が二位の国に脅威・恐怖を持ち、三位・四位の国を抱き込んで二位の国を排斥・打倒するという
幼稚な方針を採用すると世界は乱れる。
習近平はオバマとの会談で東洋の智恵をささやいたが、オバマはそれを理解できなかった。オバマが馬鹿というより、西欧人の文化・歴史の未熟さが原因らしい。
2、かくて、第一位の覇権国家・米国は「
経済分断(デカップリング)」で二位の中国に攻撃を開始した。技術や供給網(サプライチェーン)を囲い込みで、脱炭素関連技術(半導体・電池等)から中国排除に動いた。
 但し、斜陽族米国主導の経済分断政策は覇権のローカル化を促進する。つまり、孤立化政策に陥る。しかしこれは世界の地域
分立ベクトルに馴染み、多様化・多極化を促進する。グローバル・スタンダードなる傲慢無礼な発想を否定する流れを促進する。

3、中国も
傲慢な国になった。中国の発展が、世界的な生産ネット・ワークの中で「世界からの恩恵で改革開放路線が成功した」というご恩に感謝し低姿勢であるべきなのに、東シナ海確保の為に尖閣諸島に触手するなど帝国主義に傾斜し、フイリッピンやベトナムとの紛争も厭わなくなった。
4、習近平は北風政策から
南風・太陽政策に転じてこそ中国の国益に叶う。台湾の独立を認め、尖閣の領有権を主張しないでフイリッピンやベトナムの権利侵害からも手を引けば、東アジアでのリーダーにもなれるよ。豊臣秀吉は実母まで人質に差し出したよ、習近平よ「見習え」。
5、デカップリングは多極化の
促進剤でもある。この世界に標準が一つ(グローバル・スタンダード)とは傲慢無礼だ。東アジア・スタンダードやアラブ・スタンダード等々、各地域毎に個性的なスタンダードがあって当然だ。イスラムにはイスラムの価値観がある。斜陽族がそれを否定しては益々孤立化の穴に陥る。キリスト教文化のインターナショナルDNAは今やローカル文化の一つだよ。
6、当面は米中の覇権争いは棚上げされ、イスラムとキリスト教文明(イスラエルの保護者諸国で、同時にユダヤ人差別が根深い諸国)との小競り合いが浮上する。次いで西欧が
大混乱期に入り、習近平と赤い王様が喜ぶ。
7、近・中期的には西欧(世界史での過去の
メイン・ステージ)の大混乱・エピローグで終幕に向う。米国では分裂騒ぎが絶頂に(自由主義と民主主義との結婚生活が破綻)。東アジアは安定期に入る。残念ながら、日本の加工貿易主義・部品供給主義はこの過程で没落に向かう。部品供給主義とは、大型の隙間産業主義で永続性を欠く。
8、アフリカは
第二の東アジアを目指す存在となる。中国やタイ・ベトナムがお手本になる。野蛮な独裁から、かなりましな独裁へ移行するだろう。
9、日本は日米安保条約という
頸木に拘束されたままなので、行動の自由が無い。国益を損なう一方だ。
10、日本は高い
道徳主義をメインに心の平和を商品化すべきだ。世界の若者の通過儀礼、世界のお金持ち達の隠退生活場所、アンチ・デジタルの地域として、四国全島の観光開発を狙え。物の時代から心の時代での先頭を目指せ。欧州で活躍したビジネスマンが、引退後はアナログ四国で暮らすというイメージだよ。四国島のサイズが絶好の黄金サイズだよ。四国霊場には底力があるよ(俺の著書を読め)。
11、道徳国家の象徴は
愛子女帝だ。失礼ながら愛子様はブランド価値が高い。エリザベス女王にも負けませんよ。
12、皇位の男系継承にこだわり、旧皇族の「皇籍復帰」を主張するのは、皇位の聖性・清潔感を無視している。一度、肥え壺として使用した壺を洗い直して水瓶にする発想と同じだ。汚らわしいという感覚が欠如している。
13、江戸時代のように、伏見・有栖川・桂・閑院の四宮家を常設復原させよう。天皇家の分家である。そこに男女皇族を分属(養女等で)させたい。
 (註)
 年末にタイムトンネルを潜り、昔の某業界紙の細胞会議に出席した際のメモは上記の通り。俺以外は全員あの世からの出席だ。俺は寂しいよ。
 尚、グローバル・スタンダードなる概念は異形で人間に馴染まない。覇権国の力量や支配が圧倒的・鉄壁での一時的な例外的概念で、限りなく妄想に近い。
 イスラムの価値観とキリスト教の価値観は平和に
分立させる外ないよ。
 多様な価値観の分立時代が到来した。地域的な中位分散・ミニ覇権国家の分立時代到来だ。大覇権国家・一極覇権国家は歴史の墓場行きだ。

◎文明の衝突     (令和5、12、21)&(令和6、1、1) 

序 幕
    欧米の勝利。
            EV車転換強制  (トヨタまで騙されましたね)  (石油を排除し、イスラムを攻撃)

第一幕
    イスラム側の勝利。
               ガザの大罠    (モサドをまんまと騙したイスラムのチーム・プレー見事)

     (註)イスラエルのガザ攻撃は完全な失敗に終わた。トンネルの中に人質が
集団で居ると信じていたらしいね。阿呆・馬鹿・間抜け。
        しかし、そう見せかけてハマスの油断を誘う作戦にでたね(令和6、1、1)

第二幕
    勝敗未決着。
            欧米側による化石燃料排斥。
                           (異常気象は人為的行為が
主原因という論文なし) 
                           (俺は海底の
地殻変動による海流の変動が主原因という仮説)

第三幕
    未開幕。
          難民殺到など、右派愛国主義の台頭。
第二次フアッシズム(国境の流動化だ)。
                           (余震がヨーロッパ大陸に伝播・伝染する)
                             (欧州内部でのゴタゴタの隙間狙いをイスラムは期待している)
 
(註)
1、昔から欧州は世界史の
メイン・ステージで、国際紛争の主舞台だ。
2、
大悪人の所在地は欧州で、東アジアの強権・独裁者は小悪人だ。
3、難民問題はアジアにもあるが、主舞台は欧州だ。ユダヤ人差別も欧州が主舞台だ。
4、イスラムと西欧、十字軍以来の紛争には永遠に決着がない。常に
再燃する。但し、この紛争は地域紛争でもある。
5、東アジアは米国が太平洋戦争で奪った縄張りなので、無理して太平洋を跨ぎ軍隊を展開し、高負担に喘いでいる。
6、米軍より弱い中国軍が武力で台湾に侵攻する可能性はゼロだ。
7、尖閣に手出しした場合には、中国は米軍から先制空爆される可能性が大きい。大陸先制攻撃・空爆の口実が日米安保条約にあり(5条)。
8、国家の存亡を問われた場合、イスラエルが核兵器を使う可能性が出てくる。
9、習近平も赤い王様も、ニタニタしながら高見の見物ですわ。

 ☆☆☆つまり、大きな火薬庫、紛争の火種を
重く抱える地域は欧州地域で、アジア地域での火薬庫は軽い

◎同志国の悲哀感     (令和5、12、29)

 「同志国」なる概念・表現は少数派転落を白状していて悲哀感が滲み出ている。
日本と志(ココロザシ)を同じくする国など、モンスーンアジアにも世界にもゼロだ。米国のポチを募集しても応募はゼロだ。同志国なるコトバを発想するような外交官は外交感覚ゼロの夢遊病患者だ。即刻、精神病院へ入院せよ。税金泥棒を飼っているに等しいよ。ウスノロのチンピラだね。
 外交官には外交感覚と喧嘩力が不可欠だ。喧嘩力も外交感覚も無く、外交課題も設定出来無い奴は外務省を去れ。

       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    I、四国遍路特集
                           
体制離脱の研究 (平成29、12、7、改訂)

  
深層部位への刺激
 
 歩き遍路は深層部の系統発生情報を刺激する。原生種への刺激効果であり、生命記憶刺激、と言い換えても良い。深く沈殿した大過去の情報部位を刺激し呼び起こす。
 歩き遍路の効用はある種の野生回帰効果で、表層部位の歪曲修正効果にある。復原効果とも言える。人間性のゆがみが修正されるのだ。
 個体発生した人間個人には系統発生過程の全情報が蓄積している。しかし歴史が遠く古くなればその痕跡さえ認められない程、深く沈殿している。ところが、歩き遍路を続けると徐々に深層部分が刺激されるのだ。深く沈殿していた大過去に刺激が届き、それが跳ね返って表層部へのフイードバック刺激となる。但し、刺激効果はすぐに消滅する。遍路から帰り日常生活に戻ると急速に消えてしまう。明晰に言語表現するのは困難だ。
 
 穀物の品種改良がたとえ話になる。美味しくて甘く収量の多い品種だが、病虫害や寒さに弱い穀物の場合、その品種改良にはその穀物の原初の野生種を取り入れ交配することで成功するケースがある。この事例と相似の効果が出てくるのが歩き遍路の効果と言えよう。
 肉体を極限まで痛めつける宗教者の荒修行体験での超常現象も、系統発生蓄積の深層部刺激に伴うものだ。

 
[ セイフティネット ]

 「人さまの情けにすがって生きる」このような風俗はごく日常的で、戦後の大阪の貧乏長屋で私自身が何度も経験している。戸口に立って「御報謝を」と言う門付けさんに対し、母に命ぜられて猪口一杯の米を与えることが多かったが、かなりの頻度で「お断り」と言い渡したことをも思い出す。下から張り巡らせた「庶民文化」としての「施し慣習」のセイフティネットは戦後も健在であった。
 江戸時代のお上のセイフティネットには被災者への「お救い小屋」や旅人の「往来手形」等の制度がある。往来手形の良き慣習とは「行旅病人及行旅死亡人への救護制度(村の責任)」である。この制度はやがて明治32年に「行旅病人及行旅死亡人取扱法」として法律化される。

 
☆漁師町・赤碕の文化☆

 平成22年の大晦日から23年元旦の積雪で国道9号線の車の渋滞騒ぎで報道のあった鳥取県の赤碕(合併で琴浦町)には、四国のお接待文化と同じものがありました。
 赤崎で育った亡妻の従妹から電話で聞いたのですが、有線放送でトイレ利用等救助・支援について、沿線住民への協力要請があるなど大騒ぎで、役場職員の又いとこの男性は31日夜中に出動命令があり、帰宅したのは3日でした。土地の漁師さんは「昔から難破船等漂流者救助への伝統が根強い漁師町・赤碕」とのことでしたが、難渋した旅人をお接待する四国の文化と同じものを感じました。
 このような文化はこの直後に発生した東北大震災への全国各地からの救援活動と相同である。

[ 四国とは ]
 「近場と僻地」この二つの概念は本来的には相反するものである。しかし、四国ではこの両概念が矛盾なく共存している。四国は九州・中国・近畿という扇状広域圏のお隣さんであり、この広域圏の「扇の要」に位置している。この地理的長所は四国のアイデンティティの存立基盤、下部構造となっており、「癒し機能」の最適環境であり、「癒しのアミューズメント」が可能な圏域として他に抜きん出ている。

  
II、坂本龍馬特集  (平成13、3、1)

  1. 薩長同盟の根拠とされる『桂小五郎の書留』(龍馬が裏書)の再検討を通じ、第二次長州征伐の段階では、未だ同盟関係に至っていないことを明らかにする。
  2. 薩摩外交においては、長州カードの利用価値への着眼は秀逸であった。まず薩摩藩のダミー組織として亀山社中を組織した。そこに失業者の龍馬らを工作員に採用し、長州カードを有効に利用した。
  3. 大政奉還を実行した将軍慶喜に対し、激怒した幕臣が強烈な怒りのメッセージを慶喜に発信した。その手法が龍馬の暗殺であった。超一流の人物(慶喜)を直接攻撃出来無いので二流の人物(龍馬)を攻撃する古典的な手法であった。 (平成13.5.)
[幕府密偵の報告書----写真史料]

 薩摩外交と坂本龍馬』を収載している『まんだ』誌59号(平成8年11月30日発行)の口絵には、龍馬を追跡していた幕府密偵報告書二点の鮮明な写真解読文と共に掲載されている。
 この史料は、平成12年11月15日午後9時15分NHKテレビ「その時歴史が動いた・・・坂本龍馬暗殺事件」でも放映紹介されている。しかし、新発見史料として初めて新聞報道されたのは、平成元年5月12日付、朝日新聞、大阪本社発行(13版27面)です。
 
 III、楠葉の再々開発
 
 ◎淀川を渡る新鉄軌道を  (令和元年5月22日補正)
 
 
 ☆京阪に殴り込め
 
  経営下手な京阪電鉄の縄張りに殴り込みをかけろ。淀川に鉄橋新設だ。
 
1、京阪樟葉駅~阪急上牧駅
2、阪急上牧駅~京阪牧野駅
3,JR新駅~京阪牧野駅or樟葉駅
 
今、JRと高槻市との間で「高槻~島本」間に新駅を検討中だという。それと連動してもよい。
経営主体は阪急かJRだろう。京阪電鉄は消極的でダメ会社です。中之島線を延長させるようなヘマな会社です。有利子負担が重いようです。京阪TAXIなど、子会社を片っ端から売却しています。
 その昔、奈良電(私の学生時代はこの旧称。現;近鉄京都線)と合併話があり、京阪はそれを断っています。私が京阪電鉄をバカ呼ばわりする最大の理由です。二流のエリート集団はこの程度の馬鹿揃いです。
 
 さて、駅近くに良質な元気老人対象の借家マンションを大量に建てるのがコツです。自治体の外郭団体が経営するサービス付き、高付加価値の借家が望ましい。
 昔、ケアハウスB型という自炊型の老人施設がありましたが、それの中・高級クラスの貸しマンションです。分譲マンションは、とっくの昔に時代遅れの古いビジネスモデルです。これで市民税の増収と人工減少に歯止めをかけるのです。なのでヘルスセンター的な施設も必要です。婆さん専用のダンスホール等々です。駅のコンコースで乗降客に見られるようにガラス張りで設計しましょう。
 人口が増えれば商業施設は後を追いかけるでしょう。人口増が先件です。
 
 自治体からの視点では、喰うか喰われるか、自治体間での近隣窮乏化戦争を仕掛ける戦争です。近隣自治体の優良老人をかき集める作戦に勝ち抜くのです。「税収と人口増」が狙いです。
 今時の自治体で「若い新婚夫婦」を誘致したいという発想をする自治体職員はバカの見本です。非現実的な誇大妄想です。本音は近隣窮乏化政策です。狙いは退職サラリーマン層です。税収と人口増が狙いです。
 
 早い話、先に殴り込みをかけた方が勝ちです。阪急上牧駅の付近は大変貌を遂げるでしょうな。但し、京阪と接続するからこそカケ算的な効果が出るのです。  
  
IV、西国33カ所徒歩巡礼特集
 
 クイズです ①お接待 ②善根宿 ③行き倒れた巡礼者の墓、
四国遍路以外でもこれらは全て存在した。YESかNOか?
 答えはYESです。これらは「六十六部」と呼ばれた人々(ほとんどがホームレスの巡礼渡世者)が多いですが、西国33観音巡礼者「おせたはん」にもホームレスの巡礼渡世者がいたようです。
 大阪弁で「せ(背)たらう」とは荷物を担ぐ行為です。大阪弁の「・・・はん」とは、標準語では「・・・さん」という意味です。「おせたはん」には、この「重荷せたらい説」と、お接待さん→お接待はん、と訛った説もあります。「笈(おい)」のことを「セタ」とも言うので「おセタはん」になった、という説もあります。
 コースの内、部分的に重複している熊野古道のガイドブックをも紹介しました。 
(平成18.1.19、補正)
 
V、「お上」権力とは   (平成25.11.24、補正)
 
 過去の日本国民は「お上」に所有された存在でした。持ち主が自由に処分可能な資源として消耗した赤紙徴兵の歴史がそれを証明している。戦後の憲法では「人民主権」に移行したはずだが、現状は中途半端だ。
  「お上」には無限支配の権能があるが、それには不可分一体の無限責任を伴っている。言い換えれば「支配者責任」ともいえる。これと西欧的な有限責任・有限支配、言い換えれば「自己責任」の社会との違いを論じたい。
 「お上権力」(所有者の立場)のもとでは被所有者(被支配者・国民)は「他律人間」にとどまる。被所有者(被支配者・国民)は「包括的・無限支配」を受けるが、現今の権力者側は「包括的・無限責任」の重荷にあえいでいる。
 一方、自律人間によって公共権力を形成している欧米の場合は合意形成された特定の約定事項についてのみ支配され、権力者側には有限責任しか求められない。政府規模も小さな政府が可能である。 (平成22年7月1日、補正)

 お上権力の判り易い形は「郵便貯金制度」であった。しかし米国は大蔵官僚や背後の政治家の濫用という弱点を攻め立て、手先の竹中や小泉によって潰させた。しかし、トドメは刺されていない。米国は日本の最も良き部分、強さの急所・秘所を完全には潰していない。日本国の債務がいくら膨らんでもお上権力は潰れないシステムであったが、米国はその足許を攻撃した。
 財政投融資も制度の欠陥というより運用の欠陥なのだが、制度としてはうまく出来ていても、政治家がひん曲げ過ぎたね。
 
VI、こんな商品開発を   (令和元年5月1日初

◎単一機能・低性能半導体を    (令和5、3、29)

 
貧乏老人用携帯電話を開発して欲しい。
 昔の
黒電話の機能さえ有ればそれで良い。そのため、単一利用目的の安上がりの特種設計半導体で、コストを低くして欲しい。
 複雑で高度な質の半導体とは全く
逆の発想をせよ。汎用性など糞喰らえ、電話の完成品はペンシル型だろうね。国内通話限定で結構。
 留守電とか、ややこしい機能は全て拒否。欲張らない。


◎四国への投資を      (令和元年5月22日補正)
   
ものから心へ、コト消費時代へ
 
  「ものから心へ」のコトバは私が企画室参事(課長級)時代に、昭和50年・門真市長の市政方針演説のメインテーマにしました。結果、庁内の諸先輩・部長・教育長や市会議員のうるさ型連中から批判を浴びせられたコトバでもあります。しかし、職員組合に大鉈を振るった一方では、市立図書館を新設させましたよ。守口市もやっていない「中学校の給食」も継続しましたよ。貧乏財政でもね。
 
 それは人事院勧告・定期昇給ストップ等の荒治療をした財政再建委員会事務局長時代の事でした。 当時の自治省財政局長松浦氏が朝日に1面で褒めてくれた記事が残っています。松浦氏はそれ以前、北九州市の助役時代に大鉈を振るった人でした。
 係長時代に職員組合が無かった門真市に組合作りの中心になった私としては、心が乱れましたね。市職組から名指しで非難されましたよ。

 さて、今や心の時代です。四国霊場88カ所巡拝を世界の若者達の「通過儀礼」にしたいのだ。これは四国の再建にもなる。四国を征服しませんか?資本の投下は安上がりですよ。台湾など外資に期待しています。心の時代の投資分野です。村上フアンドやホリエモンが人生最後の真剣勝負をしてくれないかな。

 四国はコト消費のフロンティアです。今の時代にこの日本にフロンティアなどあるはずがない、と思っているのでしょう。それは「心の時代」を理解出来ていないからです。5G電波の時代だからこそ、その逆を狙うのです。
 
 バーチャル過剰社会は必ず反動修正の時期が来ます。今、物造り日本は自信を失っていますが、情緒や心の時代がやって来ますよ。日本が最も得意とする分野で、世界の先頭に立てるでしょう。コト消費の時代到来です。

  (注) 5G電波が雪や雨による乱反射や、人体及び建物が障害物になるという初歩的な知識に無知な連中、特に株屋のアナリストにはあきれている。
 一昔以前、PHSが普及した頃、公衆電BOXのうえにアンテナをキメ細かく設置した先行がNTTのプラス面であるが、5G電波は直進性と短距離性の欠点があり、降雨の際には自動運転など無理である。但し、高速路の壁にキメ細かくアンテナを配置し受信する場所、病院等では有線・光ケーブルで受信するような面倒な仕儀になるだろう。5Gに浮かれるなかれ。

 横道にそれてしまいました。

 若者のコト消費、ようするに、四国を世界中の若者達の通過儀礼の場実現がその第一歩です。
 (注) 八栗寺には真言宗の座禅ともいうべき「阿字観道場」の建物だけがあり、ご位牌の収納庫化している様子です。(本格的体験は高野山に行きましょう)

 具体的には四国霊場88カ所のルートに格安で1泊2千円程度のカプセルホテルの連鎖網を敷設するのです。金持ちの大人を狙って大金を儲けるのはその次の段階です。まずは量の実現です。世界中から若者が来れば、下地が出来上がりです。  
 量は質を決定します。1泊5百円か千円程度の「鍵付き巣箱タイプ」も欲しいね。

 カプセルBOXで格安の宿泊費を実現せよ、という提言の真意は、農業における土壌改良に似ています。四国制覇の基礎工事、土地改良工事です。お化粧でのフアンデーションに相当します世界中の若者をあふれさせるのです。お金持ちの大人はその後で考えましょう。

 今、世界ではイスラムの伸張現象を「貧しさ」にのみ原因があるかのように説明されているが、それのみではありません。世界の若者の情熱を掻き立てる「宗教」が求められているのです。私が若い頃情熱を燃やしたのはマルクス主義という
ある種の信仰でした。私を導いてくれた諸先輩は山村工作隊の残党連中でした。これら諸先輩を供養する歩き遍路はまだまだ続けたい決意です。そして、四国の何処かで行き倒れたいのが希望です。

 日本は物作りでは敗北しましたが、多くの文化遺産があります。5Gで自動運転の時代だからこそ、敢えて「ものから心へ」のビジネスチャンスなのです。貧乏な若者にあふれた四国には世界中から中年の金持ち大人もやって来るでしょう。

 関西の私鉄、阪急や近鉄が着眼してくれれば手取り早いのですが、彼らはへっぴり腰でです。四国の琴電買収は安上がりなんですがね。デイズニーランドのようなコト消費施設では資本投下が何ケタも大きくなり過ぎます。
 まず手始めに香川県だけでもかまいません。歩き遍路13回の私が無料で知恵を貸しますよ。
 
VII、キリスト教不振の理由
 
 もし、フランシスコ会が最初に日本に布教に来て、庶民層に重点を置き「医療や教育」面で熱心であったら、そして、天下統一のパワー・ゲームに影響を及ぼさなかったら、日本におけるキリスト教布教史は大いに違っていたであろう、というのが私の愚痴です。
 次にイエズス会批判です。パワー・ゲームに介入し、天下統一阻害要因・抵抗勢力として「殉教」を招いた責任はイエズス会にも大きくあり、その後遺症に三百年近くも苦しんだ。
(平成16、2、7増補) 
 
VIII、『新聞報道要約』 (高齢による身辺整理で原史料や研究経過のまとめは全て処分済) 
 
 私が発見した歴史史料等の要約で.新聞報道(記事中に大野正義あり)されたものばかりです。
 
◎明智小五郎誕生の家 ◎坂本龍馬への密偵が報告書 ◎尊円親王の手本 ◎賀川家史料 ◎幣原喜重郎父の手紙 ◎天保山砲台の設計図 ◎西田家史料 ◎田坂直次郎『務書』 ◎野口家史料 ◎栗杖亭鬼卵墓 ◎吉良上野介の手紙 ◎菊亭晴季画像 ◎崇源院・秀忠正室の消息 ◎有馬ジュスタ墓 ◎常高院木像 ◎京極マリア供養の墨書、その他。
 
IX、私家版
 
◎ 『大坂町奉行與力史料圖録』
   在庫 ゼロ
 
   大野正義(編)   A4版・変形324頁、 写真395点、上製本
 (門真市大西家旧蔵、京都市武藤家現蔵、田坂家早川家文書)
 明治維新期の史料の空白を埋めるもので、新発見の史料の数々を影印と釈文とで紹介。
(参考)
 1、オックスフオード大学ボドリアン図書館収蔵
 2、ベルリン国立図書館収蔵
 3、この外、日本の国公私立大学研究機関等、計39館収蔵(CINII、BOOK、大野正義 参照)
 4、日本の府県立図書館収蔵はカウントせず
 5、日本の末端自治体立図書館はカウントせず                            
 
◎ 『亜墨理駕船渡来日記 荒井本』  在庫ゼロ
        (大野正義 編集) B5判、262頁、影印、上製本
(参考)
  1、オックスフオード大学ボドリアン図書館収蔵
  2、この外、日本の国公私立大学研究機関を含め、60館収蔵(CINII、BOOK、大野正義 参照)
  3、日本の府県立図書館、40府県で収蔵(カーリル参照)
  4、日本の末端自治体立の図書館はカウントせず
 
◎ 『絵本榎並八箇洪水記』  在庫ゼロ
      大阪府立中之島図書館所蔵   著者 小橋屋宇兵衛
          (大野正義 編集) B5判、235頁、影印、上製本
(参考)
    1、日本の国公私立大学研究機関を含め、36館収蔵(CINII、大野正義 参照)
    2、大阪府下の自治体立図書館では、ほぼ全館で収蔵
 
X、吉田茂批判

 敗戦、本領安堵、対米臣従

XI、本領安堵論、外 

◎トランプ時代とは
 毒を以て毒を制する時代
 (平成31、7,8 補正)

◎トランプの魅力  (令和2、11、15 補正)
 
 素人衆が政治を動かす面白味を知った。

 前例がある。日本でのノック大阪府知事当選や青島が都知事に当選した前例がある。青島は売名の冷やかし立候補のはずだったが、都知事にほんまに当選した前例がある。トランプも売名冷やかし立候補したらほんまに当選したので、多くの学者や評論家達が腰を抜かした。後、都知事に当選した小池知事のケースや、自民党総裁選挙で党員票獲得で石破が一位の実績を残した事例も「素人衆が政治を動かす面白味を知った」現象で説明出来る。
 全米の最左派の連中も「毒を以て毒を制する」方針が正鵠を射ていた実感をかみしめている。
 
 横山ノックが知事に当選し、既成政党の共産党はノックをバカにしたが、バカなのは共産党の方であった。庶民大衆の政治感覚は大きく変化済だったが、政治のプロはその受信能力に欠けていた。

◎MMT理論はFRB廃止論になる (令和2、1、8)

 今話題のMMT理論が学会主流から冷たくみられる最大の理由は「FRB廃止論」と見なされているからである。ディープ・ステートの心臓部にメスを入れるに等しいからである。

 この理論は日本での成功例を引き合いにだしている。これは日銀が米国のFRBとは似て非なるものという実態を間接的に証明しているようなものだ。政府紙幣をほぼ無制限・無秩序に発行しているに等しい日本の現状を見抜いているからだ。外国人による
国債攻撃は無効だね。

XII、奇説・異説

◎前方後円墳の意味
                    (平成2年、仏教大学博物館学芸員の単位履修レポートからの抜粋)

 前方後円墳は「四神相応の蔵風得水型地形をミニチュア復原」したもの。道教文化の輸入ではあるが、単純な輸入文化ではなく、設計のコンセプトには日本独自の発想がある。

考古学においては墓制の変遷に限らず、全ての面で「漸進的変化の法則」とでも言うべき公理を大前提に理論構築されることが多い。例えば先行形態から中間形態、そして移行形態と言う順序で推論する事例が多く、俗耳に馴染み易い。しかし、これには大いに疑問がある。
 古墳が先行の墓制に直接の系譜を辿れなくても何ら不思議ではない。外来思想・道教の文化を輸入したものだからだ。但し、輸入文化は単純なコピーではなく、独特な日本流儀に変形・加工するという「日本流」が古墳造形のコンセプトの中にも濃縮されている。

 前方後円墳は庭園史の最初の頁を飾るべきものです。「前方後円墳は四神相応の蔵風得水型地形をミニチュア復原した」というのが私の見解です。
 山懐に抱かれた母性的自然は幼児安息の世界であり、休息感漂う桃源郷でもある。外形が母の子宮に相似しているのは偶然ではない。

 前方後円墳というミニチュア国家には家屋も人民も埴輪で再現されている。前方後円墳こそ代償風景の典型例である
 魏の建国者・曹操が五斗米道の宗教王国(陜西の南部)を215年に攻撃し、大量の亡命者を出している。卑弥呼の「鬼道」は五斗米道と呼ばれた道教の一種で、日本に漂着した彼等亡命者が持ち込んだものだ。この道教文化が前方後円墳の設計思想の基本になっている。

     *****************************     

 [大野正義、略歴]

[住 所] 〒573-1128   枚方市樋之上町 9-2-1102
[第一の人生] (未熟な青春) 中学卒業後、某業界紙発送部(定時制高校卒)
                  立命館大学一部文学部哲学専攻卒(昭38、3)
 産業新聞社・亀尾芳雄社長に感謝。青木宏;長谷川慶太郎;林哲男、北原道彦、等々諸兄に感謝。大親分、内田譲吉先生に感謝

[第二の人生](家族を扶養) 門真市企画室長・自治推進部長・市民部長・市史編纂室長等歴任
[第三の人生](徒歩・漂泊) 定年後、西国33観音、奥の細道(月山は未了)、東海道、中山道、各回及び2回目の途中、四国遍路13回。26聖人・長崎への道、回。伊勢街道、伊勢別街道、初瀬街道、各1回。伊勢本街道、3回。熊野古道、回。いずれも徒歩。
 ヒラ職員時代から何故か「吊し上げられ要員」。大店法(事前商調協)では民商の事務所2階に呼び出され、等々、定年退職は俺にとっては「奴隷解放」だった。15歳の中卒後からの働き続けにうんざりだったね。働かなくても年金が貰えるなんて天国だよ。但し、「放浪」が俺の道楽で、その費用は株売買で捻出したよ。株の手解きをして頂いた正躰軍平さん(昔;証券新報社社長)に感謝。北浜の衰弱と共に「証券新報社」も無くなりましたね。

[趣 味] 放浪と水泳。力を抜いて水に浮び、ゆっくり長く約2kmを泳ぐ。
[特 技] 肥汲み技術(バキューム車のホース操作作業)。市役所での最初の4年間はババ屋。組の怖いお兄さん相手の仕事でした。市役所が業務委託する以前から自由営業していた某組に市条例のアミをかぶせる仕事を新米職員にやらせるひどい職場でした。
 戦略は ➀直営くみ取り現業部門の立ち上げ ②委託料の値上げ(市民負担の増大)。しかし共産党の猛反対もあって、初の深夜議会になってしまった。経営難業界紙での組合活動経験が役立ちましたね。
 共産党の強硬な反対で3月の深夜議会では、庁舎暖房用のボイラ(炉筒煙管式)の運転は、1級ボイラ技士の私が運転していましたね。
 平職員なので現業部門の立ち上げには苦労した。先頭に立ち肥汲をしたのが懐かしい。

 
[著書・編書等]

1、『亜墨理駕船渡来日記 荒井本』 (私家版) 在庫なし
       著者 小人目付 (幕府下級役人)  
2、『絵本榎並八箇洪水記』  (私家版)  在庫なし
            大阪府立中之島図書館所蔵   著者 小橋屋宇兵衛
3、『これがほんまの四国遍路』  講談社現代新書(\735円) 絶 版
4、『大坂町奉行與力史料図録』(私家版) 在庫なし。 
5、その他
 『江戸川乱歩と守口門真』(ぎようせい発行『ふるさと文学館・第32巻・大阪1』収載)、『常高院と京極の女達』(共著、後瀬書房発行)、『三宝寺と常高寺』(名古屋キリシタン文化研究会会報23)、『大坂町奉行与力西田家文書等について』(大塩研究29)、『常高院宛の手紙』(郵政考古紀要5)、『常高院の知行のゆくえ』(前掲誌6)、『幣原喜重郎と平和外交』(大阪春秋68)、『大坂町奉行与力』(歴史読本、昭和63年6月号)、『龍馬を尾ける幕府スパイ網』(歴史読本1989年8月号)、『栗杖亭鬼卵と北河内』(まんだ27)、『賀川流産科と門真四番村』(まんだ35)、『薩摩外交と坂本龍馬』(まんだ59号)、その他

              ****************************               

・・・XIII、ボケ老人のタワ言・・・

金正恩暗殺露払日本  (令和2、1、26)

1、マティス国防長官がハメネイ暗殺のアイディアを出したがトランプが拒否
2、国防長官代行パトリック・シャナハンは、ハメネイ暗殺はリスクが大きいが「試し斬りに金正恩ならリスクは韓国と日本に及ぶだけなので、ひとまず「金正恩暗殺の選択が無難」と提案。日本大迷惑
3、金正恩暗殺に協力を求められた安倍総理は「前提条件無しで北朝鮮を訪問してよい」と前のめり
4、暗殺リスクに過敏な外務省等は反対し、お断りの使者・菅官房長官が→5月9日~12日異例の訪米
 (赤い王様を露出させる為、安心感演出舞台の設営と出演お断りの伝達が目的の訪米)
5、六月20日ハメネイ暗殺のUAV無人・空中監視プラットホームRQ・4Aパルホークはイラン領内で撃墜
6、三日後の6月23日、国防長官代行シャナハンは辞任
7、無防備なイラク領内だったので、令和2年1月3日、少将・革命防衛隊ソレイマニ司令官の殺害には成効。

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◎アジアの安定、欧州の不安定     (令和5、11、13)

 これからの世界情勢は「アジアが安定、欧州は不安定」の時代を迎える。アジアが平和で北米やヨーロッパが戦乱・混乱の時代に入る。過去の罪悪・未精算の罪悪を
重く抱えているのは、アジアでは無く、西欧先進国です。この政治的借金は未返済です。

 欧州の先進国は、植民地支配で残してきた未解決課題の解決を次々に迫られるシーズンを迎えている。米国も奴隷制・人種差別の課題解決だけに留まらない。国家形成の途上での通過儀礼の洗礼をすっとばしてきたので、それを埋め立てねばならない。
 アフリカ諸国での部族間対立、難民の輩出圧力。ヨーロッパ諸国の旧・植民地対応や、西欧・東欧間の対立とユダヤ人差別問題。等々は根本的な解決を見ていないので、これから問題も続々と噴出してくる。
 欧州先進国は、アフリカの旧植民地諸国への「
借り」を踏み倒し済の感覚で涼しい顔をしておれなくなる時代に入った。でもね、自分の尻は自分で拭く以外にないのだよ。
 パリッとしたスーツを着込んだ紳士のつもりですか。でもね、そのスーツにはウンコがいっぱいこびりついていて、汚くて、臭いですね。遠くアジアから鼻を詰まんで、ニタニタ笑いながら見物させてもらいますわいな。

◎ベクトル正反対     (令和5、11、13)

  ◎分裂理解&分裂対応    (令和5、7、8)    

 
プラグマチズム国家米国では、省庁間で正反対
政策ベクトルを指向する特徴がある。各々の省庁では組織目的・存在目的達成の為に、近視眼的に視野の狭い最も有効な組織目的を追求・貫徹しているので、そうならざるを得ない宿命にある。プラグマチズムの欠陥の典型例だ。
 安全保障担当省庁と経済担当の省庁が、正反対の政策ベクトルを指向しても不自然では無い。米国の対中政策ではそれが顕在化する。

 この記事の直近の実例が、中国を孤立化させる「デ・カップリング政策」
へのイエレン財務長官による反対論だ。
 対中「デ・カップリング政策」も、対露「経済制裁」も失敗している現況を真正面に捉えているのが、イエレン女史だ。


ソフトバンクは冥加金を払え    (令和5、6、3)
    
 冥加金は国土の利用料なり。ソフトバンクが税負担を拒否しても、冥加金を支払う義務がある。
 租は固定制だ。収益の多寡とは無関係である。
 財務官僚よ、「冥加金」の賦課理論を構築せよ。
 
(令和3、9、11付「ボケ老人のタワ言」より転載)「租と税は別だ」。

 日本でビジネスする情報技術関連の世界的大企業は全て公租を負担すべし。租税は熟語だ。租と税は別個に概念規定されねばならない。
 GAFAの利益は国民国家に捕捉されないよう巧みに負担回避をし、大問題になっているが、これに対しては公租概念で賦課回避を阻止せねばならない。利益に対する税では無く、現代の
冥加金・国民国家を利用させて頂く利用権、としての公租を賦課すべきだ。社会の共同経費の負担という意味では租も税も同じ効果・働きだが、負担根拠は大きく異なる。
 租は田租という。律令制国家では土地は全て公有地で、全ての口分田に賦課され稲で徴収された。朝廷の所有地が人民に貸し与えられ、その地代を納めるという制度だ。私有地から取る税では無い。中国の班田制度をモデルにしている。
 律令国家での地代の現代版が「
国土利用料」としての公租だ。GAFAは日本国家の諸々の装置や機能を利用して収益をあげている訳で、タダではすまない、有料制だ。

 大化の改新で採用された制度「班田収授法による公地公民」とは「
公有地と人民」という意味だ。満6歳の良民男子に2段(女子以下省略)の口分田・公地が貸し与えられたが、死ねば次の班年に収公(太政官が回収)された。要するに公有地という原則だ。 
 江戸時代の冥加金は権力者支配の恩恵に対し賦課せられたものだが、租とは相同概念である。名称は違っても機能的には同じ。現代の暴力団が徴収するショバ代は闇の冥加金だ。 
 他方、税は私有物に賦課される。極めて資本主義的な概念で商品の生産流通過程で発生する利潤に賦課される。利潤は可変的なものだが、公租は利潤が無くても負担義務を負う。
 他方、公の利用料は利益現象の如何に無関係だ。収益が無くとも支払い義務がある。現代の事業所税の課税論拠でもある。
 律令国家での庸(労役の徴収)の伝統は近代迄続いてきた。徴兵制がそうだ。ビジネス収益への税の賦課とは異なり、徴兵基準を満たす人間に賦課される。つまり、収益への税の徴収以外にも国家から人格に賦課される負担の伝統文化があるのだ。GAFA法人格に対し、公租賦課がなされて何の違和感も無い。歴史・伝統文化に根ざした賦課である。 
 律令国家での調(みつぎ)の伝統文化は、近代でも「軍馬」や「軍用犬」の徴用に残っていたと言える。否、現代でも国家の非常事態では人民の所有物を強制的に供出させる様に法律を制定させる動きがある。   (註)元来、「調」は地方の「特産物」が対象であった。

◎内戦不足の米国   (令和5、9、23)

 
歴史の欠損、系統発生の不足・欠如を、内戦・内乱の不足と言い換えよう。内戦不足の国は治安が悪く、社会が不安定で混乱が激しい。他方、内乱・内戦経験を多く持つ国の治安は良く、社会が安定しており、混乱が少ない。
 日本史のケースでは内戦・内乱だらけの歴史である。その過程で国家・民族の均質化、統一化が進み、アイデンティティが形成された。
 縄文文化から弥生文化への移行、天孫降臨神話、神武の東征、地方豪族が大和朝廷に服属する物語、大化の改新、皇位継承をめぐる皇族間の殺し合い、蝦夷や熊襲の征服、源平の抗争、南北朝の対立、応仁の乱、戦国時代、戊辰戦争・明治維新等々。このような内乱・内戦を通じて日本のアイデンティティは仕上がっていった。

 しかし、宗教難民が建国した米国は、新世界で新たなエルサレムを目指して以来、系統発生過程をすっ飛ばして、歴史を省略・欠損したまま幼形成熟した感がある。つまり、南北戦争だけでは内乱・内戦が不足しているのだ。
 かくて今の米国では大急ぎで
内乱蓄積を重ねるべく、あせっているが如き状況下にある。近い将来、「自由主義と民主主義の分裂」による内戦の危機を予告する論拠はそのような歴史観が根底にある。



◎ウクライナ紛争とは    (令和5、8、23)

 ソ連からの分離・独立の
初期トラブルの解消過程でもある。ミンスク合意の破約過程になっている。
歴史の長い独立・主権国家への侵略、という様な典型的侵略の事例と同一視してはならない、

◎昔覆面、今マスク  令和2、8、12)

 コロナ後も日本女性はマスクを離さないでしょう。女性は顔を隠したいのです。これは江戸時代からの伝統文化でもある。
 コロナ流行でのマスク着用では日米文化が正反対だ。米国ではマスク着用に反対のデモで、リーダーが拳銃を腰にぶら下げて熱弁を振るっている。米国人は自己主張が強烈だから、自分の顔を覆うのに抵抗が強い。
 しかし、日本では真逆である。自己主張よりも個性を隠す文化が根強い。コロナ流行以前でも花粉症等を言い立ててマスク姿が多かった。
 
 京都府八幡市島田家文書(80)『天保十二年、丑年御触書留』市教委所蔵(註)には、「十一月廿四日、宇治御役所」からの文言には、頭巾で面躰を隠すな、を強調し頻出させている。今日のコロナ流行ではマスクで面躰を隠す風俗ではあるが、特に、女性の場合は覆面と言っても過言ではないケースも多く、昔も今も日本人の個性は変わっていない。

(註)島田家文書、抜粋
「近来、面躰を隠し候頭巾を拵、道中ニてかふり候もの数多有之、奉行所より尋候もの紛敷候」、「近頃又々面躰を隠し異風の頭巾を」、「面躰を隠し候頭巾をかふり歩行候もの」、「面躰を隠し往来いたし」等々、
頻出

 つまり、米国では「面躰を露出強調」する文化で、日本では「面躰を隠す」文化と正反対。日本女性はイスラム女性に似ています。 


◎お歯黒ヒジャブ     (令和4、11、21)

 お歯黒とヒジャブ(ヘジャブ)は同じ構造の文化だと言いたい。
風俗強制だ。
 お歯黒は鉄を酢酸で溶かし、タンニンで非水溶性にし、黒変させる。東南アジアの女性の地位が低い地域から大昔に伝播したと推定している。
 日本で女性に普及し始めた平安時代では17~8歳、室町時代では13~4歳、政略結婚で
女子の資源価値が高くなった戦国時代では8歳位、「二夫にまみえず」の近世では既婚婦人を証する習慣になった。
 江戸時代は、お歯黒の黒色は美しいと強弁されてきたが、俺はこれを信じない。女性を拘束する体制文化を強引に押しつけただけだ。つまり文明開化で白が美しいと価値観が一変したのは、
時代拘束解除で、本音が弾け出たのだ。
 イランでのデモ騒ぎや、アフガンでのタリバンの圧政は、女性の地位を低くしておかないと維持出来ない様な
経済力の後進性が社会の底に固く存在しているのが原因です。
 昭和初期の日本でも凶作に苦しんだ東北の農民は、娘を売春婦とし売りとばしていた。つまり、女性の地位は低かった。

◎プラグマチズム    (令和5、6、20)

 プラグマチズム哲学は、元々は多元主義で唯一絶対の真理を否定していたはずだ。人間は誤りを犯す存在なので、試行錯誤が得意なプラグマチズムは実践的に優れていた。しかし、米国では哲学の系統発生が浅く、その弱点を反省しないままプラグマチズム手法が岩盤化した。なので成功体験に拘り、失敗を繰り返している。例えば、日本占領の成功体験があるのでアフガン占領もうまくいくと考えたが、大失敗した。

◎米中軍事紛争の被害者日本   (令和5、6、23)

 台湾有事は絶無。でも、尖閣有事が百%だ。戦場は日本列島と中国大陸だ。人民解放軍の兵士を買収して尖閣にちょっかいを出させ、日米安保条約・
第5条発動を法的根拠にして中国大陸を空爆する手法だ。
 日本自衛隊は米軍の指揮下で一心同体の「補完作戦行動」なので、中国側の日本列島攻撃目標有先順位は①霞が関・官庁街(中枢管理機能集積地)②原発③各地の行政機関、だろうね。アメリカ本土は全く無傷という仕掛けになっている。
 米国の国務長官が中国を訪問したのがこの判断の根拠だ。実戦を覚悟していなければ、中国へ出向く必要無し。
 米国の国家目標は、インディアンを追い払い→メキシコからテキサスやカリフオルニアを奪い→ハワイを征服→フイリッピンのスペインを追い払い→日本も征服し隷属させたものの、未だに最終目標の中国大陸を征服していない。この国家課題を達成する迄は、止まらないのが米国だ。
 
 大東亜戦争に勝利した米国としては、アジアは「
米国の縄張り」と言うのが米国の本音だ。共産主義者がベトナムに乗り込むのはけしからん、と感情的になってベトナムに枯れ葉剤まで撒き散らした残忍な米国だ。最終目的地中国大陸へは、未だに辿り着けていない。「これを忘れてなるものか」(バイデン)。


◎コロナ発生源は米国   (2021年、令和3、6、21)

 真実は新型コロナが米国で数年前から大量発生していたのをCDCが見誤った。数年に亘り、インフルエンザ様疾患(influenza-like illness)だと間違った広報をCDCは続けていた。
 一昨年(令和元年)来、日本
外務省のHP・渡航先の危険情報では、米国でのインフルエンザ大量発生に注目し警鐘を鳴らしていた。「インフルエンザ大流行の米国への渡航はヤバイぞ」と。
 2020年2月19日現在、米国での新型コロナは僅かに15人だった。しかしその直前2月14日の記者会見で「新型コロナの検査対象を大幅に見直す」と言うCDCの態度変更があった。かくて検査やり直しの結果、驚くべし、covid19は唐突に激増し数万人へ突入した。
 筒井富美医師のH・Pでは検査やり直しでコロナ激増の可能性を強調。これ真実・正解でした。

  令和3年4月5日の朝日デジタルには、3月27日には米国でコロナ感染者数が10万人を突破、4月1日には20万人を突破、4月4日には感染者が30万人を超えたと言う、見積もり(estimates)だ(米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター)。

 
かくも世界中に大迷惑をかけたのを隠蔽し、盗人猛々しい振る舞いで世界を欺く恥知らずが米国の正体だ。トランプは「中国ウイルス」と懸命にデマ宣伝につとめた。WHOの調査で発生源の真実がバレたらヤバイので慌ててWHOから脱退した。 
 昨年、日本の国立感染症研究所が日本での最新流行のコロナの遺伝子研究で、中国武漢型とは違う欧州タイプ
流行が実態という発表をし、世界中を驚かせた。日本発のこのニュースに米国CDCは腰を抜かさんばかりに驚いた。でも、日本の国立感染症研究所(旧・軍医学校の後身)は、直接にはコロナ発生の米国起源説を言明してはいない。また米国の隠蔽工作も厳重だ。
 つまり、米国での検体再調査情報が国家機密になっていて、米国の協力が得られていない。臭い物への蓋は連邦政府が密封した。しかし、ハワイから帰国した和歌山の医師のコロナ遺伝子タイプは中国武漢型とは違っていた。


◎コロナ米国起源の根拠 (令和2、10、21、補正)
  
 トランプはNAID(国立アレルギー感染症研究所)所長フアウチをクビに出来ない。もしクビにすればコロナ発生の
米国起源が暴露されてしまう。

 ☆☆でもね、米国には良いところもある。このコロナ発生起源事実は、後年、米国議会によって真相解明されるだろう。期待している☆☆

 ①2020年2月25日、CDCが新型コロナウイルスが大量に全米を猛襲していると発表。
 ②2020年2月にCDCが検査やり直しの直後に感染者が急増→実はインフルでなくコロナでした。
        数年以前から
全米を猛襲していたインフルエンザは実は新型コロナでした。
        検査方法に失敗があり、コロナをインフルエンザと見誤っていました。
     ロバート・レッドフイールド
所長がクビになり、新所長はブレンダ・フィッツジェラルド女史。
 ③CDCの検査失敗は国立感染症研究所々長フアウチが議会で証言済。
                         
2020年3月12日下院公聴会
 ④昨年の検体からもコロナウイルスを検出(CDCのHP)
          欧州でも昨年の検体からコロナウイルスを検出。
 ⑤一昨2018年のインフルエンザ死亡数が6万人以上(CDC情報は非コロナという認識でした)
      昨2019年のインフルエンザ死亡数が約8万人(Japan Medical) 
 ⑥CDCのHPでは2020年のインフルエンザ罹患者数を3千9百万人~5千5百万人と推定。
     通院で1千8百万人~2千6百万人と推定。    入院で40万人~73万人と推定。
       このHPを閲覧した時点でのインフルエンザ死亡推定数では2万4千人~6万3千人。
 ⑦ジョンズ・ホプキンス大集計コロナ死亡者数推計では、既に20万人に達した(2020年9月下旬)。 
 ⑧米国起源を隠蔽の為、WHOに難癖をつけて
脱退。バレないように調査を拒否
※ 
筒井富美医師が、CDCの検査やり直しで、コロナ感染者激増の可能性を指摘済
※ 日本国立感染症研究所も武漢ウイルスは初期に終息、現況は欧州由来ウイルスと発表。
※ 米国CDCが検体を国家機密に指定。日本国立感染症研に供与していない実情が暴露。