大野正義・論考集   

 ≪最後っ屁≫ (老遍路の悪口雑言)

◎斎藤知事の苦労     (令和6、11、20)

 老遍路は斎藤知事を支持する。マスコミの負けです。正義がSNSに負けた、という奴は物事を正視出来ない愚者だ。正義は斎藤知事側にあるのだ。
 市教委に居た俺、上司とは衝突ばかりしていた。人口急増時代で庶務課庶務係長時代は学校分離の計画立案から、新設校の備品購入など、多忙だった。オールプレハブでの新設校立ち上げでは、新聞の府下版で叩かれた。この頃は市職員労働組合結成の
地下工作に必死だった。地上に姿を浮上させてからは、事務屋の上司と衝突したが、元党員の俺の敵ではなかった。

 学校教育課・学事係長に移動されてからは、上司全員が教師で、同僚係長は教頭直前の奴で、課長は校長直前の奴だ。教育長も次長も教師上がりだ。此奴等とは屡々反抗的喧嘩を繰り返した。「越境入学は止めましょう」という教育行政の幹部でいながら、吾が娘を越境させている様な二重人格者だったり、学校への出入り業者に出資している輩も居たね。部長級・教育次長には露骨に嫌みの毒矢を放ったものだ。
 とにかく腹が立った。係長の俺が課長の机の上でアルミ製の灰皿を叩きつけながら「お前はとっとと学校現場に帰れ」と、上司の課長に対してどなり散らしていた。教育長から注意されても、屁のカッパだった。かくて、次の人事異動では市長部局へ戻されたが、降格では無く「出世打ち」で、保険課の課長代理であった。 
 
 今、その頃を思い出し乍ら斎藤知事の心中を推し量っている。部下幹部職員の頭を叩きのめしたくなる気持ちが理解出来るのだ。

◎左派にサラバ
    (令和6、11、20)

 
俺が門真市教育委員会事務局庶務係長時代に、地下に潜って工作し、職員の労働組合を結成したのが、現役時代最高の作品で、思い出深い。職員親睦会の「真友会」を潰すことから始め、苦労が多かった。しかし、組合の主導権・書紀長の席は立命の後輩に渡したね。その後輩が民青であることも承知していた。その頃の俺は地方行政に興味津々、共産党はとっくの昔に卒業していた。組合運動は業界新聞で経験済み。むしろ「新しい事をしたい」という気分であった。

◎イデオロギーと戦争   (令和6、11、20)

 イデオロギーは
狂気の船に乗っかっている。
 現代はイデオロギー国家やイデオロギー勢力は戦争して普及に努めるが、非イデオロギー国家や勢力は戦争に熱心ではない。
 つまり、今の北朝鮮と中国は非イデオロギー国家だから「戦争を選択しない」と言うのが俺の見識だ。ウクライナ紛争は兄弟喧嘩・内戦だよ。金日成時代の北朝鮮はイデオロギー国家だったので南に攻め込んだが、今の北朝鮮・金王朝は社会主義国家では無い。中国も社会主義国家ではない。
 金王朝は非イデオロギー国家で、後進国だから、閉じ籠もり国家を目指すだろう。太平洋戦争後の米国は自由主義イデオロギーの国家だったのでベトナムやイラクなどで戦争をやりまくった。今の地球でイデオロギー国家や勢力が残存しているのはアラブの圏域に多く、ここは危ない地域だ。

◎北朝鮮は戦中の日本    (令和6、11、20)

 約90年前、戦時中の日本と今の北朝鮮は
そっくり同じである。権力構造が同じである。軍国主義日本では軍部が権力を握っていた。権力の源泉は天皇制利用にあった。天皇制の神格化と金王朝の神格化は相同・同型である。
 金正恩は戦中日本の天皇と同じような位置にある。それをふりかざして軍部が権力を握っていた構造が今の北朝鮮の権力構造だ。戦中日本軍部の絶大な独裁権力は、天皇制無くしては存在出来なかった。同様に金正恩の王朝も、王権の単独支配では無く、北朝鮮軍部の独裁力に全面依存したものだ。
 北朝鮮は閉じ籠もり国家・自閉症国家になって欲しい。米国による北爆の危険も薄らぎつつあり日本の国益にも叶う。北朝鮮はイデオロギー国家ではない。

 (註)
 イデオロギーには狂気が潜む。とにかく危ない存在で戦争を求めて止まない。
旧いイデオロギー国家・勢力は、①共産圏②アラブ圏・諸勢力③自由主義・米国、等々であったが、③の米国はトランプ新大統領によって卒業宣言へ。①はとっくの昔に崩壊。②にだけ、狂気の船に乗かった危ない連中が残存している(ISなど)。

◎日銀の金利引き上げ    (令和6、11、1)

 米・ドルと大喧嘩しているという現状認識をもつべし。大喧嘩だから勝たねばならない。手段など選ぶな。FRBを痛い目に会せねばならない。軍事力を頼りに無節操にドルを過剰に印刷しまくった米国の苦しみは
自業自得だ。米国は池に落ちた犬だよ、石を投げつけるにふさわしい。
 日本の長期金利が遠方まで低位であっても、それを無視して金利を上げよ。日本のエコノミスト達の最もらしい常識的な意見は全て無視せよ。日銀は経済や金利の
常識論を無視せよ。大喧嘩では別の論理が働くのだ。日銀は金利を上げろ

◎露・北、軍事同盟    (令和6、11、1)

 ロシアと北朝鮮は事実上の軍事同盟を宣言したに等しい。「ロシアへの攻撃は北朝鮮への攻撃と同様にみなす」という報道も出てきた。
 ロシアにとっては中国睨みの視点もあるので、受益は大きい。北のICBMはロシアからの技術援助だ。これで米国の北爆脅しも不可能になった。

 
☆ノンバンク効果
 

 露・北同盟(事実上の)にはノンバンク的な効果が期待出来る。日本のバルブ期に、大手銀行は行儀の悪い融資行動を直接には手を染めずに、系列のノンバンクに実行させていた。北朝鮮はロシアにとって使い易い子分的な存在になる。北朝鮮の存在価値はそこにこそある。巨大・中国ではそのような訳にいかない。

◎三分割の被害は国民と維新    (令和6、10、30)
 

 政界が激動し、右派・中道・左派に大きく3分割されたら、最大の被害者は公明・維新・国民の三党である。
 公明は何とか中道に入れる。社公民時代の歴史を持っているからね。しかし、国民は西尾末広的カラーを引きづっているので居場所が無い。左派を敵視するだけが存在理由だったので居場所が無い。維新は地方公務員労組を退治して市民が溜飲を下げただけの党派だから、政策の党としての個性も独自性も無い。
 小さくとも共産党・社民党は左派としての系統発生をしっかりと辿って来たので、指定席の居場所がある。

 
保守大合同で右から左までを無理矢理詰め込んだ今の自民党は、二つに分裂しなかったのがむしろ不自然であった。与党内所属として受益にありつけた魅力は大きい。なので分裂回避が長かった。従って今の自民党が分裂しても、分裂は自然な分裂で、全くおかしくはない。むしろ、遅すぎた分裂である。
 日本では中道政党の歴史は不十分であった。大きな左右勢力の対立という二極対立の歴史しかなかった。しかし、今ようやく右派・中道・左派と、欧州大陸の政治勢力の形に近付いてきた。

◎玉木は未熟    (令和6、10、30)

  石破は玉木を軽くあしらいつつ、少し遠くに視線を巡らせている。

◎国賊アベ退治成功   (令和6、10、29)

 国賊安倍派退治が過日選挙の目的だった。
目的は達成したので大成功。共産や立憲が汗を流したおこぼれを頂戴したのが国民だ。流れの途中で国民にとどまったのだ。しかし、玉木が汗を流さなかった咎めは必ずやってくる。4倍増だと浮かれている玉木よ、お前の力量で稼いだと勘違いするなよ。勘違いしているところはお前がガキ(未熟)の証拠だ。
 石破さんよ、大連立こそが正解、最終解ですぞ。
 とにかく今回の選挙結果に、「老遍路の余は満足じゃ」。今から一人で酒を汲むぞ。

◎大阪の自営業者     (令和6、10、28)

 大阪に多い自営業者はいつも金繰りに精神を消耗させられている。自民党に投票復帰しようとしていたが、裏金問題には腹を立てた。俺も裏金問題を軽く見ていた。今の日本、僅かなお金に困っている人々が意外に多く居たのだ。かくて、大阪では維新の党が選挙では生き延びた。
 貧乏人の味方・公明党は、貧乏人を「餌」で誘導する以外の智恵が無い。なのでジリ貧の坂下りが今後も続く。エリート(地方公務員など)を基盤にした共産党もジリ貧の坂下りでは公明党と同じ。

敗軍の将なればこそ    (令和6、10、24)

 石破総理の活躍舞台は選挙で敗軍の将になって以降に発生する。敗軍の将は
金鵄勲章に等しい。直ちに解散総選挙にでた作戦は正解だった。安倍派追い落しが総裁選挙の主題だ。安倍派など自民党代議士の落選が多く、過半数割れすれば、石破総理の作戦勝利だ。
 石破総理よ、「直ちに中道連合」に動け。野田や小沢に働きかけよ。公明や国民は餌をやらなくてもくっついてくる。自民党で敗軍の将のクビを取りに来る奴はゼロだ。理由は簡単、過半数割れの自民党党首では総理になれないからだ。安倍派が自民党から分裂して外に出るのは大歓迎だ。また、立憲民主党単独での政権担当能力は無い。維新の党はその内に空中分解するだろう。ジリ貧共産党は、是々非々になる。自民党への批判勢力だけでは、パンチ力に欠ける。元来、中道政党の公明党は社公民時代を思い起こせ。

 
◎江戸の仇を長崎で     (令和6、10、17)

 ソ連に勝つたはずだ。マルクスは死んだはずだ。なのに欧州先進国での激しい労働運動が治まらない。何たるバランス失調だ。
  
 予てから、西欧の右派・支配者達(資本家・経営者等)は労働者達の激しい運動に悩み、手を焼いてきた。マルクス主義は死滅していなかったのだ。ソ連が崩壊したので、これで悩み事(激しい労働運動)は解消するだろうと楽観していたら、そうならなかった。「マルクスの亡霊が徘徊している」と、犯人捜しをしてみたが見当たらない。どうしても犯人が必要だ。かくて旧ソ連のロシアが再び犯人らしい、諸悪の根源は西欧とは異質のロシアしか考えられない、という経過だったらしい。
 個人も国家も常に目前に敵の存が必要だ。欧州(英・仏・独・伊など)秩序維持の為、ロシアを欧州の敵に据え付けねば、欧州の自己形成が出来ないのだ。
 国内労働運動に負けたが、ロシアを叩くことで勝利感を味わいたい。欧州アイデンティティ維持の為、ウクライナは復讐戦の舞台にされてしまった。

(註)日本の労働運動では、御用組合化が極端で、
飼い慣らされている(副作用;低賃金→不景気)。かくて賃上げは政府主導で、組合主導ではない。

◎良識バネ    (令和6、9、28)

 
自民党にも良識バネがあった。
 第一次安倍内閣選びでは、自民党内に「おふざけ」的雰囲気での
からかい、の雰囲気があり、「やれるものならやって見なはれ」と許りに、いちびりの安倍を総理にした。しかし、安倍は右翼路線を一目散に走り始めた。これを苦々しく思った自民党員は多かった。今回の石破総理はその揺り戻しだ。謂わば「良識バネ」が作用したのだ。自民党政治は正道に戻る。なので、将来展望としては石破政権は長期政権になる。
 大連立で自・立・公が望ましい。でも、公明党の存在価値はかなり低くなる。立憲民主党単独では政権運営能力に欠ける。小沢さんが大連立に動くだろう。政治に無知な凡暗評論家が「短期政権」と評しているが、悔し紛れの捨て台詞だ。石破政権は
安倍路線潰しの長期政権になるだろう。

◎半島での2国家共存    (令和6、9、27)

 赤い王様が閉じ籠もるのは大歓迎。北朝鮮の鎖国主義を大歓迎する。
 北爆というコトバがリアルであった頃は、金正恩も頭痛がしただろう。しかし、今や北爆なるコトバはリアルで無くなっている。なので金正恩も南北統一目標を転換したのだ。旧西独指導者から教訓を学び取っている節がある。二国家分裂の先輩から勉強したのだろう。
 赤い王様が支配している国が日本人を拉致したのはけしからん行為だ。しかし、
ならず者国家という視点では、米国のように前科十数犯のなず者・前科者国家よりはいくらか罪が軽い。でもね、このように危ない北朝鮮が南進武力統一を放棄したのは、日本の国益にプラスだよ。省見て日本は前科者犯罪国家米国の属国として、米国に前進基地を提供しているのだから、赤い王様にとっては脅威ではないか。エゴ視点に妄執せず、相手側の視点をも配意せよ。

 金正恩が南北統一目標の
国家意志を転換し、朝鮮半島での二国家共存を認めたのは、極東の平和と日本の国益に大きくプラスする。
 韓国は既に小型の帝国主義国であり、赤い王様の国の数倍の国力がある。北の軍事力で南北統一など全く不可能なのを金正恩は知っている。
 金正恩はカダフイーのように米国に騙されて嬲り殺しにならないことしか考えていない。
 韓国は文化攻勢などで揺さぶりをかけ、北の自然崩壊を待ち、北を吸収合併する方針だろう。北は
美味しいフロンティアだ。
 米国は、数万の兵士を韓国に置いているが、これは冷戦時代の発想の産物で、トランプはその時代遅れを批判している。むしろ、南北紛争のトラブルで米軍兵士からの戦死者発生を嫌がっている。
 金正恩は韓国を軍事征服し、占領支配出来るなどとは思っていない。そのような発想のイデオロギーは既に破綻済みだ。祖父・金日成時代の昔々のイデオロギーはソ連崩壊で雲散霧消済みだ。なので金正恩の二国家共存方針は、極東の平和と日本の国益にプラスになる。ところが、在韓米軍の縮小や撤退には、中国包囲網形成に熱心な日本の
貧乏神・好戦的将軍達は反対である。終戦直後にアチソン国務長官が誤ったメッセージを金日成に発した事例が先例だという。

◎一次方程式頭脳      (令和6、9、24)

 対中包囲網強化の為、印度を味方にしたいという妄想に囚われている西欧や日本外務省の浅はかな
単細胞人間を「一次方程式人間」という。
 確かに今の中国は新・帝国主義国のレッテルを貼られるにふさわしい。でも、中国と対立する印度を味方にしたいという発想は、余りにも思慮が浅い。
印度の国家意志は、深層のオペレーション・システムによって作動している、と言う理解を欠いている。ところが、日本外務省外交官のように、一次方程式頭脳の学校秀才では、表層部位のOSにしか着眼出来ない。印度の深層部位の文化を理解するには、一次方程式頭脳では到底不可能である。


◎人民解放軍の2分割を    (令和6、9、1)

・、習近平は人民解放軍の腐敗に手を焼いているが、イランの革命防衛隊を見習って、軍を2分割し、上級軍と下級軍に二分すべきだ。
・、戦場に出ていない軍人に出世のチャンスは無い。かくて「抜け駆け」で功名手柄を誇示する欲望が抑えられない(他国への領空侵犯等)。
・、下級軍を内閣支配の国軍にしてはならない。欧米軍を真似てはならない。
・、下級軍ではボリシェビッキの手法を真似て、コミッサール(政治委員)を置き、監査委員・汚職摘発委員を配置しても良い。

・、習近平の奥の手は「台湾の独立承認」である。この
秘術は早い目に切った方が効果的だよ。旧西独の指導者を見習え。
・、中国の不動産不況を言い立てている連中は中国の地方統治制度(人治)を理解していない。
 

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    I、四国遍路特集
                           
体制離脱の研究 (平成29、12、7、改訂)

  
深層部位への刺激
 
 歩き遍路は深層部の系統発生情報を刺激する。原生種への刺激効果であり、生命記憶刺激、と言い換えても良い。深く沈殿した大過去の情報部位を刺激し呼び起こす。
 歩き遍路の効用はある種の野生回帰効果で、表層部位の歪曲修正効果にある。復原効果とも言える。人間性のゆがみが修正されるのだ。
 個体発生した人間個人には系統発生過程の全情報が蓄積している。しかし歴史が遠く古くなればその痕跡さえ認められない程、深く沈殿している。ところが、歩き遍路を続けると徐々に深層部分が刺激されるのだ。深く沈殿していた大過去に刺激が届き、それが跳ね返って表層部へのフイードバック刺激となる。但し、刺激効果はすぐに消滅する。遍路から帰り日常生活に戻ると急速に消えてしまう。明晰に言語表現するのは困難だ。
 
 穀物の品種改良がたとえ話になる。美味しくて甘く収量の多い品種だが、病虫害や寒さに弱い穀物の場合、その品種改良にはその穀物の原初の野生種を取り入れ交配することで成功するケースがある。この事例と相似の効果が出てくるのが歩き遍路の効果と言えよう。
 肉体を極限まで痛めつける宗教者の荒修行体験での超常現象も、系統発生蓄積の深層部刺激に伴うものだ。

 
[ セイフティネット ]

 「人さまの情けにすがって生きる」このような風俗はごく日常的で、戦後の大阪の貧乏長屋で私自身が何度も経験している。戸口に立って「御報謝を」と言う門付けさんに対し、母に命ぜられて猪口一杯の米を与えることが多かったが、かなりの頻度で「お断り」と言い渡したことをも思い出す。下から張り巡らせた「庶民文化」としての「施し慣習」のセイフティネットは戦後も健在であった。
 江戸時代のお上のセイフティネットには被災者への「お救い小屋」や旅人の「往来手形」等の制度がある。往来手形の良き慣習とは「行旅病人及行旅死亡人への救護制度(村の責任)」である。この制度はやがて明治32年に「行旅病人及行旅死亡人取扱法」として法律化される。

 
☆漁師町・赤碕の文化☆

 平成22年の大晦日から23年元旦の積雪で国道9号線の車の渋滞騒ぎで報道のあった鳥取県の赤碕(合併で琴浦町)には、四国のお接待文化と同じものがありました。
 赤崎で育った亡妻の従妹から電話で聞いたのですが、有線放送でトイレ利用等救助・支援について、沿線住民への協力要請があるなど大騒ぎで、役場職員の又いとこの男性は31日夜中に出動命令があり、帰宅したのは3日でした。土地の漁師さんは「昔から難破船等漂流者救助への伝統が根強い漁師町・赤碕」とのことでしたが、難渋した旅人をお接待する四国の文化と同じものを感じました。
 このような文化はこの直後に発生した東北大震災への全国各地からの救援活動と相同である。

[ 四国とは ]
 「近場と僻地」この二つの概念は本来的には相反するものである。しかし、四国ではこの両概念が矛盾なく共存している。四国は九州・中国・近畿という扇状広域圏のお隣さんであり、この広域圏の「扇の要」に位置している。この地理的長所は四国のアイデンティティの存立基盤、下部構造となっており、「癒し機能」の最適環境であり、「癒しのアミューズメント」が可能な圏域として他に抜きん出ている。

  
II、坂本龍馬特集  (平成13、3、1)

  1. 薩長同盟の根拠とされる『桂小五郎の書留』(龍馬が裏書)の再検討を通じ、第二次長州征伐の段階では、未だ同盟関係に至っていないことを明らかにする。
  2. 薩摩外交においては、長州カードの利用価値への着眼は秀逸であった。まず薩摩藩のダミー組織として亀山社中を組織した。そこに失業者の龍馬らを工作員に採用し、長州カードを有効に利用した。
  3. 大政奉還を実行した将軍慶喜に対し、激怒した幕臣が強烈な怒りのメッセージを慶喜に発信した。その手法が龍馬の暗殺であった。超一流の人物(慶喜)を直接攻撃出来無いので二流の人物(龍馬)を攻撃する古典的な手法であった。 (平成13.5.)
[幕府密偵の報告書----写真史料]

 薩摩外交と坂本龍馬』を収載している『まんだ』誌59号(平成8年11月30日発行)の口絵には、龍馬を追跡していた幕府密偵報告書二点の鮮明な写真解読文と共に掲載されている。
 この史料は、平成12年11月15日午後9時15分NHKテレビ「その時歴史が動いた・・・坂本龍馬暗殺事件」でも放映紹介されている。しかし、新発見史料として初めて新聞報道されたのは、平成元年5月12日付、朝日新聞、大阪本社発行(13版27面)です。
 
 III、楠葉の再々開発
 
 ◎淀川を渡る新鉄軌道を  (令和元年5月22日補正)
 
 
 ☆京阪に殴り込め
 
  経営下手な京阪電鉄の縄張りに殴り込みをかけろ。淀川に鉄橋新設だ。
 
1、京阪樟葉駅~阪急上牧駅
2、阪急上牧駅~京阪牧野駅
3,JR新駅~京阪牧野駅or樟葉駅
 
今、JRと高槻市との間で「高槻~島本」間に新駅を検討中だという。それと連動してもよい。
経営主体は阪急かJRだろう。京阪電鉄は消極的でダメ会社です。中之島線を延長させるようなヘマな会社です。有利子負担が重いようです。京阪TAXIなど、子会社を片っ端から売却しています。
 その昔、奈良電(私の学生時代はこの旧称。現;近鉄京都線)と合併話があり、京阪はそれを断っています。私が京阪電鉄をバカ呼ばわりする最大の理由です。二流のエリート集団はこの程度の馬鹿揃いです。
 
 さて、駅近くに良質な元気老人対象の借家マンションを大量に建てるのがコツです。自治体の外郭団体が経営するサービス付き、高付加価値の借家が望ましい。
 昔、ケアハウスB型という自炊型の老人施設がありましたが、それの中・高級クラスの貸しマンションです。分譲マンションは、とっくの昔に時代遅れの古いビジネスモデルです。これで市民税の増収と人工減少に歯止めをかけるのです。なのでヘルスセンター的な施設も必要です。婆さん専用のダンスホール等々です。駅のコンコースで乗降客に見られるようにガラス張りで設計しましょう。
 人口が増えれば商業施設は後を追いかけるでしょう。人口増が先件です。
 
 自治体からの視点では、喰うか喰われるか、自治体間での近隣窮乏化戦争を仕掛ける戦争です。近隣自治体の優良老人をかき集める作戦に勝ち抜くのです。「税収と人口増」が狙いです。
 今時の自治体で「若い新婚夫婦」を誘致したいという発想をする自治体職員はバカの見本です。非現実的な誇大妄想です。本音は近隣窮乏化政策です。狙いは退職サラリーマン層です。税収と人口増が狙いです。
 
 早い話、先に殴り込みをかけた方が勝ちです。阪急上牧駅の付近は大変貌を遂げるでしょうな。但し、京阪と接続するからこそカケ算的な効果が出るのです。  
  
IV、西国33カ所徒歩巡礼特集
 
 クイズです ①お接待 ②善根宿 ③行き倒れた巡礼者の墓、
四国遍路以外でもこれらは全て存在した。YESかNOか?
 答えはYESです。これらは「六十六部」と呼ばれた人々(ほとんどがホームレスの巡礼渡世者)が多いですが、西国33観音巡礼者「おせたはん」にもホームレスの巡礼渡世者がいたようです。
 大阪弁で「せ(背)たらう」とは荷物を担ぐ行為です。大阪弁の「・・・はん」とは、標準語では「・・・さん」という意味です。「おせたはん」には、この「重荷せたらい説」と、お接待さん→お接待はん、と訛った説もあります。「笈(おい)」のことを「セタ」とも言うので「おセタはん」になった、という説もあります。
 コースの内、部分的に重複している熊野古道のガイドブックをも紹介しました。 
(平成18.1.19、補正)
 
V、「お上」権力とは   (平成25.11.24、補正)
 
 過去の日本国民は「お上」に所有された存在でした。持ち主が自由に処分可能な資源として消耗した赤紙徴兵の歴史がそれを証明している。戦後の憲法では「人民主権」に移行したはずだが、現状は中途半端だ。
  「お上」には無限支配の権能があるが、それには不可分一体の無限責任を伴っている。言い換えれば「支配者責任」ともいえる。これと西欧的な有限責任・有限支配、言い換えれば「自己責任」の社会との違いを論じたい。
 「お上権力」(所有者の立場)のもとでは被所有者(被支配者・国民)は「他律人間」にとどまる。被所有者(被支配者・国民)は「包括的・無限支配」を受けるが、現今の権力者側は「包括的・無限責任」の重荷にあえいでいる。
 一方、自律人間によって公共権力を形成している欧米の場合は合意形成された特定の約定事項についてのみ支配され、権力者側には有限責任しか求められない。政府規模も小さな政府が可能である。 (平成22年7月1日、補正)

 お上権力の判り易い形は「郵便貯金制度」であった。しかし米国は大蔵官僚や背後の政治家の濫用という弱点を攻め立て、手先の竹中や小泉によって潰させた。しかし、トドメは刺されていない。米国は日本の最も良き部分、強さの急所・秘所を完全には潰していない。日本国の債務がいくら膨らんでもお上権力は潰れないシステムであったが、米国はその足許を攻撃した。
 財政投融資も制度の欠陥というより運用の欠陥なのだが、制度としてはうまく出来ていても、政治家がひん曲げ過ぎたね。
 
VI、こんな商品開発を   (令和元年5月1日初

◎単一機能・低性能半導体を    (令和5、3、29)

 
貧乏老人用携帯電話を開発して欲しい。
 昔の
黒電話の機能さえ有ればそれで良い。そのため、単一利用目的の安上がりの特種設計半導体で、コストを低くして欲しい。
 複雑で高度な質の半導体とは全く
逆の発想をせよ。汎用性など糞喰らえ、電話の完成品はペンシル型だろうね。国内通話限定で結構。
 留守電とか、ややこしい機能は全て拒否。欲張らない。


◎四国への投資を      (令和元年5月22日補正)
   
ものから心へ、コト消費時代へ
 
  「ものから心へ」のコトバは私が企画室参事(課長級)時代に、昭和50年・門真市長の市政方針演説のメインテーマにしました。結果、庁内の諸先輩・部長・教育長や市会議員のうるさ型連中から批判を浴びせられたコトバでもあります。しかし、職員組合に大鉈を振るった一方では、市立図書館を新設させましたよ。守口市もやっていない「中学校の給食」も継続しましたよ。貧乏財政でもね。
 
 それは人事院勧告・定期昇給ストップ等の荒治療をした財政再建委員会事務局長時代の事でした。 当時の自治省財政局長松浦氏が朝日に1面で褒めてくれた記事が残っています。松浦氏はそれ以前、北九州市の助役時代に大鉈を振るった人でした。
 係長時代に職員組合が無かった門真市に組合作りの中心になった私としては、心が乱れましたね。市職組から名指しで非難されましたよ。

 さて、今や心の時代です。四国霊場88カ所巡拝を世界の若者達の「通過儀礼」にしたいのだ。これは四国の再建にもなる。四国を征服しませんか?資本の投下は安上がりですよ。台湾など外資に期待しています。心の時代の投資分野です。村上フアンドやホリエモンが人生最後の真剣勝負をしてくれないかな。

 四国はコト消費のフロンティアです。今の時代にこの日本にフロンティアなどあるはずがない、と思っているのでしょう。それは「心の時代」を理解出来ていないからです。5G電波の時代だからこそ、その逆を狙うのです。
 
 バーチャル過剰社会は必ず反動修正の時期が来ます。今、物造り日本は自信を失っていますが、情緒や心の時代がやって来ますよ。日本が最も得意とする分野で、世界の先頭に立てるでしょう。コト消費の時代到来です。

  (注) 5G電波が雪や雨による乱反射や、人体及び建物が障害物になるという初歩的な知識に無知な連中、特に株屋のアナリストにはあきれている。
 一昔以前、PHSが普及した頃、公衆電BOXのうえにアンテナをキメ細かく設置した先行がNTTのプラス面であるが、5G電波は直進性と短距離性の欠点があり、降雨の際には自動運転など無理である。但し、高速路の壁にキメ細かくアンテナを配置し受信する場所、病院等では有線・光ケーブルで受信するような面倒な仕儀になるだろう。5Gに浮かれるなかれ。

 横道にそれてしまいました。

 若者のコト消費、ようするに、四国を世界中の若者達の通過儀礼の場実現がその第一歩です。
 (注) 八栗寺には真言宗の座禅ともいうべき「阿字観道場」の建物だけがあり、ご位牌の収納庫化している様子です。(本格的体験は高野山に行きましょう)

 具体的には四国霊場88カ所のルートに格安で1泊2千円程度のカプセルホテルの連鎖網を敷設するのです。金持ちの大人を狙って大金を儲けるのはその次の段階です。まずは量の実現です。世界中から若者が来れば、下地が出来上がりです。  
 量は質を決定します。1泊5百円か千円程度の「鍵付き巣箱タイプ」も欲しいね。

 カプセルBOXで格安の宿泊費を実現せよ、という提言の真意は、農業における土壌改良に似ています。四国制覇の基礎工事、土地改良工事です。お化粧でのフアンデーションに相当します世界中の若者をあふれさせるのです。お金持ちの大人はその後で考えましょう。

 今、世界ではイスラムの伸張現象を「貧しさ」にのみ原因があるかのように説明されているが、それのみではありません。世界の若者の情熱を掻き立てる「宗教」が求められているのです。私が若い頃情熱を燃やしたのはマルクス主義という
ある種の信仰でした。私を導いてくれた諸先輩は山村工作隊の残党連中でした。これら諸先輩を供養する歩き遍路はまだまだ続けたい決意です。そして、四国の何処かで行き倒れたいのが希望です。

 日本は物作りでは敗北しましたが、多くの文化遺産があります。5Gで自動運転の時代だからこそ、敢えて「ものから心へ」のビジネスチャンスなのです。貧乏な若者にあふれた四国には世界中から中年の金持ち大人もやって来るでしょう。

 関西の私鉄、阪急や近鉄が着眼してくれれば手取り早いのですが、彼らはへっぴり腰でです。四国の琴電買収は安上がりなんですがね。デイズニーランドのようなコト消費施設では資本投下が何ケタも大きくなり過ぎます。
 まず手始めに香川県だけでもかまいません。歩き遍路13回の私が無料で知恵を貸しますよ。
 
VII、キリスト教不振の理由
 
 もし、フランシスコ会が最初に日本に布教に来て、庶民層に重点を置き「医療や教育」面で熱心であったら、そして、天下統一のパワー・ゲームに影響を及ぼさなかったら、日本におけるキリスト教布教史は大いに違っていたであろう、というのが私の愚痴です。
 次にイエズス会批判です。パワー・ゲームに介入し、天下統一阻害要因・抵抗勢力として「殉教」を招いた責任はイエズス会にも大きくあり、その後遺症に三百年近くも苦しんだ。
(平成16、2、7増補) 
 
VIII、『新聞報道要約』 (高齢による身辺整理で原史料や研究経過のまとめは全て処分済) 
 
 私が発見した歴史史料等の要約で.新聞報道(記事中に大野正義あり)されたものばかりです。
 
◎明智小五郎誕生の家 ◎坂本龍馬への密偵が報告書 ◎尊円親王の手本 ◎賀川家史料 ◎幣原喜重郎父の手紙 ◎天保山砲台の設計図 ◎西田家史料 ◎田坂直次郎『務書』 ◎野口家史料 ◎栗杖亭鬼卵墓 ◎吉良上野介の手紙 ◎菊亭晴季画像 ◎崇源院・秀忠正室の消息 ◎有馬ジュスタ墓 ◎常高院木像 ◎京極マリア供養の墨書、その他。
 
IX、私家版
 
◎ 『大坂町奉行與力史料圖録』
   在庫 ゼロ
 
   大野正義(編)   A4版・変形324頁、 写真395点、上製本
 (門真市大西家旧蔵、京都市武藤家現蔵、田坂家早川家文書)
 明治維新期の史料の空白を埋めるもので、新発見の史料の数々を影印と釈文とで紹介。
(参考)
 1、オックスフオード大学ボドリアン図書館収蔵
 2、ベルリン国立図書館収蔵
 3、この外、日本の国公私立大学研究機関等、計39館収蔵(CINII、BOOK、大野正義 参照)
 4、日本の府県立図書館収蔵はカウントせず
 5、日本の末端自治体立図書館はカウントせず                            
 
◎ 『亜墨理駕船渡来日記 荒井本』  在庫ゼロ
        (大野正義 編集) B5判、262頁、影印、上製本
(参考)
  1、オックスフオード大学ボドリアン図書館収蔵
  2、この外、日本の国公私立大学研究機関を含め、60館収蔵(CINII、BOOK、大野正義 参照)
  3、日本の府県立図書館、40府県で収蔵(カーリル参照)
  4、日本の末端自治体立の図書館はカウントせず
 
◎ 『絵本榎並八箇洪水記』  在庫ゼロ
      大阪府立中之島図書館所蔵   著者 小橋屋宇兵衛
          (大野正義 編集) B5判、235頁、影印、上製本
(参考)
    1、日本の国公私立大学研究機関を含め、36館収蔵(CINII、大野正義 参照)
    2、大阪府下の自治体立図書館では、ほぼ全館で収蔵
 
X、吉田茂批判

 敗戦、本領安堵、対米臣従

XI、本領安堵論、外 

◎トランプ時代とは
 毒を以て毒を制する時代
 (平成31、7,8 補正)

◎トランプの魅力  (令和2、11、15 補正)
 
 素人衆が政治を動かす面白味を知った。

 前例がある。日本でのノック大阪府知事当選や青島が都知事に当選した前例がある。青島は売名の冷やかし立候補のはずだったが、都知事にほんまに当選した前例がある。トランプも売名冷やかし立候補したらほんまに当選したので、多くの学者や評論家達が腰を抜かした。後、都知事に当選した小池知事のケースや、自民党総裁選挙で党員票獲得で石破が一位の実績を残した事例も「素人衆が政治を動かす面白味を知った」現象で説明出来る。
 全米の最左派の連中も「毒を以て毒を制する」方針が正鵠を射ていた実感をかみしめている。
 
 横山ノックが知事に当選し、既成政党の共産党はノックをバカにしたが、バカなのは共産党の方であった。庶民大衆の政治感覚は大きく変化済だったが、政治のプロはその受信能力に欠けていた。

◎MMT理論はFRB廃止論になる (令和2、1、8)

 今話題のMMT理論が学会主流から冷たくみられる最大の理由は「FRB廃止論」と見なされているからである。ディープ・ステートの心臓部にメスを入れるに等しいからである。

 この理論は日本での成功例を引き合いにだしている。これは日銀が米国のFRBとは似て非なるものという実態を間接的に証明しているようなものだ。政府紙幣をほぼ無制限・無秩序に発行しているに等しい日本の現状を見抜いているからだ。外国人による
国債攻撃は無効だね。

XII、奇説・異説

◎前方後円墳の意味
                    (平成2年、仏教大学博物館学芸員の単位履修レポートからの抜粋)

 前方後円墳は「四神相応の蔵風得水型地形をミニチュア復原」したもの。道教文化の輸入ではあるが、単純な輸入文化ではなく、設計のコンセプトには日本独自の発想がある。

考古学においては墓制の変遷に限らず、全ての面で「漸進的変化の法則」とでも言うべき公理を大前提に理論構築されることが多い。例えば先行形態から中間形態、そして移行形態と言う順序で推論する事例が多く、俗耳に馴染み易い。しかし、これには大いに疑問がある。
 古墳が先行の墓制に直接の系譜を辿れなくても何ら不思議ではない。外来思想・道教の文化を輸入したものだからだ。但し、輸入文化は単純なコピーではなく、独特な日本流儀に変形・加工するという「日本流」が古墳造形のコンセプトの中にも濃縮されている。

 前方後円墳は庭園史の最初の頁を飾るべきものです。「前方後円墳は四神相応の蔵風得水型地形をミニチュア復原した」というのが私の見解です。
 山懐に抱かれた母性的自然は幼児安息の世界であり、休息感漂う桃源郷でもある。外形が母の子宮に相似しているのは偶然ではない。

 前方後円墳というミニチュア国家には家屋も人民も埴輪で再現されている。前方後円墳こそ代償風景の典型例である
 魏の建国者・曹操が五斗米道の宗教王国(陜西の南部)を215年に攻撃し、大量の亡命者を出している。卑弥呼の「鬼道」は五斗米道と呼ばれた道教の一種で、日本に漂着した彼等亡命者が持ち込んだものだ。この道教文化が前方後円墳の設計思想の基本になっている。

     *****************************     

 [大野正義、略歴]

[住 所] 〒573-1128   枚方市樋之上町 9-2-1102
[第一の人生] (未熟な青春) 中学卒業後、某業界紙発送部(定時制高校卒)
                  立命館大学一部文学部哲学専攻卒(昭38、3)
 産業新聞社・亀尾芳雄社長に感謝。青木宏;長谷川慶太郎;林哲男、北原道彦、等々諸兄に感謝。大親分、内田譲吉先生に感謝

[第二の人生](家族を扶養) 門真市企画室長・自治推進部長・市民部長・市史編纂室長等歴任
[第三の人生](徒歩・漂泊) 定年後、西国33観音、奥の細道(月山は未了)、東海道、中山道、各回及び2回目の途中、四国遍路13回。26聖人・長崎への道、回。伊勢街道、伊勢別街道、初瀬街道、各1回。伊勢本街道、3回。熊野古道、回。いずれも徒歩。
 ヒラ職員時代から何故か「吊し上げられ要員」。大店法(事前商調協)では民商の事務所2階に呼び出され、等々、定年退職は俺にとっては「奴隷解放」だった。15歳の中卒後からの働き続けにうんざりだったね。働かなくても年金が貰えるなんて天国だよ。但し、「放浪」が俺の道楽で、その費用は株売買で捻出したよ。株の手解きをして頂いた正躰軍平さん(昔;証券新報社社長)に感謝。北浜の衰弱と共に「証券新報社」も無くなりましたね。

[趣 味] 放浪と水泳。力を抜いて水に浮び、ゆっくり長く約2kmを泳ぐ。
[特 技] 肥汲み技術(バキューム車のホース操作作業)。市役所での最初の4年間はババ屋。組の怖いお兄さん相手の仕事でした。市役所が業務委託する以前から自由営業していた某組に市条例のアミをかぶせる仕事を新米職員にやらせるひどい職場でした。
 戦略は ➀直営くみ取り現業部門の立ち上げ ②委託料の値上げ(市民負担の増大)。しかし共産党の猛反対もあって、初の深夜議会になってしまった。経営難業界紙での組合活動経験が役立ちましたね。
 共産党の強硬な反対で3月の深夜議会では、庁舎暖房用のボイラ(炉筒煙管式)の運転は、1級ボイラ技士の私が運転していましたね。
 平職員なので現業部門の立ち上げには苦労した。先頭に立ち肥汲をしたのが懐かしい。

 
[著書・編書等]

1、『亜墨理駕船渡来日記 荒井本』 (私家版) 在庫なし
       著者 小人目付 (幕府下級役人)  
2、『絵本榎並八箇洪水記』  (私家版)  在庫なし
            大阪府立中之島図書館所蔵   著者 小橋屋宇兵衛
3、『これがほんまの四国遍路』  講談社現代新書(\735円) 絶 版
4、『大坂町奉行與力史料図録』(私家版) 在庫なし。 
5、その他
 『江戸川乱歩と守口門真』(ぎようせい発行『ふるさと文学館・第32巻・大阪1』収載)、『常高院と京極の女達』(共著、後瀬書房発行)、『三宝寺と常高寺』(名古屋キリシタン文化研究会会報23)、『大坂町奉行与力西田家文書等について』(大塩研究29)、『常高院宛の手紙』(郵政考古紀要5)、『常高院の知行のゆくえ』(前掲誌6)、『幣原喜重郎と平和外交』(大阪春秋68)、『大坂町奉行与力』(歴史読本、昭和63年6月号)、『龍馬を尾ける幕府スパイ網』(歴史読本1989年8月号)、『栗杖亭鬼卵と北河内』(まんだ27)、『賀川流産科と門真四番村』(まんだ35)、『薩摩外交と坂本龍馬』(まんだ59号)、その他

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・・・XIII、ボケ老人のタワ言・・・

金正恩暗殺露払日本  (令和2、1、26)

1、マティス国防長官がハメネイ暗殺のアイディアを出したがトランプが拒否
2、国防長官代行パトリック・シャナハンは、ハメネイ暗殺はリスクが大きいが「試し斬りに金正恩ならリスクは韓国と日本に及ぶだけなので、ひとまず「金正恩暗殺の選択が無難」と提案。日本大迷惑
3、金正恩暗殺に協力を求められた安倍総理は「前提条件無しで北朝鮮を訪問してよい」と前のめり
4、暗殺リスクに過敏な外務省等は反対し、お断りの使者・菅官房長官が→5月9日~12日異例の訪米
 (赤い王様を露出させる為、安心感演出舞台の設営と出演お断りの伝達が目的の訪米)
5、六月20日ハメネイ暗殺のUAV無人・空中監視プラットホームRQ・4Aパルホークはイラン領内で撃墜
6、三日後の6月23日、国防長官代行シャナハンは辞任
7、無防備なイラク領内だったので、令和2年1月3日、少将・革命防衛隊ソレイマニ司令官の殺害には成効。

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◎多元世界・多元秩序     (令和6、7、24)

 
今、仏・独などの選挙で話題になる極右台頭のニュース。その論評が極・お粗末。各々の地域での深層部位のOS(オペレーション・システム)が個性的に作動し、表層部位での認識が困難になった。単純バカの二元論で、右翼・左翼・中道に区分けするだけでは知的怠慢だ。深層部位に沈んでいたOSが作動、本音を出し始めたのだ。昔々の冷戦時代での二元論でしか論考出来無い論者は脳味噌を入れ替えろ。
 冷戦期・二元論は自由主義対共産主義という観念論でもあった。それは空中遊泳的なイデオロギー論争の時代でもあった。しかし、今は諸民族のOSが本格作動を開始し、多元的な文明圏の輪郭が姿を浮かび上がらせつつある。アラブ圏、ペルシャ(イラン)、印度(セイロン、東西パキスタンを含む)、トルコ(オスマントルコ帝国の伝統、チュルク諸国機構)、中国大陸(旧シルク・ロード、一帯一路)、ロシア等々だ。
 各々、生存権・存在圏確立圏域の自己主張が濃厚になり、多元的な世界秩序の時代に向かいつつある。自由主義対独裁主義という類いの二元論的劣等知性では、新秩序世界の輪郭が把握出来ない。発展途上国はもとより、米国もフランスも深層部位OS(国家存立の基礎原理としてのOS)、このオペレーション・システムが本格作動し始めたので表層部位のソフトが攪乱している。仏・米の大統領選挙の意味を
深層理解出来ていない。

 遠い昔、スカルノやネルー、周恩来がリーダーであった頃の第三世界は、冷戦期・二元論の世界秩序の枠組みであった。単一の作動原理で把握できたが、今の印度・中国・インドネシアの
文明土(OS) は個別の原理が作動している。
 
◎ビジネスモデルの崩壊     (令和6、4、1)

 低賃金・劣悪労働でも雇用が可能だった時代は過去のことだ。このようなビジネスモデルは完全に破綻している。この事態を理解出来ない奴等のセリフは「
人手不足」だ。人間を消耗資材に貶めた連中の手法が、いつ迄も通用すると思い込んで入るウスノロ共は破産宣告でもしやがれ。「結婚し、貧乏労働者を大量生産せよ」と指図されて、それに従う奴隷が無限に居るとでも信じ込んでいる連中は、倒産・破産の渦にもまれてあの世に行きさらせ。つまり、自分で自分の首を吊すべき者共のセリフが「人手不足」だ。
 特に土建屋と荷主共よ、諦めて倒産を覚悟せよ。下請けいじめがいつまでも罷り通ると思い込んでいた大企業よ、潰れてしまえ。


◎逃散    (令和6、3、3)
 
 
 歴史は繰り返した。過酷な収奪に耐えかねた人民は逃散した。今の時代でも逃散が発生した。
 建設業での曾孫請受けとか、零細運送業者の買い叩きをビジネスモデルにしたいた業界が完全に行き詰まってしまった。
 大企業で官製賃上げしても、現代の逃散現象に歯止めは掛からない。つまり、自壊あるのみ。
 「
少子化対策」など、打つ手が有るかのように錯覚している支配者達よ、笑止千万なり。もう、遅いわいな。
 バカは死ななきゃ治らない。 


◎昔覆面、今マスク  令和2、8、12)

 コロナ後も日本女性はマスクを離さないでしょう。女性は顔を隠したいのです。これは江戸時代からの伝統文化でもある。
 コロナ流行でのマスク着用では日米文化が正反対だ。米国ではマスク着用に反対のデモで、リーダーが拳銃を腰にぶら下げて熱弁を振るっている。米国人は自己主張が強烈だから、自分の顔を覆うのに抵抗が強い。
 しかし、日本では真逆である。自己主張よりも個性を隠す文化が根強い。コロナ流行以前でも花粉症等を言い立ててマスク姿が多かった。
 
 京都府八幡市島田家文書(80)『天保十二年、丑年御触書留』市教委所蔵(註)には、「十一月廿四日、宇治御役所」からの文言には、頭巾で面躰を隠すな、を強調し頻出させている。今日のコロナ流行ではマスクで面躰を隠す風俗ではあるが、特に、女性の場合は覆面と言っても過言ではないケースも多く、昔も今も日本人の個性は変わっていない。

(註)島田家文書、抜粋
「近来、面躰を隠し候頭巾を拵、道中ニてかふり候もの数多有之、奉行所より尋候もの紛敷候」、「近頃又々面躰を隠し異風の頭巾を」、「面躰を隠し候頭巾をかふり歩行候もの」、「面躰を隠し往来いたし」等々、
頻出

 つまり、米国では「面躰を露出強調」する文化で、日本では「面躰を隠す」文化と正反対。日本女性はイスラム女性に似ています。 


◎お歯黒ヒジャブ     (令和4、11、21)

 お歯黒とヒジャブ(ヘジャブ)は同じ構造の文化だと言いたい。
風俗強制だ。
 お歯黒は鉄を酢酸で溶かし、タンニンで非水溶性にし、黒変させる。東南アジアの女性の地位が低い地域から大昔に伝播したと推定している。
 日本で女性に普及し始めた平安時代では17~8歳、室町時代では13~4歳、政略結婚で
女子の資源価値が高くなった戦国時代では8歳位、「二夫にまみえず」の近世では既婚婦人を証する習慣になった。
 江戸時代は、お歯黒の黒色は美しいと強弁されてきたが、俺はこれを信じない。女性を拘束する体制文化を強引に押しつけただけだ。つまり文明開化で白が美しいと価値観が一変したのは、
時代拘束解除で、本音が弾け出たのだ。
 イランでのデモ騒ぎや、アフガンでのタリバンの圧政は、女性の地位を低くしておかないと維持出来ない様な
経済力の後進性が社会の底に固く存在しているのが原因です。
 昭和初期の日本でも凶作に苦しんだ東北の農民は、娘を売春婦とし売りとばしていた。つまり、女性の地位は低かった。

◎家が買えない     (令和6、9、24)

 日本文化では、ご主人の勤務先が大企業かどうかが社会的地位を決める。
米国文化では住宅の豪華さが社会的地位を決める。なので家を買うことが出来無い米国人は劣等感に苦しむ。今、米国人はインフレの為に家が買えないと言う。これらの人々はトランプに投票するだろう。

◎コロナ発生源は米国   (2021年、令和3、6、21)

 真実は新型コロナが米国で数年前から大量発生していたのをCDCが見誤った。数年に亘り、インフルエンザ様疾患(influenza-like illness)だと間違った広報をCDCは続けていた。
 一昨年(令和元年)来、日本
外務省のHP・渡航先の危険情報では、米国でのインフルエンザ大量発生に注目し警鐘を鳴らしていた。「インフルエンザ大流行の米国への渡航はヤバイぞ」と。
 2020年2月19日現在、米国での新型コロナは僅かに15人だった。しかしその直前2月14日の記者会見で「新型コロナの検査対象を大幅に見直す」と言うCDCの態度変更があった。かくて検査やり直しの結果、驚くべし、covid19は唐突に激増し数万人へ突入した。
 筒井富美医師のH・Pでは検査やり直しでコロナ激増の可能性を強調。これ真実・正解でした。

  令和3年4月5日の朝日デジタルには、3月27日には米国でコロナ感染者数が10万人を突破、4月1日には20万人を突破、4月4日には感染者が30万人を超えたと言う、見積もり(estimates)だ(米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター)。

 
かくも世界中に大迷惑をかけたのを隠蔽し、盗人猛々しい振る舞いで世界を欺く恥知らずが米国の正体だ。トランプは「中国ウイルス」と懸命にデマ宣伝につとめた。WHOの調査で発生源の真実がバレたらヤバイので慌ててWHOから脱退した。 
 昨年、日本の国立感染症研究所が日本での最新流行のコロナの遺伝子研究で、中国武漢型とは違う欧州タイプ
流行が実態という発表をし、世界中を驚かせた。日本発のこのニュースに米国CDCは腰を抜かさんばかりに驚いた。でも、日本の国立感染症研究所(旧・軍医学校の後身)は、直接にはコロナ発生の米国起源説を言明してはいない。また米国の隠蔽工作も厳重だ。
 つまり、米国での検体再調査情報が国家機密になっていて、米国の協力が得られていない。臭い物への蓋は連邦政府が密封した。しかし、ハワイから帰国した和歌山の医師のコロナ遺伝子タイプは中国武漢型とは違っていた。


◎コロナ米国起源の根拠 (令和2、10、21、補正)
  
 トランプはNAID(国立アレルギー感染症研究所)所長フアウチをクビに出来ない。もしクビにすればコロナ発生の
米国起源が暴露されてしまう。

 ☆☆でもね、米国には良いところもある。このコロナ発生起源事実は、後年、米国議会によって真相解明されるだろう。期待している☆☆

 ①2020年2月25日、CDCが新型コロナウイルスが大量に全米を猛襲していると発表。
 ②2020年2月にCDCが検査やり直しの直後に感染者が急増→実はインフルでなくコロナでした。
        数年以前から
全米を猛襲していたインフルエンザは実は新型コロナでした。
        検査方法に失敗があり、コロナをインフルエンザと見誤っていました。
     ロバート・レッドフイールド
所長がクビになり、新所長はブレンダ・フィッツジェラルド女史。
 ③CDCの検査失敗は国立感染症研究所々長フアウチが議会で証言済。
                         
2020年3月12日下院公聴会
 ④昨年の検体からもコロナウイルスを検出(CDCのHP)
          欧州でも昨年の検体からコロナウイルスを検出。
 ⑤一昨2018年のインフルエンザ死亡数が6万人以上(CDC情報は非コロナという認識でした)
      昨2019年のインフルエンザ死亡数が約8万人(Japan Medical) 
 ⑥CDCのHPでは2020年のインフルエンザ罹患者数を3千9百万人~5千5百万人と推定。
     通院で1千8百万人~2千6百万人と推定。    入院で40万人~73万人と推定。
       このHPを閲覧した時点でのインフルエンザ死亡推定数では2万4千人~6万3千人。
 ⑦ジョンズ・ホプキンス大集計コロナ死亡者数推計では、既に20万人に達した(2020年9月下旬)。 
 ⑧米国起源を隠蔽の為、WHOに難癖をつけて
脱退。バレないように調査を拒否
※ 
筒井富美医師が、CDCの検査やり直しで、コロナ感染者激増の可能性を指摘済
※ 日本国立感染症研究所も武漢ウイルスは初期に終息、現況は欧州由来ウイルスと発表。
※ 米国CDCが検体を国家機密に指定。日本国立感染症研に供与していない実情が暴露。