大野正義・論考集   

 ≪最後っ屁≫ (老遍路の悪口雑言)

◎高関税は正解    (令和7、3、19)

 トランプの高関税政策は正解だ。近隣窮乏化政策だ。米国民の利益になる。
 米国は世界貿易の中で最終消費者の巨象だ。巨大な米国市場が最終位置に大口を開け控えていたので、世界各国は生産に励んで来られた。「米国にインフレを招く」と言う類いの論評は、不勉強の極み、学者失格だよ。世界各国は貧乏せよ。苦しめ、苦しめ。俺も更なる貧乏に苦しむ覚悟だよ。

◎悪人と善人    (令和7、3、14)

 この世は悪人と善人が争ってるのでは無い。悪人と悪人とが争っているのだ。中露が善で米英が悪という価値観では無い。俺自身も悪人の一人だ。しかし、どちらの悪人が先に滅ぶべきかの順位はある。それだけだ。米英イスラエルが先に滅ぶべし、と言うのが俺の好みだ。これで、この地球はかなり住み心地がよくなる。

◎英仏とドイツが分裂     (令和7、3、3)

 ゼレンスキーは唯のコメディアンだった。ド素人がまるで英雄気取りでトランプ相手に演じたが、お笑い草だ。当事者能力ゼロを世界中に周知させた。
 戦争には金がいる。兵士へ給料を支払っているのが米国だ、という現実を無視するド素人が英雄気分でウクライナ大統領に居座り続けている。
 英仏とドイツの分裂が表面化した。非大陸・英国は政治的にも地理的にもヨーロッパとは言い難いが、無責任夥しい国家だ。ウクライナ支援では、ろくに武器も送らず戦後になって、戦後処理の場で欧州大陸への発言権確保の為に、英国軍を送るなどと言い出す卑しくて、紳士とは真逆の政治乞食の奴等だ。政治的
残飯を漁りにくる賤しい乞食だ。
 英仏とウクライナで停戦案を出す、と言う記事は何たる下手クソ。「
英仏とドイツが分裂」と言う記事だろうに。ドイツが一歩引いているのは正しい判断だ。

 欧州はユーゴ紛争の時も欧州の独自軍が無く、米軍に頼った。英仏は口先だけの卑怯者・弱虫国家だ。強国ドイツは営仏とは一線を画す良識が有る。

◎庶民側の返事    (令和7、2、28)

 労働者を虐めつくして大企業は生き残ってきた。是に対する庶民の答が「出生率の低下・
人口減」だ。大企業が儲ければその恩恵が貧乏人にも「したたり落ちてくる」などとほざいた御用学者もいましたがね。日本はもうダメです、処置無しです。被支配者・貧乏人に対抗手段は有りません。全て封じ込められました。
子孫を残すに残せないきびしい現実ですから、自閉症の部屋に閉じ籠もり、孤独死する以外の選択肢は有りません。少し元気な兄ちゃんなら、刃物を振り回して、無差別傷害・殺人事件を起こしていますね。「もう、どうにでもなれ」、やけくそ気分ですね。

◎潰れてしまえ   (令和7、2、27)
 

 株価でよく話題になるPBR(純資産倍率)がある。超大企業なのに倍率が1倍割れが問題になっている。原因は供給過剰現象から来ている。鉄鋼業等が典型だ。倍率1とは解散価値に等しく、厳密に言えばいつ潰れてもおかしくない指標なのだ。株屋は「有良企業が安い」と宣伝するが、チキンレースで脱落会社が出てくれば残る会社が助かるので、
我慢比べの指標だとは言わない。
 チキンレース中の会社間では、屡々吸収合併的買収の話しが出てくる。しかし、弱い方の経営者のくせにプライドだけは高いので、話が頓挫する(日産自)。
 このような経営者が既に実行しているのが、労働者いじめである。派遣社員を増やすとか、裁量労働制の対象業務を拡大する事には熱心だ。勤務と勤務との間のインターバル制度にも無関心だ。同業各社間の相互協力で「設備を縮小し合えば」等の発想は根底的に
不可能だ。なので「さっさと先に潰れてしまえ」が結論だ。とにかく、当面は「リストラしか智恵がございませんのよ」(社長)。

◎米国民を尊敬する   (令和7、2、27)
 
 トランプの様な奇人・変人を大統領に選ぶ米国民を心から尊敬する。米国の活力の凄さは
多様性を認め合っているからだろう。羨ましくてたまらんよ。東大卒の視野の狭い連中が幅を効かす日本とは大違いでは無いか。
 日本はかくも活力の有る米国と戦争して負けたのは当然だ。でもね、俺は弱肉強食の厳しい米国に住む気は全く無い。俺みたいな弱虫が住める国ではないね。
 また、米中が衝突しても米国の完勝だね。俺、日米安保条約破棄論者だったが、そろそろ鞍替え時かな?

◎中国の概念規定   (令和7、2、19)

 
中国とは何ぞや?という問いについての俺の概念規定は、「中国とは春節なり」、是が俺の答だ。でも、この答では理解困難だろう。「春節コミュニティ」と言い換えても良い。
 中国人のアイデンティティは「春節コミュニティ」という
同郷的小集団にある。彼等は日本に出稼ぎに来て、公営住宅で慎ましく暮らしていても、春節には大陸の郷里に帰省して、相互に存在確認し合い、自己を再確認する。古くからの歴史を持つ華僑文化も春節コミュニティが基本にある。
 中国の汚職文化はこの春節コミュニティの文化と密接不可分である。春節コミュニティの縁故者に便宜を図るの中国の慣習だ。なので習近平が幾ら頑張ってもこの春節コミュニティの文化が有る限り、汚職は撲滅出来ない。
 
 中国大陸にはエスニック・グループが幾つかは存在する。言語、文化などを共有する民族的な集団が複数ある。でも、今は一つの民族集団により単一の社会が構成され、それが国民国家として国際社会を構成する1単位になっているわけではない。しかし他方では、大陸内での絶対性・至高性は共産党が維持しているので、国家主権の概念を充足しており、国民国家として国際社会でも大きな地位を占めている。
 アラブ圏域などではよく見かける様に、特定のエスニックグループが国家権力を制度的に独占している事例が多いが、その国家権力にも正当性がある。なので共産党が国家権力を制度的に独占していても少数の特異な事例とは言えない。

 中国は既に無数に
分裂済の分裂割拠小集団だったので、再分裂はしないのだ。この春節コミュニティが最底辺の位置に根強く無数に存在する状況と、米国大陸・フロンティアでの住民結束とには、相同性が有る、というのが俺の主張だ。
 中国大陸での大昔からの王朝は交代しつつ今の共産党支配に至っているが、人民は習慣的に服従しており、最末端の春節コミュニティーは普遍的に永久連続している。
 中国大陸は寒冷気候から温帯まで余りにも広く、多様なエスニック集団も存在する。各地の住民にとってはこの大陸世界がイコ-ル世界そのものであった。この環境認識が世界認識でもあった。そこでは「同郷的・小集団の春節コミュニティ」を
底辺単位にして外環境(王朝や官僚・権力)に対処・対抗してきた歴史が古い。

◎米国と中国との相同性   (令和7、2、19)

 外形が似ている場合の相似性ではない。外形が大違いでも機能的には同じであるとい米中の
相同性を強調したい。米国のカウンティ(郡)は州と末端自治体との中間団体だが、州によって機構・中身が様々に異なっている。末端自治体に至っては更に多様で、自治体の名が体を現わしている。
 国土が広い中国の場合は王朝が中央集権的に見えるが、地方については「お前等が勝手にやれ」方式での、
人治主義を採用している。人治主義では地方官僚組織の形式が多様でも構わない、様式統一は無い。但しノルマがある。
 この中国式
人治方式と、米国の勝手気まま主義的・自由主義的地方制度が、相同であると言うのが、老遍路の見解だ。米中共に国土の広大性に原因が有りそうである。しかし、世界の国々で一番国土が広いのがロシアだ。ツアーやスターリン権力の説明にはなってもロシアに地方自治の多様性が有るのかどうか。
これを含めた理論構築に行き詰まって居る。共産党権力のもとなので、人治主義が共通点だというのかね。今後の課題ですわ。


◎敗北の実感   (令和7、2、19)

 
俺の思想が間違っていたと、つくづく実感させられた時があった。それはユーゴ紛争のときだった。ソ連が崩壊した際は、俺は自分のイデオロギーが間違っていたという認識は無かった。しかし、ユーゴ内戦の報道にはショックを受けた。社会主義国家には左右共に正解は無かったのだ。
 
 社会主義陣営の中では、左派がスターリンで独裁者とも呼ばれた。右派がユーゴのチトー大統領で、彼は国家権力を下部に極端に委譲していた。
 スターリンの独裁批判は世界中に過剰にあふれた。しかし、チトーへの政策批判は皆無だ。しかし、哲学・政策の誤り、
罪の重みは左右共に等しいではないか、という責め苦には参ってしまった。人間とは罪深く、奇怪で複雑な存在だとは、観念論的に知って居るつもりだったが、ショックが大きかった。社会主義イデオロギーは左右共に正解ではなかったのだ。ユーゴ内乱の不様な姿には大きなショックを受けた。二〇回大会でのフルシチョフの演説よりもショックが大きかった。
 もとより、強欲で弱肉強食的な資本主義イデオロギーが正解ではない。試行錯誤的に資本主義に修正を積み重ねて行く以外に方途が無さそう、というのかね。

◎暴力革命の進行    (令和7、2、13)

 暴力革命とは、鉄砲から弾丸が発射されるような暴力とは違っていた。トランプやイーロン・マスクの傍若無人な官僚クビ切り行動などが真相だった。

現代版・帰化人    (令和7、1、30)

    (古代史の権威・諸先生は「帰化人」の表現を排し、「渡来人」なる学術用語を使えと宣う)
 日本の古代史では中国大陸での権力闘争
敗者達が大量に日本列島に渡来・帰化している。この連中は日本文化に馴染み同化し、日本文化に大きな影響を及ぼし、日本文化の前進に貢献した。道教の一派・五斗米道の亡命先でしたね。前方後円墳は道教の影響を受けていると言うのが、俺の見解。
 この歴史が今日
繰り返されつつある。超高層マンションの買い手として、不動産市場を高値安定させている。古代史初期の帰化人はお金持ちで良質。古代史でも時代が下がる程、質は劣化。さてさて、今後どのような成り行きで歴史が繰り返されるのでしょうかね。
 日本史や日本文化に無理解なのが安倍元総理系の国会議員や右派の連中です(日本会議など)。
媚中のレッテルを貼り、得意顔の単細胞の馬鹿共です。俺は、お金持ちが日本に住み着くのは大歓迎。
(註)
「帰化人」とは日本文化に同化し日本人になった人。「渡来人」とは日本列島に渡って来た人。

◎デンボ    (令和7、1、30)

 人体内部に疾患があれば、それが原因で皮膚を破って
吹き出物が出てくる事例が多い。トランプ現象はその典型例だ。
世界の支配者・金融資本家(ユダヤ人?)やプラグマチスト達は、原因を外科手術的手法で除去したはずで、難問解消と信じ切っていた。社会主義イデオロギーを粉砕したつもりでいた。確かにイデオロギーなる
論理は粉砕されました。しかし、貧者達の感情は残っていたのです。ガンの転移に似てますかな。トランプの反乱は論理世界の現象ではなく感情世界の現象でした。自称リベラリスト達よ、感情の怒涛に押し流された御感想は如何がですか??。社会人入学・学部生の俺に「感情分析」の重要性を強調していた梅原猛助教授は既に鬼籍なんです。師をなくし、老遍路の俺は高齢性非力なのでよろよろしています。
(蛇足)
 吹き出物は大阪弁で
デンボと言う。戦後の栄養失調時代には、免疫力が弱い子供には鼻タレ小僧が多く、小僧の頭にはデンボ(吹出もの)が多かったね。
生駒山麓の石切神社が
デンボの神様でした。貧乏人の神様でもありましたね。

◎下部構造から反乱   (令和7、1、29)

 社会を大きく上部と下部に分別し、下部にうごめく人々を貧者(不法移民・ホームレス・右翼など)と呼ぼう。上部の構成員はリベラルと称されている。
 今、この下部からの反乱が流行しつつある。下部の貧者はマルクスが表言するような古典的プロレタリアートではない。
 国家権力のあり方として「自由民主主義」と「強権国家」に二分し、前者が善で後者が悪のレッテルが貼られているが、自由民主主義の別名は「弱肉強食主義」で先進国に多く、後発国を抑圧する口実が「強権国家」のレッテルである。
不法移民現象は下部構造からの地球規模での反乱現象でもある。
貧者相互には連帯や団結は皆無で、むしろ相互排除に固執するエゴイスト達です。

◎冷戦崩壊後期   (令和7、1、14)

☆☆前半期はソ連の崩壊。後半期は米国の崩壊


1、スターリン主義は崩壊したが強力な労働運動が欧州に残った。今もマルクスの
亡霊が、欧州で資本家達を悩ます。
2・、アラブ世界での
バース党復活第一歩はシリアで始まった(アラブ社会主義運動とは王様打倒主義)。王様連中は渋い顔だ。もともと石油の権利は、共同権利で日本の法律用語「入り会い権」のような権利だ。ラクダに乗って砂漠をウロウロしている連中全てに石油の権利がある(入り会い権は農耕社会日本の用語です)。   (枚方や交野でも財産区が多い。特別地方公共団体として、財産区議会も、財産区財産もありますよ。事務局は市役所にあります)。
3、中進国マレーシア等は欧米議会制度の直輸入でない
国体を模索中だ。中進国寸前の国も欧米制度の直輸入でない。ミャンマーも苦悩・模索中。
4、共産党支配の
新・帝国主義国家・中国は、アンチ米国として価値あり。米国の横暴にブレーキ効果が大きい。但し、台湾を放棄せよ。

近親憎悪    (令和7、1、14)

 
 中国と米国は双子のようによく似ている。近親憎悪だね。国土が広く、フロンティアに恵まれたせいらしい。分裂しそうでしないのだ。
 分断国家・米国と言う評価は、日米戦争開戦の直前に日本の高級参謀達が対米認識の基礎で、米国民の分裂を高く評価し過ぎて、大失敗した事例がある。
 同じ事例が中国です。省単位での分裂を予想する評論家達は、情報・知識の不足では無く、政治
センスの欠如に起因する。
 合衆国の分裂も中国の分裂も起こり得ない。両国は共に帝国主義国家で、左翼・左派は既に
壊滅済み。過激な破壊勢力右翼・右派が担当している。

◎崩落と破壊の時代     (令和7、1、10)

 資本主義とは人食い主義。人間摺り潰し主義、人間を消耗資材扱いする主義である。
 今の時代は、破壊の時代というよりも崩落の時代かもね。でもね、俺としては「破壊せよ、もっともっと徹底的に破壊せよ」と叫びたい。
 「健全な民主主義」なるものが、さも有るかの如く吹聴してきたペテン師共の論調も、手垢で汚れきった。理性を強調し、感情を貶めて「ポピュリズム」を非難するのが詐欺師達の特徴だ。「フエイク」のレッテルを貼り付けさえすれば、不勉強な自分がインテリになったかのように錯覚しているのが、能なし共のペテン師達だ。
 「論理分析よりも感情分析」の重要性を説き、「笑いの哲学」を説いていた助教授時代の梅原猛を回顧している。今の時代に求められているのは、理性では無く感情だ。穏健では無く、過激主義が求められている。トランプや欧州の右翼政治家達がその担い手・過激派だ。

◎革命の担い手   (令和7、1、8)

  米国で勃発した
変形革命事例の通り、革命の担い手は、レーニン主義者が想定するイメージとは大違いで、イメージ・チェンジが必要です。
 ①無秩序でエゴイスト、②人種差別主義者、移民への拒絶主義者、③無学・貧乏・粗野、等々に馴染む人々が革命の担い手でした。
 ④団結、秩序・統制・規律・前衛党の指導、等々とは無縁な人々、⑤保守的文化の人々、このような人々が革命の担い手です。

◎革命勃発    (令和6、12、28)

 革命というコトバは、多方面で軽々安易に使われているが、昔々、史的唯物論で使われていた革命、マルクスレーニン主義者が唱えていた革命が、変形を重ねて「
米国で勃発した」というトンデモ理論を敢えて強調したい。
 主役はトランプだ。彼のアジ演説に共感した、労働者が中心勢力だから「トランプ党による革命」、と名付けても良い。
 民主党が強く・多数派の州では治安悪化等を理由に共和党支持者達が大量に脱出を始めている。是即ちアメリカ分裂を視覚化している。新・南北戦争開始を嗅ぎとった合衆国抗争の先行現象だ。

 マルクス・レーニン主義者・史的唯物論者はせせら笑い、「革命とは無縁」と言うだろう。だが、この世界の真の支配者達(金輸資本家達)は、トランプを
死活の脅威と感じている。でも、彼等はトランプ登場を阻止出来なかった。妨害の為、これでもかと買収に莫大なお金を遣ったが死に金になった。

 とにかく大恐慌の発生が革命に
先行していない。しかも大恐慌はEU諸国や中国で先行し、やがて日本その他諸国に波及しそうだが、米国では軽くて準・恐慌だろう。米国のホームレスは悲惨だが、資本家は肥満しているものの傷んではいない。
 しかし、この革命はイタリア共産党グラムシの「構造改革論」の流れを汲む「
構造改革論・革命」だよ。こんな変形革命もあるんだよ。担い手も右翼だ。

 ☆アラブ世界の混迷
 
 後は野となれ山となれ、で困るのは欧州やアジアだ。米国は石油系エネルギーの輸出が増大し、ウハウハ。
 米国はアラブ圏域の混迷に無関心となる。サウジアラビアは米国1極支配前提での国のあり方の再構築を迫られる。
IS等との妥協に失敗すれば、大挙して亡命という選択肢だろう。そもそも石油の権利とは、日本の法律用語でいう「入り会い権」と似た共同権利だ。数年前サウジの王族達は、高級車を連ねて世界各地で亡命先を物色した実例が有る。日本にもやって来てニュースになった。
 
 狼を追放し、虎を迎え入れたのが、
シリアの変化だ。アラブ社会主義運動は、王様追放運動でもある。


 ◎トランプ砲第一弾     (令和6、12、12)

 大統領就任前乍ら、トランプ対外政策の強烈な第一弾が発砲されド肝を抜かれました。シリアです。
 「アラブの春」運動は、米国情報機関による「
反社会主義」運動でした。かねてアラブの民族主義が社会主義の影響を受けて、バース党が大流行していたのが米国の気に食わなかったのです。つまり、社会主義の影響排除が目的だったとも言えます。
 ISの源流過激派・シャーム解放機構は日本人ジャーナリストを人質にし殺害した連中です。事もあろうに、この連中を後押ししてアサドを追放したのです。彼等HTSはシリア国家という居場所・枠組みを獲得出来たので大喜びです。
 これにはサウジの王様もビックリしたでしょうが、過激派との取引が上手なので、切り抜けるでしょう。イスラエルも過激派・HTSとはうまくやりそうな感じです。
 米国はアラブから石油を輸入する必要性がないが、アラブの石油がなくては生きて行けない日本その他の諸国は大弱りです。
これです、石油輸入国に大打撃を与えて米国からの輸入に頼る様に仕向けたのが、アサド追放の真相です。アラブ世界が如何様に混乱しようとも、米国にとって不利益は無い。覇権国家・米国の地位は保持・継続できる。
 ウクライナで優位に立つロシアの隙を突いて、まんまと一矢報いましたね。
 アラブ世界の混迷は、
米国の国益にプラスだ、「あとは野となれ山となれ」(トランプ)。

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    I、四国遍路特集
                           
体制離脱の研究 (平成29、12、7、改訂)

  
深層部位への刺激
 
 歩き遍路は深層部の系統発生情報を刺激する。原生種への刺激効果であり、生命記憶刺激、と言い換えても良い。深く沈殿した大過去の情報部位を刺激し呼び起こす。
 歩き遍路の効用はある種の野生回帰効果で、表層部位の歪曲修正効果にある。復原効果とも言える。人間性のゆがみが修正されるのだ。
 個体発生した人間個人には系統発生過程の全情報が蓄積している。しかし歴史が遠く古くなればその痕跡さえ認められない程、深く沈殿している。ところが、歩き遍路を続けると徐々に深層部分が刺激されるのだ。深く沈殿していた大過去に刺激が届き、それが跳ね返って表層部へのフイードバック刺激となる。但し、刺激効果はすぐに消滅する。遍路から帰り日常生活に戻ると急速に消えてしまう。明晰に言語表現するのは困難だ。
 
 穀物の品種改良がたとえ話になる。美味しくて甘く収量の多い品種だが、病虫害や寒さに弱い穀物の場合、その品種改良にはその穀物の原初の野生種を取り入れ交配することで成功するケースがある。この事例と相似の効果が出てくるのが歩き遍路の効果と言えよう。
 肉体を極限まで痛めつける宗教者の荒修行体験での超常現象も、系統発生蓄積の深層部刺激に伴うものだ。

 
[ セイフティネット ]

 「人さまの情けにすがって生きる」このような風俗はごく日常的で、戦後の大阪の貧乏長屋で私自身が何度も経験している。戸口に立って「御報謝を」と言う門付けさんに対し、母に命ぜられて猪口一杯の米を与えることが多かったが、かなりの頻度で「お断り」と言い渡したことをも思い出す。下から張り巡らせた「庶民文化」としての「施し慣習」のセイフティネットは戦後も健在であった。
 江戸時代のお上のセイフティネットには被災者への「お救い小屋」や旅人の「往来手形」等の制度がある。往来手形の良き慣習とは「行旅病人及行旅死亡人への救護制度(村の責任)」である。この制度はやがて明治32年に「行旅病人及行旅死亡人取扱法」として法律化される。

 
☆漁師町・赤碕の文化☆

 平成22年の大晦日から23年元旦の積雪で国道9号線の車の渋滞騒ぎで報道のあった鳥取県の赤碕(合併で琴浦町)には、四国のお接待文化と同じものがありました。
 赤崎で育った亡妻の従妹から電話で聞いたのですが、有線放送でトイレ利用等救助・支援について、沿線住民への協力要請があるなど大騒ぎで、役場職員の又いとこの男性は31日夜中に出動命令があり、帰宅したのは3日でした。土地の漁師さんは「昔から難破船等漂流者救助への伝統が根強い漁師町・赤碕」とのことでしたが、難渋した旅人をお接待する四国の文化と同じものを感じました。
 このような文化はこの直後に発生した東北大震災への全国各地からの救援活動と相同である。

[ 四国とは ]
 「近場と僻地」この二つの概念は本来的には相反するものである。しかし、四国ではこの両概念が矛盾なく共存している。四国は九州・中国・近畿という扇状広域圏のお隣さんであり、この広域圏の「扇の要」に位置している。この地理的長所は四国のアイデンティティの存立基盤、下部構造となっており、「癒し機能」の最適環境であり、「癒しのアミューズメント」が可能な圏域として他に抜きん出ている。

  
II、坂本龍馬特集  (平成13、3、1)

  1. 薩長同盟の根拠とされる『桂小五郎の書留』(龍馬が裏書)の再検討を通じ、第二次長州征伐の段階では、未だ同盟関係に至っていないことを明らかにする。
  2. 薩摩外交においては、長州カードの利用価値への着眼は秀逸であった。まず薩摩藩のダミー組織として亀山社中を組織した。そこに失業者の龍馬らを工作員に採用し、長州カードを有効に利用した。
  3. 大政奉還を実行した将軍慶喜に対し、激怒した幕臣が強烈な怒りのメッセージを慶喜に発信した。その手法が龍馬の暗殺であった。超一流の人物(慶喜)を直接攻撃出来無いので二流の人物(龍馬)を攻撃する古典的な手法であった。 (平成13.5.)
[幕府密偵の報告書----写真史料]

 薩摩外交と坂本龍馬』を収載している『まんだ』誌59号(平成8年11月30日発行)の口絵には、龍馬を追跡していた幕府密偵報告書二点の鮮明な写真解読文と共に掲載されている。
 この史料は、平成12年11月15日午後9時15分NHKテレビ「その時歴史が動いた・・・坂本龍馬暗殺事件」でも放映紹介されている。しかし、新発見史料として初めて新聞報道されたのは、平成元年5月12日付、朝日新聞、大阪本社発行(13版27面)です。
 
 III、楠葉の再々開発
 
 ◎淀川を渡る新鉄軌道を  (令和元年5月22日補正)
 
 
 ☆京阪に殴り込め
 
  経営下手な京阪電鉄の縄張りに殴り込みをかけろ。淀川に鉄橋新設だ。
 
1、京阪樟葉駅~阪急上牧駅
2、阪急上牧駅~京阪牧野駅
3,JR新駅~京阪牧野駅or樟葉駅
 
今、JRと高槻市との間で「高槻~島本」間に新駅を検討中だという。それと連動してもよい。
経営主体は阪急かJRだろう。京阪電鉄は消極的でダメ会社です。中之島線を延長させるようなヘマな会社です。有利子負担が重いようです。京阪TAXIなど、子会社を片っ端から売却しています。
 その昔、奈良電(私の学生時代はこの旧称。現;近鉄京都線)と合併話があり、京阪はそれを断っています。私が京阪電鉄をバカ呼ばわりする最大の理由です。二流のエリート集団はこの程度の馬鹿揃いです。
 
 さて、駅近くに良質な元気老人対象の借家マンションを大量に建てるのがコツです。自治体の外郭団体が経営するサービス付き、高付加価値の借家が望ましい。
 昔、ケアハウスB型という自炊型の老人施設がありましたが、それの中・高級クラスの貸しマンションです。分譲マンションは、とっくの昔に時代遅れの古いビジネスモデルです。これで市民税の増収と人工減少に歯止めをかけるのです。なのでヘルスセンター的な施設も必要です。婆さん専用のダンスホール等々です。駅のコンコースで乗降客に見られるようにガラス張りで設計しましょう。
 人口が増えれば商業施設は後を追いかけるでしょう。人口増が先件です。
 
 自治体からの視点では、喰うか喰われるか、自治体間での近隣窮乏化戦争を仕掛ける戦争です。近隣自治体の優良老人をかき集める作戦に勝ち抜くのです。「税収と人口増」が狙いです。
 今時の自治体で「若い新婚夫婦」を誘致したいという発想をする自治体職員はバカの見本です。非現実的な誇大妄想です。本音は近隣窮乏化政策です。狙いは退職サラリーマン層です。税収と人口増が狙いです。
 
 早い話、先に殴り込みをかけた方が勝ちです。阪急上牧駅の付近は大変貌を遂げるでしょうな。但し、京阪と接続するからこそカケ算的な効果が出るのです。  
  
IV、西国33カ所徒歩巡礼特集
 
 クイズです ①お接待 ②善根宿 ③行き倒れた巡礼者の墓、
四国遍路以外でもこれらは全て存在した。YESかNOか?
 答えはYESです。これらは「六十六部」と呼ばれた人々(ほとんどがホームレスの巡礼渡世者)が多いですが、西国33観音巡礼者「おせたはん」にもホームレスの巡礼渡世者がいたようです。
 大阪弁で「せ(背)たらう」とは荷物を担ぐ行為です。大阪弁の「・・・はん」とは、標準語では「・・・さん」という意味です。「おせたはん」には、この「重荷せたらい説」と、お接待さん→お接待はん、と訛った説もあります。「笈(おい)」のことを「セタ」とも言うので「おセタはん」になった、という説もあります。
 コースの内、部分的に重複している熊野古道のガイドブックをも紹介しました。 
(平成18.1.19、補正)
 
V、「お上」権力とは   (平成25.11.24、補正)
 
 過去の日本国民は「お上」に所有された存在でした。持ち主が自由に処分可能な資源として消耗した赤紙徴兵の歴史がそれを証明している。戦後の憲法では「人民主権」に移行したはずだが、現状は中途半端だ。
  「お上」には無限支配の権能があるが、それには不可分一体の無限責任を伴っている。言い換えれば「支配者責任」ともいえる。これと西欧的な有限責任・有限支配、言い換えれば「自己責任」の社会との違いを論じたい。
 「お上権力」(所有者の立場)のもとでは被所有者(被支配者・国民)は「他律人間」にとどまる。被所有者(被支配者・国民)は「包括的・無限支配」を受けるが、現今の権力者側は「包括的・無限責任」の重荷にあえいでいる。
 一方、自律人間によって公共権力を形成している欧米の場合は合意形成された特定の約定事項についてのみ支配され、権力者側には有限責任しか求められない。政府規模も小さな政府が可能である。 (平成22年7月1日、補正)

 お上権力の判り易い形は「郵便貯金制度」であった。しかし米国は大蔵官僚や背後の政治家の濫用という弱点を攻め立て、手先の竹中や小泉によって潰させた。しかし、トドメは刺されていない。米国は日本の最も良き部分、強さの急所・秘所を完全には潰していない。日本国の債務がいくら膨らんでもお上権力は潰れないシステムであったが、米国はその足許を攻撃した。
 財政投融資も制度の欠陥というより運用の欠陥なのだが、制度としてはうまく出来ていても、政治家がひん曲げ過ぎたね。
 
VI、こんな商品開発を   (令和元年5月1日初

◎単一機能・低性能半導体を    (令和5、3、29)

 
貧乏老人用携帯電話を開発して欲しい。
 昔の
黒電話の機能さえ有ればそれで良い。そのため、単一利用目的の安上がりの特種設計半導体で、コストを低くして欲しい。
 複雑で高度な質の半導体とは全く
逆の発想をせよ。汎用性など糞喰らえ、電話の完成品はペンシル型だろうね。国内通話限定で結構。
 留守電とか、ややこしい機能は全て拒否。欲張らない。


◎四国への投資を      (令和元年5月22日補正)
   
ものから心へ、コト消費時代へ
 
  「ものから心へ」のコトバは私が企画室参事(課長級)時代に、昭和50年・門真市長の市政方針演説のメインテーマにしました。結果、庁内の諸先輩・部長・教育長や市会議員のうるさ型連中から批判を浴びせられたコトバでもあります。しかし、職員組合に大鉈を振るった一方では、市立図書館を新設させましたよ。守口市もやっていない「中学校の給食」も継続しましたよ。貧乏財政でもね。
 
 それは人事院勧告・定期昇給ストップ等の荒治療をした財政再建委員会事務局長時代の事でした。 当時の自治省財政局長松浦氏が朝日に1面で褒めてくれた記事が残っています。松浦氏はそれ以前、北九州市の助役時代に大鉈を振るった人でした。
 係長時代に職員組合が無かった門真市に組合作りの中心になった私としては、心が乱れましたね。市職組から名指しで非難されましたよ。

 さて、今や心の時代です。四国霊場88カ所巡拝を世界の若者達の「通過儀礼」にしたいのだ。これは四国の再建にもなる。四国を征服しませんか?資本の投下は安上がりですよ。台湾など外資に期待しています。心の時代の投資分野です。村上フアンドやホリエモンが人生最後の真剣勝負をしてくれないかな。

 四国はコト消費のフロンティアです。今の時代にこの日本にフロンティアなどあるはずがない、と思っているのでしょう。それは「心の時代」を理解出来ていないからです。5G電波の時代だからこそ、その逆を狙うのです。
 
 バーチャル過剰社会は必ず反動修正の時期が来ます。今、物造り日本は自信を失っていますが、情緒や心の時代がやって来ますよ。日本が最も得意とする分野で、世界の先頭に立てるでしょう。コト消費の時代到来です。

  (注) 5G電波が雪や雨による乱反射や、人体及び建物が障害物になるという初歩的な知識に無知な連中、特に株屋のアナリストにはあきれている。
 一昔以前、PHSが普及した頃、公衆電BOXのうえにアンテナをキメ細かく設置した先行がNTTのプラス面であるが、5G電波は直進性と短距離性の欠点があり、降雨の際には自動運転など無理である。但し、高速路の壁にキメ細かくアンテナを配置し受信する場所、病院等では有線・光ケーブルで受信するような面倒な仕儀になるだろう。5Gに浮かれるなかれ。

 横道にそれてしまいました。

 若者のコト消費、ようするに、四国を世界中の若者達の通過儀礼の場実現がその第一歩です。
 (注) 八栗寺には真言宗の座禅ともいうべき「阿字観道場」の建物だけがあり、ご位牌の収納庫化している様子です。(本格的体験は高野山に行きましょう)

 具体的には四国霊場88カ所のルートに格安で1泊2千円程度のカプセルホテルの連鎖網を敷設するのです。金持ちの大人を狙って大金を儲けるのはその次の段階です。まずは量の実現です。世界中から若者が来れば、下地が出来上がりです。  
 量は質を決定します。1泊5百円か千円程度の「鍵付き巣箱タイプ」も欲しいね。

 カプセルBOXで格安の宿泊費を実現せよ、という提言の真意は、農業における土壌改良に似ています。四国制覇の基礎工事、土地改良工事です。お化粧でのフアンデーションに相当します世界中の若者をあふれさせるのです。お金持ちの大人はその後で考えましょう。

 今、世界ではイスラムの伸張現象を「貧しさ」にのみ原因があるかのように説明されているが、それのみではありません。世界の若者の情熱を掻き立てる「宗教」が求められているのです。私が若い頃情熱を燃やしたのはマルクス主義という
ある種の信仰でした。私を導いてくれた諸先輩は山村工作隊の残党連中でした。これら諸先輩を供養する歩き遍路はまだまだ続けたい決意です。そして、四国の何処かで行き倒れたいのが希望です。

 日本は物作りでは敗北しましたが、多くの文化遺産があります。5Gで自動運転の時代だからこそ、敢えて「ものから心へ」のビジネスチャンスなのです。貧乏な若者にあふれた四国には世界中から中年の金持ち大人もやって来るでしょう。

 関西の私鉄、阪急や近鉄が着眼してくれれば手取り早いのですが、彼らはへっぴり腰でです。四国の琴電買収は安上がりなんですがね。デイズニーランドのようなコト消費施設では資本投下が何ケタも大きくなり過ぎます。
 まず手始めに香川県だけでもかまいません。歩き遍路13回の私が無料で知恵を貸しますよ。
 
VII、キリスト教不振の理由
 
 もし、フランシスコ会が最初に日本に布教に来て、庶民層に重点を置き「医療や教育」面で熱心であったら、そして、天下統一のパワー・ゲームに影響を及ぼさなかったら、日本におけるキリスト教布教史は大いに違っていたであろう、というのが私の愚痴です。
 次にイエズス会批判です。パワー・ゲームに介入し、天下統一阻害要因・抵抗勢力として「殉教」を招いた責任はイエズス会にも大きくあり、その後遺症に三百年近くも苦しんだ。
(平成16、2、7増補) 
 
VIII、『新聞報道要約』 (高齢による身辺整理で原史料や研究経過のまとめは全て処分済) 
 
 私が発見した歴史史料等の要約で.新聞報道(記事中に大野正義あり)されたものばかりです。
 
◎明智小五郎誕生の家 ◎坂本龍馬への密偵が報告書 ◎尊円親王の手本 ◎賀川家史料 ◎幣原喜重郎父の手紙 ◎天保山砲台の設計図 ◎西田家史料 ◎田坂直次郎『務書』 ◎野口家史料 ◎栗杖亭鬼卵墓 ◎吉良上野介の手紙 ◎菊亭晴季画像 ◎崇源院・秀忠正室の消息 ◎有馬ジュスタ墓 ◎常高院木像 ◎京極マリア供養の墨書、その他。
 
IX、私家版
 
◎ 『大坂町奉行與力史料圖録』
   在庫 ゼロ
 
   大野正義(編)   A4版・変形324頁、 写真395点、上製本
 (門真市大西家旧蔵、京都市武藤家現蔵、田坂家早川家文書)
 明治維新期の史料の空白を埋めるもので、新発見の史料の数々を影印と釈文とで紹介。
(参考)
 1、オックスフオード大学ボドリアン図書館収蔵
 2、ベルリン国立図書館収蔵
 3、この外、日本の国公私立大学研究機関等、計39館収蔵(CINII、BOOK、大野正義 参照)
 4、日本の府県立図書館収蔵はカウントせず
 5、日本の末端自治体立図書館はカウントせず                            
 
◎ 『亜墨理駕船渡来日記 荒井本』  在庫ゼロ
        (大野正義 編集) B5判、262頁、影印、上製本
(参考)
  1、オックスフオード大学ボドリアン図書館収蔵
  2、この外、日本の国公私立大学研究機関を含め、60館収蔵(CINII、BOOK、大野正義 参照)
  3、日本の府県立図書館、40府県で収蔵(カーリル参照)
  4、日本の末端自治体立の図書館はカウントせず
 
◎ 『絵本榎並八箇洪水記』  在庫ゼロ
      大阪府立中之島図書館所蔵   著者 小橋屋宇兵衛
          (大野正義 編集) B5判、235頁、影印、上製本
(参考)
    1、日本の国公私立大学研究機関を含め、36館収蔵(CINII、大野正義 参照)
    2、大阪府下の自治体立図書館では、ほぼ全館で収蔵
 
X、吉田茂批判

 敗戦、本領安堵、対米臣従

XI、本領安堵論、外 

◎トランプ時代とは
 毒を以て毒を制する時代
 (平成31、7,8 補正)

◎トランプの魅力  (令和2、11、15 補正)
 
 素人衆が政治を動かす面白味を知った。

 前例がある。日本でのノック大阪府知事当選や青島が都知事に当選した前例がある。青島は売名の冷やかし立候補のはずだったが、都知事にほんまに当選した前例がある。トランプも売名冷やかし立候補したらほんまに当選したので、多くの学者や評論家達が腰を抜かした。後、都知事に当選した小池知事のケースや、自民党総裁選挙で党員票獲得で石破が一位の実績を残した事例も「素人衆が政治を動かす面白味を知った」現象で説明出来る。
 全米の最左派の連中も「毒を以て毒を制する」方針が正鵠を射ていた実感をかみしめている。
 
 横山ノックが知事に当選し、既成政党の共産党はノックをバカにしたが、バカなのは共産党の方であった。庶民大衆の政治感覚は大きく変化済だったが、政治のプロはその受信能力に欠けていた。

◎MMT理論はFRB廃止論になる (令和2、1、8)

 今話題のMMT理論が学会主流から冷たくみられる最大の理由は「FRB廃止論」と見なされているからである。ディープ・ステートの心臓部にメスを入れるに等しいからである。

 この理論は日本での成功例を引き合いにだしている。これは日銀が米国のFRBとは似て非なるものという実態を間接的に証明しているようなものだ。政府紙幣をほぼ無制限・無秩序に発行しているに等しい日本の現状を見抜いているからだ。外国人による
国債攻撃は無効だね。

XII、奇説・異説

◎前方後円墳の意味
                    (平成2年、仏教大学博物館学芸員の単位履修レポートからの抜粋)

 前方後円墳は「四神相応の蔵風得水型地形をミニチュア復原」したもの。道教文化の輸入ではあるが、単純な輸入文化ではなく、設計のコンセプトには日本独自の発想がある。

考古学においては墓制の変遷に限らず、全ての面で「漸進的変化の法則」とでも言うべき公理を大前提に理論構築されることが多い。例えば先行形態から中間形態、そして移行形態と言う順序で推論する事例が多く、俗耳に馴染み易い。しかし、これには大いに疑問がある。
 古墳が先行の墓制に直接の系譜を辿れなくても何ら不思議ではない。外来思想・道教の文化を輸入したものだからだ。但し、輸入文化は単純なコピーではなく、独特な日本流儀に変形・加工するという「日本流」が古墳造形のコンセプトの中にも濃縮されている。

 前方後円墳は庭園史の最初の頁を飾るべきものです。「前方後円墳は四神相応の蔵風得水型地形をミニチュア復原した」というのが私の見解です。
 山懐に抱かれた母性的自然は幼児安息の世界であり、休息感漂う桃源郷でもある。外形が母の子宮に相似しているのは偶然ではない。

 前方後円墳というミニチュア国家には家屋も人民も埴輪で再現されている。前方後円墳こそ代償風景の典型例である
 魏の建国者・曹操が五斗米道の宗教王国(陜西の南部)を215年に攻撃し、大量の亡命者を出している。卑弥呼の「鬼道」は五斗米道と呼ばれた道教の一種で、日本に漂着した彼等亡命者が持ち込んだものだ。この道教文化が前方後円墳の設計思想の基本になっている。

     *****************************     

 [大野正義、略歴]

[住 所] 〒573-1128   枚方市樋之上町 9-2-1102
[第一の人生] (未熟な青春) 中学卒業後、某業界紙発送部(定時制高校卒)
                  立命館大学一部文学部哲学専攻卒(昭38、3)
 産業新聞社・亀尾芳雄社長に感謝。青木宏;長谷川慶太郎;林哲男、北原道彦、等々諸兄に感謝。大親分、内田譲吉先生に感謝

[第二の人生](家族を扶養) 門真市企画室長・自治推進部長・市民部長・市史編纂室長等歴任
[第三の人生](徒歩・漂泊) 定年後、西国33観音、奥の細道(月山は未了)、東海道、中山道、各回及び2回目の途中、四国遍路13回。26聖人・長崎への道、回。伊勢街道、伊勢別街道、初瀬街道、各1回。伊勢本街道、3回。熊野古道、回。いずれも徒歩。
 ヒラ職員時代から何故か「吊し上げられ要員」。大店法(事前商調協)では民商の事務所2階に呼び出され、等々、定年退職は俺にとっては「奴隷解放」だった。15歳の中卒後からの働き続けにうんざりだったね。働かなくても年金が貰えるなんて天国だよ。但し、「放浪」が俺の道楽で、その費用は株売買で捻出したよ。株の手解きをして頂いた正躰軍平さん(昔;証券新報社社長)に感謝。北浜の衰弱と共に「証券新報社」も無くなりましたね。

[趣 味] 放浪と水泳。力を抜いて水に浮び、ゆっくり長く約2kmを泳ぐ。
[特 技] 肥汲み技術(バキューム車のホース操作作業)。市役所での最初の4年間はババ屋。組の怖いお兄さん相手の仕事でした。市役所が業務委託する以前から自由営業していた某組に市条例のアミをかぶせる仕事を新米職員にやらせるひどい職場でした。
 戦略は ➀直営くみ取り現業部門の立ち上げ ②委託料の値上げ(市民負担の増大)。しかし共産党の猛反対もあって、初の深夜議会になってしまった。経営難業界紙での組合活動経験が役立ちましたね。
 共産党の強硬な反対で3月の深夜議会では、庁舎暖房用のボイラ(炉筒煙管式)の運転は、1級ボイラ技士の私が運転していましたね。
 平職員なので現業部門の立ち上げには苦労した。先頭に立ち肥汲をしたのが懐かしい。

 
[著書・編書等]

1、『亜墨理駕船渡来日記 荒井本』 (私家版) 在庫なし
       著者 小人目付 (幕府下級役人)  
2、『絵本榎並八箇洪水記』  (私家版)  在庫なし
            大阪府立中之島図書館所蔵   著者 小橋屋宇兵衛
3、『これがほんまの四国遍路』  講談社現代新書(\735円) 絶 版
4、『大坂町奉行與力史料図録』(私家版) 在庫なし。 
5、その他
 『江戸川乱歩と守口門真』(ぎようせい発行『ふるさと文学館・第32巻・大阪1』収載)、『常高院と京極の女達』(共著、後瀬書房発行)、『三宝寺と常高寺』(名古屋キリシタン文化研究会会報23)、『大坂町奉行与力西田家文書等について』(大塩研究29)、『常高院宛の手紙』(郵政考古紀要5)、『常高院の知行のゆくえ』(前掲誌6)、『幣原喜重郎と平和外交』(大阪春秋68)、『大坂町奉行与力』(歴史読本、昭和63年6月号)、『龍馬を尾ける幕府スパイ網』(歴史読本1989年8月号)、『栗杖亭鬼卵と北河内』(まんだ27)、『賀川流産科と門真四番村』(まんだ35)、『薩摩外交と坂本龍馬』(まんだ59号)、その他

              ****************************               

・・・XIII、ボケ老人のタワ言・・・

金正恩暗殺露払日本  (令和2、1、26)

1、マティス国防長官がハメネイ暗殺のアイディアを出したがトランプが拒否
2、国防長官代行パトリック・シャナハンは、ハメネイ暗殺はリスクが大きいが「試し斬りに金正恩ならリスクは韓国と日本に及ぶだけなので、ひとまず「金正恩暗殺の選択が無難」と提案。日本大迷惑
3、金正恩暗殺に協力を求められた安倍総理は「前提条件無しで北朝鮮を訪問してよい」と前のめり
4、暗殺リスクに過敏な外務省等は反対し、お断りの使者・菅官房長官が→5月9日~12日異例の訪米
 (赤い王様を露出させる為、安心感演出舞台の設営と出演お断りの伝達が目的の訪米)
5、六月20日ハメネイ暗殺のUAV無人・空中監視プラットホームRQ・4Aパルホークはイラン領内で撃墜
6、三日後の6月23日、国防長官代行シャナハンは辞任
7、無防備なイラク領内だったので、令和2年1月3日、少将・革命防衛隊ソレイマニ司令官の殺害には成効。

◎米国鉄道史に似ている    (令和6、11、26)

 ♪線路は続くよ何処までも♪、西へ、西へ。習近平の「一帯一路」(シルク・ロード)は米国鐵道史の
そっくりさんではないか。

 俺が学んだ定時制高校・社会科の教科書では、ユーラシア大陸の
東西交通ベクトルは、北から「ステップ・ロード」、中央は「シルクロード」、海岸伝いに「マリンロード」であった。マスコミが「海のシルクロード」などと、奇妙な表現をして混乱させているが、海のルートは「マリンロード」が正式名だ。

 マリン・ロード伝いに西欧先進国が
東進し、印度などの植民地化を進めた時代が終わり、ユーラシア大陸では中国がステップ・ロードとシルク・ロードを西進する現代になった。手法は鉄軌道だ。
 他方、時代遅れの米国は、未だに太平洋時代に未練を残す
西進主義だ。現代はユーラシア大陸のベクトルが注視されているのにね。

 フロンティア時代の米国の鉄道は貨物輸送が主目的だった。同様に、現代シルク・ロードの鐵道は貨物輸送が主目的である。  (この点で日本の鉄軌道が人間の輸送に重点を置いてきた為に、モータリゼーションに負けてローカル線での衰微が顕著)。

 人間の輸送は航空機で、鐵道の貨物輸送は内陸の陸運に長所があり、輸送期間も短い利点がある。大量の貨物輸送は船舶だが、やや時代遅れの感あり。海運には中世的関所や難所が多く、海軍力が必要。

 
◎縄張り拡大チャンス  (令和6、11、23)

 親分・米国の
斜陽は、有力子分にとって縄張り・勢力拡大のチャンスである。
 特に軍事や貿易構造での
潮流の変化は、親分の弱体化により発生する。好縄張りでは親分に取って代わるのが政治力学の世界だ。

 日経新聞、令和6年11月27日付朝刊12版8面野記事、三井住友銀、企業の供給網決済、アジア6カ国で即日融資、来年にも米欧銀に対抗。この記事こそは「貿易構造での潮流の変化」を適格に捉えた対応ではないか。

 日・韓・台・比・ベトナムで
会議体の枠組みを構築せよ。敢えて印度を加えるな。米国は加えても良い。その他の東・南アジア諸国は加えるな。ここでの切り札は、台湾の独立国家承認である。まず会議体を補足させて、その場で台湾の独立国家承認を議題に乗せて、長く中国を刺激せよ。世界中のインフレ・経済状況悪化という国際経済環境が好条件になり、味方してくれる。巨大な中国相手に喧嘩を吹っ掛けるには、ソフトな大胆さが必要だ。今やタイミングが整いつつある。

◎斎藤知事の苦労     (令和6、11、20)

 俺・老遍路は斎藤知事を支持する。マスコミの負けです。正義がSNSに負けた、という奴は物事を正視出来ない愚者だ。正義は斎藤知事側にあるのだ。庁舎建て替えなどは、選択肢としては最下位なので、凍結判断には異議なしだ。
 市教委に居た俺、上司とは衝突ばかりしていた。人口急増時代で庶務課庶務係長時代は学校分離の計画立案から、新設校の備品購入など、多忙だった。オールプレハブでの新設校立ち上げでは、新聞の府下版で叩かれた。この頃は市職員労働組合結成の
地下工作に必死だった。地上に姿を浮上させてからは、事務屋の上司と衝突したが、元党員の俺の敵ではなかった。

 学校教育課・学事係長に移動されてからは、上司全員が教師で、同僚係長は教頭直前の奴で、課長は校長直前の奴だ。教育長も教育次長も教師上がりだ。
 此奴等とは屡々反抗的喧嘩を繰り返した。「越境入学は止めましょう」という教育行政の幹部でいながら、吾が娘を越境させている様な二重人格者だったり、学校への出入り業者に出資している輩も居たね。部長級・教育次長には露骨に嫌みの毒矢を放ったものだ。
 とにかく腹が立った。係長の俺が
課長の机の上でアルミ製の灰皿を叩きつけながら「お前はとっとと学校現場に帰れ」と、上司の課長に対してどなり散らしていた。教育長から注意されても屁のカッパだった。かくて次の人事異動では市長部局へ戻されたが、降格では無く「出世打ち」で保険課の課長代理だった。 
 今、その頃を思い出し乍ら斎藤知事の心中を推し量っている。部下幹部職員の頭を
叩きのめしたくなる気持ちが理解出来るのだ。

◎左派にサラバ
    (令和6、11、20)

 
俺が門真市教育委員会事務局庶務係長時代に、地下に潜って工作し、職員の労働組合を結成したのが、現役時代最高の作品で、思い出深い。職員親睦会の「真友会」を潰すことから始め、苦労が多かった。しかし、組合の主導権・書紀長の席は立命の後輩に渡したね。その後輩が民青であることも承知していた。その頃の俺は地方行政に興味津々、共産党はとっくの昔に卒業していた。組合運動は業界新聞で経験済み。むしろ「新しい事をしたい」という気分であった。

◎イデオロギーと戦争   (令和6、11、20)

 イデオロギーは
狂気の船に乗っかっている。
 現代はイデオロギー国家やイデオロギー勢力は戦争して普及に努めるが、非イデオロギー国家や勢力は戦争に熱心ではない。
 つまり、今の北朝鮮と中国は非イデオロギー国家だから「戦争を選択しない」と言うのが俺の見識だ。ウクライナ紛争は兄弟喧嘩・内戦だよ。金日成時代の北朝鮮はイデオロギー国家だったので南に攻め込んだが、今の北朝鮮・金王朝は社会主義国家では無い。中国も社会主義国家ではない。
 金王朝は非イデオロギー国家で、後進国だから、閉じ籠もり国家を目指すだろう。太平洋戦争後の米国は自由主義イデオロギーの国家だったのでベトナムやイラクなどで戦争をやりまくった。今の地球でイデオロギー国家や勢力が残存しているのはアラブの圏域に多く、ここは危ない地域だ。

◎北朝鮮は戦中の日本    (令和6、11、20)

 約90年前、戦時中の日本と今の北朝鮮は
そっくり同じである。権力構造が同じである。軍国主義日本では軍部が権力を握っていた。権力の源泉は天皇制利用にあった。天皇制の神格化と金王朝の神格化は相同・同型である。
 金正恩は戦中日本の天皇と同じような位置にある。それをふりかざして軍部が権力を握っていた構造が今の北朝鮮の権力構造だ。戦中日本軍部の絶大な独裁権力は、天皇制無くしては存在出来なかった。同様に金正恩の王朝も、王権の単独支配では無く、北朝鮮軍部の独裁力に全面依存したものだ。
 北朝鮮は閉じ籠もり国家になって欲しい。米国による北爆の危険も薄らぎつつあり日本の国益にも叶う。北朝鮮は社会主義イデオロギー国家ではない。

 (註)
 イデオロギーには狂気が潜む。とにかく危ない存在で戦争を求めて止まない。
旧いイデオロギー国家・勢力は、①共産圏②アラブ圏・諸勢力③自由主義・米国、等々であったが、③の米国はトランプ新大統領によって卒業宣言へ。①はとっくの昔に崩壊。②にだけ、狂気の船に乗かった危ない連中が残存している(ISなど)。

◎日銀の金利引き上げ    (令和6、11、1)

 米・ドルと大喧嘩しているという現状認識をもつべし。大喧嘩だから勝たねばならない。手段など選ぶな。FRBを痛い目に会せねばならない。軍事力を頼りに無節操にドルを
過剰に印刷しまくった米国の苦しみは自業自得だ。米国は池に落ちた犬だよ、石を投げつけるにふさわしい。
 日本の長期金利が遠方まで低位であっても、それを無視して金利を上げよ。日本のエコノミスト達の最もらしい常識的な意見は全て無視せよ。日銀は経済や金利の
常識論を無視せよ。大喧嘩では別の論理が働くのだ。日銀は金利を上げろ。米国を痛めつけろ。

◎国賊アベ退治成功   (令和6、10、29)

 国賊安倍派退治が過日選挙の目的だった。
目的は達成したので大成功。共産や立憲が汗を流したおこぼれを頂戴したのが国民だ。流れの途中で国民にとどまったのだ。しかし、玉木が汗を流さなかった咎めは必ずやってくる。4倍増だと浮かれている玉木よ、お前の力量で稼いだと勘違いするなよ。勘違いしているところはお前がガキ(未熟)の証拠だ。
 石破さんよ、大連立こそが正解、最終解ですぞ。
 とにかく今回の選挙結果に、「老遍路の余は満足じゃ」。今から一人で酒を汲むぞ。

◎良識バネ    (令和6、9、28)

 
自民党にも良識バネがあった。
 第一次安倍内閣選びでは、自民党内に「おふざけ」的雰囲気での
からかい、の雰囲気があり、「やれるものならやって見なはれ」と許りに、いちびりの安倍を総理にした。しかし、安倍は右翼路線を一目散に走り始めた。これを苦々しく思った自民党員は多かった。今回の石破総理はその揺り戻しだ。謂わば「良識バネ」が作用したのだ。自民党政治は正道に戻る。なので、将来展望としては石破政権は長期政権になる。
 大連立で自・立・公が望ましい。でも、公明党の存在価値はかなり低くなる。立憲民主党単独では政権運営能力に欠ける。小沢さんが大連立に動くだろう。政治に無知な凡暗評論家が「短期政権」と評しているが、悔し紛れの捨て台詞だ。石破政権は
安倍路線潰しの長期政権になるだろう。


◎半島での2国家共存    (令和6、9、27)

 赤い王様が閉じ籠もるのは大歓迎。北朝鮮の鎖国主義を大歓迎する。
 北爆というコトバがリアルであった頃は、金正恩も頭痛がしただろう。しかし、今や北爆なるコトバはリアルで無くなっている。なので金正恩も南北統一目標を転換したのだ。旧西独指導者から教訓を学び取っている節がある。二国家分裂の先輩から勉強したのだろう。
 赤い王様が支配している国が日本人を拉致したのはけしからん行為だ。しかし、
ならず者国家という視点では、米国のように前科十数犯のなず者・前科者国家よりはいくらか罪が軽い。でもね、このように危ない北朝鮮が南進武力統一を放棄したのは、日本の国益にプラスだよ。省見て日本は前科者犯罪国家米国の属国として、米国に前進基地を提供しているのだから、赤い王様にとっては脅威ではないか。エゴ視点に妄執せず、相手側の視点をも配意せよ。

 金正恩が南北統一目標の
国家意志を転換し、朝鮮半島での二国家共存を認めたのは、極東の平和と日本の国益に大きくプラスする。
 韓国は既に小型の帝国主義国であり、赤い王様の国の数倍の国力がある。北の軍事力で南北統一など全く不可能なのを金正恩は知っている。
 金正恩はカダフイーのように米国に騙されて嬲り殺しにならないことしか考えていない。
 韓国は文化攻勢などで揺さぶりをかけ、北の自然崩壊を待ち、北を吸収合併する方針だろう。北は
美味しいフロンティアだ。
 米国は、数万の兵士を韓国に置いているが、これは冷戦時代の発想の産物で、トランプはその時代遅れを批判している。むしろ、南北紛争のトラブルで米軍兵士からの戦死者発生を嫌がっている。
 金正恩は韓国を軍事征服し、占領支配出来るなどとは思っていない。そのような発想のイデオロギーは既に破綻済みだ。祖父・金日成時代の昔々のイデオロギーはソ連崩壊で雲散霧消済みだ。なので金正恩の二国家共存方針は、極東の平和と日本の国益にプラスになる。ところが、在韓米軍の縮小や撤退には、中国包囲網形成に熱心な日本の
貧乏神・好戦的将軍達は反対である。終戦直後にアチソン国務長官が誤ったメッセージを金日成に発した事例が先例だという。

◎一次方程式頭脳      (令和6、9、24)

 対中包囲網強化の為、印度を味方にしたいという妄想に囚われている西欧や日本外務省の浅はかな
単細胞人間を「一次方程式人間」という。
 確かに今の中国は新・帝国主義国のレッテルを貼られるにふさわしい。でも、中国と対立する印度を味方にしたいという発想は、余りにも思慮が浅い。
印度の国家意志は、深層のオペレーション・システムによって作動している、と言う理解を欠いている。ところが、日本外務省外交官のように、一次方程式頭脳の学校秀才では、表層部位のOSにしか着眼出来ない。印度の深層部位の文化を理解するには、一次方程式頭脳では到底不可能である。


◎人民解放軍の2分割を    (令和6、9、1)

・、習近平は人民解放軍の腐敗に手を焼いているが、イランの革命防衛隊を見習って、軍を2分割し、上級軍と下級軍に二分すべきだ。
・、戦場に出ていない軍人に出世のチャンスは無い。かくて「抜け駆け」で功名手柄を誇示する欲望が抑えられない(他国への領空侵犯等)。
・、下級軍を内閣支配の国軍にしてはならない。欧米軍を真似てはならない。
・、下級軍ではボリシェビッキの手法を真似て、コミッサール(政治委員)を置き、監査委員・汚職摘発委員を配置しても良い。

・、習近平の奥の手は「台湾の独立承認」である。この秘術は早い目に切った方が効果的だよ。旧西独の指導者を見習え。中国の不動産不況を言い立てている連中は中国の地方統治制度(人治)を理解していない。


◎多元世界・多元秩序     (令和6、7、24)

 
今、仏・独などの選挙で話題になる極右台頭のニュース。その論評が極・お粗末。各々の地域での深層部位のOS(オペレーション・システム)が個性的に作動し、表層部位での認識が困難になった。単純バカの二元論で、右翼・左翼・中道に区分けするだけでは知的怠慢だ。深層部位に沈んでいたOSが作動、本音を出し始めたのだ。昔々の冷戦時代での二元論でしか論考出来無い論者は脳味噌を入れ替えろ。
 冷戦期・二元論は自由主義対共産主義という観念論でもあった。それは空中遊泳的なイデオロギー論争の時代でもあった。しかし、今は諸民族のOSが本格作動を開始し、多元的な文明圏の輪郭が姿を浮かび上がらせつつある。アラブ圏、ペルシャ(イラン)、印度(セイロン、東西パキスタンを含む)、トルコ(オスマントルコ帝国の伝統、チュルク諸国機構)、中国大陸(旧シルク・ロード、一帯一路)、ロシア等々だ。
 各々、生存権・存在圏確立圏域の自己主張が濃厚になり、多元的な世界秩序の時代に向かいつつある。自由主義対独裁主義という類いの二元論的劣等知性では、新秩序世界の輪郭が把握出来ない。発展途上国はもとより、米国もフランスも深層部位OS(国家存立の基礎原理としてのOS)、このオペレーション・システムが本格作動し始めたので表層部位のソフトが攪乱している。仏・米の大統領選挙の意味を
深層理解出来ていない。

 遠い昔、スカルノやネルー、周恩来がリーダーであった頃の第三世界は、冷戦期・二元論の世界秩序の枠組みであった。単一の作動原理で把握できたが、今の印度・中国・インドネシアの
文明土(OS) は個別の原理が作動している。
 
◎ビジネスモデルの崩壊     (令和6、4、1)

 低賃金・劣悪労働でも雇用が可能だった時代は過去のことだ。このようなビジネスモデルは完全に破綻している。この事態を理解出来ない奴等のセリフは「
人手不足」だ。人間を消耗資材に貶めた連中の手法が、いつ迄も通用すると思い込んで入るウスノロ共は破産宣告でもしやがれ。「結婚し、貧乏労働者を大量生産せよ」と指図されて、それに従う奴隷が無限に居るとでも信じ込んでいる連中は、倒産・破産の渦にもまれてあの世に行きさらせ。つまり、自分で自分の首を吊すべき者共のセリフが「人手不足」だ。
 特に土建屋と荷主共よ、諦めて倒産を覚悟せよ。下請けいじめがいつまでも罷り通ると思い込んでいた大企業よ、潰れてしまえ。


◎逃散    (令和6、3、3)
 
 
 歴史は繰り返した。過酷な収奪に耐えかねた人民は逃散した。今の時代でも逃散が発生した。
 建設業での曾孫請受けとか、零細運送業者の買い叩きをビジネスモデルにしたいた業界が完全に行き詰まってしまった。
 大企業で官製賃上げしても、現代の逃散現象に歯止めは掛からない。つまり、自壊あるのみ。
 「
少子化対策」など、打つ手が有るかのように錯覚している支配者達よ、笑止千万なり。もう、遅いわいな。
 バカは死ななきゃ治らない。 


◎昔覆面、今マスク  令和2、8、12)

 コロナ後も日本女性はマスクを離さないでしょう。女性は顔を隠したいのです。これは江戸時代からの伝統文化でもある。
 コロナ流行でのマスク着用では日米文化が正反対だ。米国ではマスク着用に反対のデモで、リーダーが拳銃を腰にぶら下げて熱弁を振るっている。米国人は自己主張が強烈だから、自分の顔を覆うのに抵抗が強い。
 しかし、日本では真逆である。自己主張よりも個性を隠す文化が根強い。コロナ流行以前でも花粉症等を言い立ててマスク姿が多かった。
 
 京都府八幡市島田家文書(80)『天保十二年、丑年御触書留』市教委所蔵(註)には、「十一月廿四日、宇治御役所」からの文言には、頭巾で面躰を隠すな、を強調し頻出させている。今日のコロナ流行ではマスクで面躰を隠す風俗ではあるが、特に、女性の場合は覆面と言っても過言ではないケースも多く、昔も今も日本人の個性は変わっていない。

(註)島田家文書、抜粋
「近来、面躰を隠し候頭巾を拵、道中ニてかふり候もの数多有之、奉行所より尋候もの紛敷候」、「近頃又々面躰を隠し異風の頭巾を」、「面躰を隠し候頭巾をかふり歩行候もの」、「面躰を隠し往来いたし」等々、
頻出

 つまり、米国では「面躰を露出強調」する文化で、日本では「面躰を隠す」文化と正反対。日本女性はイスラム女性に似ています。 


◎お歯黒ヒジャブ     (令和4、11、21)

 お歯黒とヒジャブ(ヘジャブ)は同じ構造の文化だと言いたい。
風俗強制だ。
 お歯黒は鉄を酢酸で溶かし、タンニンで非水溶性にし、黒変させる。東南アジアの女性の地位が低い地域から大昔に伝播したと推定している。
 日本で女性に普及し始めた平安時代では17~8歳、室町時代では13~4歳、政略結婚で
女子の資源価値が高くなった戦国時代では8歳位、「二夫にまみえず」の近世では既婚婦人を証する習慣になった。
 江戸時代は、お歯黒の黒色は美しいと強弁されてきたが、俺はこれを信じない。女性を拘束する体制文化を強引に押しつけただけだ。つまり文明開化で白が美しいと価値観が一変したのは、
時代拘束解除で、本音が弾け出たのだ。
 イランでのデモ騒ぎや、アフガンでのタリバンの圧政は、女性の地位を低くしておかないと維持出来ない様な
経済力の後進性が社会の底に固く存在しているのが原因です。
 昭和初期の日本でも凶作に苦しんだ東北の農民は、娘を売春婦とし売りとばしていた。つまり、女性の地位は低かった。

◎家が買えない     (令和6、9、24)

 日本文化では、ご主人の勤務先が大企業かどうかが社会的地位を決める。
米国文化では住宅の豪華さが社会的地位を決める。なので家を買うことが出来無い米国人は劣等感に苦しむ。今、米国人はインフレの為に家が買えないと言う。これらの人々はトランプに投票するだろう。

◎コロナ発生源は米国   (2021年、令和3、6、21)

 真実は新型コロナが米国で数年前から大量発生していたのをCDCが見誤った。数年に亘り、インフルエンザ様疾患(influenza-like illness)だと間違った広報をCDCは続けていた。
 一昨年(令和元年)来、日本
外務省のHP・渡航先の危険情報では、米国でのインフルエンザ大量発生に注目し警鐘を鳴らしていた。「インフルエンザ大流行の米国への渡航はヤバイぞ」と。
 2020年2月19日現在、米国での新型コロナは僅かに15人だった。しかしその直前2月14日の記者会見で「新型コロナの検査対象を大幅に見直す」と言うCDCの態度変更があった。かくて検査やり直しの結果、驚くべし、covid19は唐突に激増し数万人へ突入した。
 筒井富美医師のH・Pでは検査やり直しでコロナ激増の可能性を強調。これ真実・正解でした。

  令和3年4月5日の朝日デジタルには、3月27日には米国でコロナ感染者数が10万人を突破、4月1日には20万人を突破、4月4日には感染者が30万人を超えたと言う、見積もり(estimates)だ(米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター)。

 
かくも世界中に大迷惑をかけたのを隠蔽し、盗人猛々しい振る舞いで世界を欺く恥知らずが米国の正体だ。トランプは「中国ウイルス」と懸命にデマ宣伝につとめた。WHOの調査で発生源の真実がバレたらヤバイので慌ててWHOから脱退した。 
 昨年、日本の国立感染症研究所が日本での最新流行のコロナの遺伝子研究で、中国武漢型とは違う欧州タイプ
流行が実態という発表をし、世界中を驚かせた。日本発のこのニュースに米国CDCは腰を抜かさんばかりに驚いた。でも、日本の国立感染症研究所(旧・軍医学校の後身)は、直接にはコロナ発生の米国起源説を言明してはいない。また米国の隠蔽工作も厳重だ。
 つまり、米国での検体再調査情報が国家機密になっていて、米国の協力が得られていない。臭い物への蓋は連邦政府が密封した。しかし、ハワイから帰国した和歌山の医師のコロナ遺伝子タイプは中国武漢型とは違っていた。


◎コロナ米国起源の根拠 (令和2、10、21、補正)
  
 トランプはNAID(国立アレルギー感染症研究所)所長フアウチをクビに出来ない。もしクビにすればコロナ発生の
米国起源が暴露されてしまう。

 ☆☆でもね、米国には良いところもある。このコロナ発生起源事実は、後年、米国議会によって真相解明されるだろう。期待している☆☆

 ①2020年2月25日、CDCが新型コロナウイルスが大量に全米を猛襲していると発表。
 ②2020年2月にCDCが検査やり直しの直後に感染者が急増→実はインフルでなくコロナでした。
        数年以前から
全米を猛襲していたインフルエンザは実は新型コロナでした。
        検査方法に失敗があり、コロナをインフルエンザと見誤っていました。
     ロバート・レッドフイールド
所長がクビになり、新所長はブレンダ・フィッツジェラルド女史。
 ③CDCの検査失敗は国立感染症研究所々長フアウチが議会で証言済。
                         
2020年3月12日下院公聴会
 ④昨年の検体からもコロナウイルスを検出(CDCのHP)
          欧州でも昨年の検体からコロナウイルスを検出。
 ⑤一昨2018年のインフルエンザ死亡数が6万人以上(CDC情報は非コロナという認識でした)
      昨2019年のインフルエンザ死亡数が約8万人(Japan Medical) 
 ⑥CDCのHPでは2020年のインフルエンザ罹患者数を3千9百万人~5千5百万人と推定。
     通院で1千8百万人~2千6百万人と推定。    入院で40万人~73万人と推定。
       このHPを閲覧した時点でのインフルエンザ死亡推定数では2万4千人~6万3千人。
 ⑦ジョンズ・ホプキンス大集計コロナ死亡者数推計では、既に20万人に達した(2020年9月下旬)。 
 ⑧米国起源を隠蔽の為、WHOに難癖をつけて
脱退。バレないように調査を拒否
※ 
筒井富美医師が、CDCの検査やり直しで、コロナ感染者激増の可能性を指摘済
※ 日本国立感染症研究所も武漢ウイルスは初期に終息、現況は欧州由来ウイルスと発表。
※ 米国CDCが検体を国家機密に指定。日本国立感染症研に供与していない実情が暴露。