大野正義・論考集   
                                        
 ≪最期っ屁≫老遍路の悪口雑言だ

◎予備地方公務員制度新設を  (令和3、12、25)

 昨今、東・南海道における連続巨大地震の可能性が論じられている。この場合、被害圏域が広域に及ぶが、それに対応する地方自治体の人的劣化が心配である。過去の局地的災害でも自治体の機能不全が既に可視化している。他府県からの応援を得て、かろうじてしのいでいる有様だ。原因は「改革」の行き過ぎだが、今更それの当否を論じても始まらないので、ここではそれを応急補修する次善の策を提案したい。
 私は現役時代『地域防災計画』の改訂を二度経験しているが、この計画の核心は、軍隊に例えて言えば、正規職員に対する「召集令状」的な動員を強制する性格と、もうひとつ「文官を武官」にする様な業務遂行激変の意味合いを持っている。
 卑近な例えだが、『地域防災計画』は「忍術虎の巻」のようなもので、災害の非常事態に際し文官の事務職員をドロン・ドロンと武官に変身させるが如き性格を持っている。普段は税金を徴収している事務職員でも、避難所の設営や被害調査の為、一兵卒として現地に赴く。
 正規職員の中でも特に「技能労務職」と呼ばれる職員、下水道課・道路課・衛生課(薬剤撒布等の現業職員)、小・中学校の校務員等々の、いわゆる現業職員は非常事態おいては極めて有効・有用な役割を遂行する貴重な人材で、軍隊で言えば下士官クラスの存在と言える。
 残念ながら技能労務職の職場は先行して業務を民間委託され、正規の事務吏員も「会計年度任用職員」等が多用され痩せ細っている。
 このような現況ではあるが、正規職員の退職者を予備役公務員として人材確保すべきではないか、と言う提言をしたい。
 もとより、いざ動員の場合は地方公務員として機能させる。長年、地方公務員として自己規定してきた自覚的な人材なのでそれが可能だ。広域に及ぶ災害が発生し、他都市からの応援に時間差があったり、また十分な応援が期待出来ない事態も予測されるなかでは、予備役地方公務員制度を考慮すべきだ。
 正規職員への動員令の効力等にかかる現行制度は不充分である。「地域防災計画」の制度的欠陥を言い出せば多数出てくる。今、これを深める議論はしたくない。抜本的な制度改革ではなく、応急的な制度補修にとどまるが、緊急性は高い。
 多くの退職者の中からの選考は厳格にし、予備役期間を限定し、9月1日防災の日には訓練出動の義務を課すので応分の報酬も必要だ。
 私の定年退職の日に亡妻が「一番あんたに居って欲しい時に、あんたは居らんかったね」とつぶやいたのを思い出す。大災害の後、現場で活躍していた警察官や自衛隊員には尊敬の目が向けられていたが、避難所の自治体職員には罵詈雑言が浴びせられることもあった。住民は行政に対し「無限責任」を求めるので自治体職員のしんどいところだ。


◎金融制裁を無効に   (令和3、12、5)

 米国の国際的な金融支配力はインターネットの技術力にある。世界中のお金の動きを全て掌握している強味があり、金融制裁を効果的に発揮している。各国はお金の動きを米国に監視されているので不自由している。赤い王様に限らず、巨額の金融資産を逃避させている世界の大金持達(中国の政治家も)は困っている。

 この米国による監視システムから逃れる手法がある。簡単だ、アナログ過程を
間に挟めば良いのだ。
 スイスとロシア・中国だけでも良い、連日、定量の資金をアナログで回転させるのだ。その中に本物の資金移動を潜り込ませるのだ。デジタルに対抗するにはアナログに限る。資金移動の全過程をインターネットに依存するから米国に支配されるのだ。
少しだけ人力での電話交換とか、テレックスの部分活用とか、アナログ過程の手法を資金移動の間に挟み込むのだ。デジタル技術に対抗する技術をデジタル分野に求めては失敗するよ。
 米国のプラグマチスト達は凄く賢い様に見えるが、実は大バカだ。彼等を克服するのは簡単ですね。

◎印度・イラン・トルコの役割   (令和3、12、5)

 米軍のアフガン撤退はチャンスだ。印度とイランは地域の大国として連携を強化せよ。でも、両国が同盟を結ぶ可能性は極めて低いね。しかし、この地域からEUや欧米先進国を完全に閉め出せ。アフガンの地下資源・レアメタル等(石油も)に対するスケベ根性を丸出しにしているのは英国だ。早々と軍艦まで出しとるよ。
 印度とイランにトルコの三者が連携を強化すれば理想的だがね。但し、この構想からはロシアと中国は除くべし。
 遠交近攻、隣国とは仲が悪くても印度とイランは程良い距離なので、仲良くなれるはずだ。

◎チュルク諸国機構   (令和3、12、28)

 トルコが「チュルク諸国機構」を創設したという。トルコが地域大国として国際的地位を高めののは良いことだ。そうよ、EUに加盟するのを諦めたのは正解です。
 アゼルバイジャン、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス等が参加し、トルクメニスタンもオブザーバー参加だという。ステップ・ロードの乾燥アジア・中央アジア諸国は
視線が外向きなので、結集させやすい(南側のモンスーン・アジアの諸国は視線が内向きで、逆に結集させにくい)。
 盟主トルコ
はさすがに旧帝国の継承者だ。アフガニスタンでは米軍が撤退済で、グッド・タイミングだ。米軍がアフガンから撤退した影響の大きさに刮目。英国等に負けて版図を縮小させられたトルコが再膨張を開始し始めたね。トルコ系の新疆・ウイグルを勇気づけており、習近平も内心穏やかでは無い。

 とにかく、ならずもの国家米国の影響力低下を素直に喜びたい。世界平和にプラスだからね。ソ連崩壊後、ソ連が各地で内政干渉し騒ぎを起こしていたのが止んで平和になると思いきや、今度は米国が各地で悪さ(香港等)をするのが目立ってきて、世界の各地は大迷惑をした。これが治まりそうな気配なので率直に歓迎するよ。戦争をしないと生き延びれない金融資本家共よ地獄に堕ちろ。

◎大打撃は想定外  (令和3、9、28)

 アフガンでの米軍は中国を睨み圧迫するだけで無く、印度にも睨みが効かせる地理的利点があり、イランにとっても大脅威であった。ズル賢い英国は米軍に便乗していた。アフガン撤退は、地政学的損失が甚大で、アンダーステートにとっては大打撃だ。なので、バイデン大統領には拍手喝采をおくる。
 アンダーステートが中東からアジア・中国に重点移行させるのは既定方針であったが、アジアの中にはアフガンも含まれている。なので、アフガン撤退はアンダーステートにとっても想定外の大打撃になってしまう。これは黒幕達の大失点です。やりましたね、バイデン政権の左派には拍手喝采です。

国民大議会開催を    (令和3、11、6)
 国民大議会に法的・制度的根拠は不要である。どこかのビルの一室でボランティア数十人から始めるべし。既成政党や政治家の集票や、官僚に誘導利用されないような配慮が必要だ。
 正規の国会をあえて無視する。マスコミに売り込む必要無し。ネットでの発信だけで良い。但し議論の中味は、
高品質で無ければならない。ボランティアは顔と名前を出すメンバーが多い方が望まし。覆面者の比率は少数が望ましい。中味が高品質・濃厚であれば、やがてマスコミも寄って来るだろう。議案は「派遣労働ゼロ」法制化だ。派遣労働禁止法でも良い。
 
体制側は既成秩序破壊者呼ばわりするだろうが、「シングル・イッシュー」だから既成秩序の一部変革に過ぎない、と返事しよう。シングル要求以外は全て保留だ。現時点では積極肯定も否定もしていない。
 とにかく、既成秩序が揺らいで来るだろう。

 
参院選はシングル・イッシューで   (令和3、11、6)
 来年の参院選では「
派遣労働ゼロを実現する政党」の様なシングル・イッシュー政党の出現が望まれる。「無い袖は振れん主義」での徹底的な議論を望む。
 「北朝鮮と中国が攻めてくる現実性」の議論をせよ。「軍事費を細部徹底再検討」、「社会保障費を細部徹底再検討」、「軍事費必要性の徹底検証」、「社会保障費と防衛費のバランスは」、「農政費の徹底再検討」等々の議論を深めて欲しい。シングル・イッシュー政党が
乱立し議論を深めて欲しい。 れいわ新撰組のイメージと輪郭もかなりぼやけているよ。

◎立憲民主もシングル・イッシュー  (令和3、11、6)
 大政党の立憲民主党もシングル・イッシューで挑むべし。「生き残ろう」とか「生活再建」等の単純・単一目標を掲げよう。憲法9条とか平和を守る姿勢を問われたら「それは党是に有る」と答えよ。生き残りの財源には防衛費の大幅削減を訴えよ。貧乏所帯の第一目標は飢え死にしないことだ。防衛費には「無い袖は振れん」生き延びてから防衛費は手当てする。という論理構造で打ち返せ。防衛費の必要性は否定しないが、まず庶民の
生き残りが先決だ。

掴んだ藁が維新の党  (令和3、11、3)

 日本で一番貧乏に苦しんでいる大都市大阪。今回選挙の総括ではこの
貧乏大阪がモデルになる。
 大阪の零細企業主はコロナ禍で溺死寸前だ。「
溺れる者藁をも掴む」、かくて掴んだ藁が大阪「維新の党」だ。なので自民党支持者や保守系無所属(衛星都市議会での多数派)の票が大挙して維新の党に殺到した。その結果、大阪自民党は全滅した。左派の辻元女史も大波を喰らって流されました。
 右派も左派も興味無し、憲法9条もヘチマもない、「
もうあかん、死んでまう」と断末魔の叫び声をば、「改革」が看板の「維新の党」に届けました。だから次の選挙で維新の党がその期待に対応出来ておれば、維新の党は長持ちするでしょう。でもね、のんびり屋の松井代表は「憲法改正を優先課題」にしているようですね。
 さてさて、どうなりますかな?大阪は日本の政治が変わる先行モデル都市です。「毒を以て毒を制す」スケベ親爺ノックが知事になった都市ですぞ。大阪の庶民には右も左もおりますが、中央政界が腰を抜かすような大胆な転換を選択する革命の先端地域ですぞ。怖いで、ビックリするで。。


◎政党のモデル・チェンジ   (令和3、12、16) 
 
 世界的規模で時代は政党のモデルチェンジを求めている。従来のイデオロギー政党から、特定の利益的関心に基づく優先課題に取り組む問題解決政党・政策課題政党への変身である。ドイツの
緑の党などが新しいモデルの政党だが、日本でもそれと同じような政党が出始めている。
 反イデオロギー政党の先行形態は、大阪府知事に横山ノックが選ばれた事例が先駆だ。青島都知事の出現も政党モデル・チエンジの先行形態である。
 次いで大阪の地方政党「大阪維新の党」が出現した。大阪市・府の公務員労組の行儀の悪さが目立ち過ぎて選挙民の反感を買い、「組合運動の軌道修正」を旗印に橋下市長の攻撃が成功した。だが、テーマ達成後も「改革」のスローガンを降ろさず、改革をイデオロギー化して全国政党を目指したものの、古いタイプの政党に逆戻りしたので、延び悩んでいた。
 しかし、コロナ不景気で溺死寸前の保守層は自民党にも愛想を尽かして過日の選挙では「維新の党」という藁をつかんだ。さてさて、掴んだ藁は救命具になるのでしょうかね。

 
◎維新の党の限界  (令和3、12、16)

 
身を切る改革と称し、タコが自分の足を喰らうが如き行政実行に傾き評判を落している。そこで地方政党らしく「大阪府・市二重行政打破、大阪市の解体」を新しいテーマにしているが、府下自治体職員からは、「大阪府こそが邪魔な存在だ、中間的自治体は不要」という声が圧倒的だ。一過性のテーマ政党の限定性を自覚せず、改革をイデオロギー化した永続政党への変身に失敗している。改革と称して行政事務を片っ端から民間に業務委託し、社会の基幹インフラとしての自治体破壊を推進し、経費節減・改革を実行と嘯いている。もし、東海大地震でも発生すれば、直ちに自治体崩壊が可視化されるだろう。ようするに市役所が全く機能しなくなる深刻な事態が露呈する。地震に見舞われた九州の著名都市がしばし呆然自失、他都市からの応援職員が着到してようやく機能し始めた事例の記憶が新鮮だ。
 万博やバクチ場・カジノの様なオワコンの斜陽産業しか思い付かない貧弱政策の政党で、怪しい詐欺商売の片棒を担ぐ国会議員迄出てきた。地方議員レベルでの腐敗議員も多く,屡々新聞に報道されている。

 
◎イデオロギー政党の衰弱  (令和3、12、16)

 党組織の永続性が至上価値で党組織の持続課題が優先し、それが自己目的化する。党への忠誠要求、永久拘束、帰属の固定化等々が特徴で、簡単には党籍を離れられず、除名処分にされるような政党もある。また、強い身内意識での感情的融合が味方と敵、組織の内と外を峻別する。これらの政党は推戴する御本尊(綱領等の立ち位置)により、派・保守、派・革新、中道などと色分けされる。
 御本尊に崇高な理想を掲げてはいるが、政党は諸々の利権と結合し易く、腐敗し易い。政党は支援者の既得権擁護が主な役目だから、ついついそこに傾斜する。また、大企業の労組も会社の利益を前面に掲げており、社会にとって有害な存在に成りつつある。

 一方、現代の若者はスマホのネットワークがあるので、共同社会的な党派・結社性の装置を必要としなくなりつつある。昔のような帰属集団での抱擁感、安定・安心感を必要としていない。現代人は思想での団結やセクトへの帰属には拒否反応を示す。他方、
要求を旗印ネットワーク結集する行動には迅速反応する。拘束を拒否し自由を確保しつつも要求はある。それを実現させたい、その為にネットワーク結集には簡単に応対する。これが若者・現代人の政治行動だ。
 既成政党は古い枠組みを崩さないまま、現代人の政治参加への無関心を嘆く。既成政党が宣わく、「おっしゃる様な要求は吾が党政策の
陳列棚に品揃えを済ませております」と、鈍感に嘯いている。全く救い難いすれ違いだ。その政党は、党員減・機関紙読者減等々を嘆いていても「党は正しい」と反省しない。

 
◎天皇制モデルの進化  (令和3、12、16)
 
 新憲法下での象徴天皇制とはこうあるべきです。とばかりに懸命に努めておられた上皇様に心服している。皇室モデルも日々進化を遂げつつある時代になった。上皇様、ご苦労様でした。保守・右翼の男系天皇論は側室制度を前提にし、天皇を内閣の奴隷的存在にするものだ。「贅沢させてやるから、温和しくじっとしておれ、いわば操り人形の如き存在になれ」と言っているに等しい。真に無礼な奴等だ。皇族にも自由と人権がある。自由を過剰制限してはならない。週刊誌等のジャーナリズムよ「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んでまえ」。


◎政党モデルの転換期    (令和3、10、18)

 欧州ではイデオロギー政党に終止符が打たれようとしている。やはり、欧州は世界史のセントラル・ステージだね。
 
まず、スペイン、ポルトガル、そして北欧、ドイツ、ノルウエーでの国政選挙では中道右派離れが進み、緑の党など環境政党や諸々の「政策小政党」が乱立し、社会民主主義政党が第1党になったものの、ドイツでの支持率は低いという。つまり、縮小しつつある左派政党が第1党になったものの、イデオロギー政党の後退期入りが顕著なのだ。
 従来の政党はイデオロギーを強調し、その違いを争ってきた。そもそも左派・右派というレッテルはイデオロギーの物差しで区分けされている。このような政党モデルが古くなりつつあるのだ。 
 若者達が選挙に無関心なのは、イデオロギー政党しか選択肢が無いので興味が涌かないのだ。宗教の教義もイデオロギーそのものだ。「反共」を掲げてもイデオロギーが舞台だ。イデオロギー政党は左派の独占では無い。右派の安倍前総理の一派も立派なイデオロギー政党だ。
 生活不安定、落ちこぼれからの救助、その政策だけでの一致で良い。日米安保の「
踏み絵」を踏まねば「イデオロギー仲間の一員と見なさない」と言う様に狭き門は駄目だね。 
でも、シングル・イッシューの政党では総合性を欠くので、政権担当出来無いと言う批判にどう答えるべきか。この難問への回答は可能だ。重要政策毎に連立を組み替えねばならないが、硬質性の連立では不自由なので軟質性の連立が求められる。多重連立方式でも良い。長文になるので保留だ。
 日本でも既に「令和新撰組」や「NHK・・・」と言う類いの政党が散見されるが、成熟度がいまいちですね。
 


◎中国が分裂しない理由  
(令和3、10、17)

1、既に
分裂済だ。一君万民制は分裂済の上位概念だ。自由放任主義、「自己責任主義」が分裂済を説明している。省の請負制、非・法治、人治もね。
2、共産党王朝を分裂させると、賄賂の金額が激減する。各レベルでの各種利権は王朝の規模に正比例する。中華帝国への求心力の源泉です。

  ※アメリカ合衆国も各州で既に分裂済だから、分裂しないわけです。合衆国の州と中国の省は構造的によく似ています。
3、王朝の求心力を低下させる分裂は起らないが、左右両派の路線抗争は寸暇を惜しまず続く。求心力分裂を期待する奴は愚の骨頂。整風運動、粛正は共産党にとって不可欠。
  ※大き過ぎるからこそ、
大昔から分裂済である。それ故に、人治請負制なのだ。

◎中国の人口問題と社会保障制度  (令和3、9、28)

 中国を大きく発展させた鄧小平の「改革開放」政策は、資本主義の長所を広く取り入れて成功したが、他面では資本主義の短所も同時に流れ込んでおり、少子化とか学習塾費用が高騰するななど庶民にも弊害をもたらした。産業発展の為のお薬は良く効いたが副作用が無視出来無くなった。
 しかし、この副作用を抑え込み、社会を方向転換させるのは割合簡単である。日本との違いはここにある。中国の土壌では少子化は容易に克服可能だ。強権・独裁と悪口を言われても、資本主義の害毒を政策次第で短期的に克服出来るのが共産党政治の利点でもある。そのための条件は、
①全国一律の社会保障制度にしないこと。省の責任制度とし、省毎に別制度・独立計算する事。
②旧人民公社単位、国営企業単位、等々で個性的で異なった制度にし、制度間競争や、転職乗り換えなどの柔軟性を取り入れるべし。
③農村戸籍に特典を付与し、農村戸籍をを抜ければ特典を喪失する制度も組み入れるべし。制度は選択の余地を多く取り入れ、人民解放軍除隊者に有利な制度にしても、二重選択を排除するなどの工夫を組合わせる事。
④国家に忠実な国民を表彰し特別年金を与えても良いが、表彰者数はごく少数に限定し、審査も厳格にする事。国家表彰以外に省・表彰まであつてもよい。とにかく複雑な制度にするのがコツだ。小さな政府の特徴利点を生かそう。政府制度の全国一律は厳禁だ。全国一律の政府制度は、政府の無限責任を過剰に強化するので、制度疲労や運営困難を招き、政府は自縄自縛に苦しむ。
 
 自分で自前の社会保障を措置せねば成らない様な文化は今の中国にはまだまだ残っている。この要素に着眼して政策を立案すれば良いのだ。多産文化は根強く残こっている。人口資源は国力の土台だ。中国の最大の長所はここにある。日本の人口ベクトルとは逆だ。
 日本では特に大企業経営者が若者をすりつぶすような極悪非道な行為を平気で実行しており(働き方改革、派遣労働者)お先真っ暗だが、中国は日米の極悪非道な価値観を共有しないことだ。

 中国国民と同じように小さな政府の米国民も自分で自前の社会保障を措置せねばならない。政府制度の国民健康保険制度も無い。そこで個人は自己救済の為、老後の為、株式や投資信託に依存している。日本でも少し許り真似せよと、401Kがある。米国の会社の中には毎月配当の会社もある。

 習近平政治とは、舵を大きく左へ切り直し、右に傾きすぎた社会を中央に戻し、バランスを取り戻す所に要点がある。毛沢東が左へ、鄧小平が右へ、習近平では左へ、と揺れているのが中国だ。

 世界第二位の経済規模だ、などと言っても、中国はまだまだ発展途上国の部分が広く深く残っている。旧人民公社の利点を無視するなとか、農村戸籍の長所を生かせとか、台湾の独立を認めよ、と言う老遍路の意見は中国に対する大局認識にある。中国は未だまだ国内強化に時間がかかる見込みだ。一歩後退・二歩前進の要領だ。但し、敵陣営からの批評には要注意だ。例えば国営企業が能率が悪く遅れていると批評されても、国営企業が果たしている長所を見落としてはならない。グローバル化とか国際基準に正当性は無い。
 日本のように下手に無批判に国際化した(会計基準など)ヘマの見本、失敗例もある。資本主義陣営からの悪評には底意地の悪い悪意が満ちているから馬耳東風で良い。
 ワルの落し穴を回避すると、ワルは悪評を撒き散らすものだ。バイデンのアフガン退去例がそうだ。バイデンへの悪評はワルが大打撃を受けている証拠でもある。逆に陥穽にはまれば褒めてくれる。余談ながら、英国はかなりのワルだ。ワルの片鱗をチラリと見せたね。
 俺は中国が嫌いだが、巨悪の米国とのバランス上、その存在意義を認めている。

◎中立が可能  (令和3、9、26)

1、北朝鮮の低空・水平・長距離推進の飛翔体(巡航ミサイル?弾道弾?)の発射に気付けなかった米国は敗北感を隠せない。敗北感は軍事プラグマチストにのみ発生する。
 もとより、巡航・航続距離と弾頭の爆弾携行重量とは逆比例するので、投弾量・破壊力は未知数だが、プラグマチストの面子は丸潰れだ。
 今やロケット開発の時代。赤い王様は乏しい資金を一点に集中させ、有効な成果を上げている。指導者としての才能は優秀だ。但し、国民はギリギリ生かさず殺さず。

2、ハイテク兵器・攻撃システムの実戦・実験場になった湾岸戦争で、内陸奥深い戦場での重要インフラ(道路・鐵道・橋)への上空からの「全天候・精密攻撃」が可能になったと言われた。しかし、中国によるGPS ・衛星破壊力の技術向上で、ハイテクの兵器機能が抹消されたので、米軍のトップがぼやいていた新聞報道に接した。内陸への空爆・全天候・精密攻撃の有効性がガタ落ちでは、空母打撃群の長所が生かせない。今だにプラグマチズムの限界に気付かない米軍トップを蔑みたい。
 

3、米軍の印度太平洋軍司令官(前職)が、中国の軍拡で米軍の攻撃力が著しく低下した現況を嘆いている。米国が中国やロシアの軍事力よりも圧倒的に強くなければならない、という信条が揺らいではならないらしい。しかし、この理屈は軍拡・貧乏神の理屈だ。また、敵側からすれば、巨大な脅威だから飢え死にすれすれでも軍拡対抗せねばならない。
 この前・司令官は、第一列島線に沿って射程5百キロ以上の地上発射型のミサイル網をずらりと並べねば、中国を圧倒出来ない、とも言う。もう無茶苦茶だ。米中激突戦争の最前線で日本列島が火だるまになってもかまわない、と言う態度なのだ。勿論、日本国民は協力出来ない、あほか。
 ここでは、米軍ご自慢の空母打撃群の攻撃力低下を白状しているので、ついつい笑ってしまう。

4、時代の緊急課題は軍縮だ。また、核の先制使用をしない宣言こそ正解だ。日本は核禁止条約に署名せよ。老遍路の遺言だ。高市早苗は非国民に等しい。

5、QUADは非組織体で「戦略対話」と称しているが、単なる会議の名称だ。伝統的な非同盟国・印度は、米国の同盟国ではない。米日の会議に呼ばれ参加しただけ。しかし、SCO上海協力機構は組織体であり、印度とパキスタンは2017年に正式に加盟している。この印度も「一帯一路」については、印度の包囲網だから参加しない立場だ。日本外務省の月給泥棒達はこれに着眼し得意顔であるが、ピントはずれの乱視眼だ。正解は東南アジア諸国の中立国連帯の盟主に印度を担ぎ上げることだ。イランもSCO準加盟国から正式に加盟するという。その他の準加盟国も正式加盟の動きを表面化させつつある。

6、フランスに原潜を発注したオーストラリアが強引にキャンセルしたのは米国の指図だったので、フランスを激怒させた。フランスの独自外交は伝統的なものだが更に独自色を強めるだろう。
 ドイツはロシアからの石油パイプラインに文句を付けた米国を蹴飛ばしている。中露との対決で米国はあせっておりフランスを怒らせても止むを得ずと、EU(特に独・仏)を見限る決断を下した。見切り発車という手法だ。独・仏を説得しても時間ばかりかかって成果ゼロなので、説得を諦めたらしい。
 対仏強引キャンセルはバイデンが決裁していない。アンダーステートがチラリと姿を見せましたね。確かに正規の筋を通せば「豪・仏」の2国間取引だからバイデンの位置は無い。

7、中・露対米・英・豪の対決構図でEUは圏外で傍観者的中立に進む気配だ。先進国世界は3集団に分かれつつある。対・中国抗争で中立志向の印度・アセアン諸国グループも含め俯瞰すると、世界は大きく4集団に分かれつつある。
 アセアン諸国は力関係変化の空気を敏感に感じ取っている。アセアン諸国の中立は米中紛争舞台に隣接ながら、本来は圏外とは言い難いホットな場所であるにも拘わらず、時代の変化で傍観者的中立を決め込む態度が可能になった。これは米国の威信が顕著に低下した証拠でもある。不感症は日本外務省だけ。オセアニアのニュージランドもオーストラリア原潜の核武装に懸念している。AUKUSは小粒の軍事集団になったね。米国孤立の象徴だ。

、日本の戦国時代に事例が多く、幕末にも典型例があるが、巨大な2者が争う局面では、弱者は「中立」を選択できない。強者のどちらかが勝利した後に、勝利者に懲罰される運命にある。紛争のステージが広く大きい場合、天下分け目の決戦では、弱者はどちらに味方すべきか、選択に迷い混乱する。戊辰戦争で越後長岡藩のバカ家老・河井継之助が恰好良く武装中立を決め込み、官軍に制圧されたヘマの見本、北越戦争が直近の歴史かもね。昔から強者間紛争局面で「中立選択」など、願望すれどもそれは不可能であった。尾張徳川藩も薩長に味方したものだ。
 ところが今の米中の対決局面では、「中立選択」が許されるのだ。何たることだ、この大変化には驚愕する。つまり、米国の威信がガタ落ちなのだ。にも拘わらず、日本外務省の月給泥棒達は、非同盟が看板の印度を自陣(米・豪・日)に引き込もうと懸命なのだ。見当外れの極みだ。

9、長い朝貢の歴史に安住した中国は、対外紛争に不慣れで外向けの顔は怖い顔しか出来ない。尖閣への嫌がらせが典型だ。対外戦争は下手で、しかも弱兵だ。この中国と落ち目の米国とを「
続争・共衰」させる戦略が、日本・EU・印度・アセアン諸国の最善選択だ。EUとは違って中国に隣接しているので火の粉をかぶる位置だからヤバイ位置ではある。しかし傍観者的中立政策選択が可能になったのが時代の変化というものだ。日本の国益はそこに着眼しよう。
 落ち目の米国に追随しては反国益になる。日本の外交官よ、国賊に堕落するなかれ。

10、全く想定外だったアフガン撤退後の今、米国のアンダー・ステートはあせっている。でも、黙しているが座してはいない。企んでいる。何を企んでいるか?それは台湾関連だ。しかも日本をして無理矢理に危険な橋を渡らせようと企んでいる。

11、習近平よアンダーステートを甘く見るな。しかしバイデンと君が握手し、台湾の独立を承認すればアンダーステートからの邪魔立ては不可能になる。アンダーステートの息の根を止めるチャンスだぞ。
 君の整風運動は正しい、第二文革にも大賛成だ。しかし、台湾問題については自己批判せよ。台湾が独立すれば、米軍は極東での存在根拠を失う。米軍を極東から遠ざけるのは中国の最大の国益ではないか。結局、台湾も大陸も共存共栄するではないか。レーニンのブレスト講和を見習え、相手がバイデン大統領だからこそ、この手法が可能だ。台湾独立でも、台湾は中国大陸経済圏内ではないか。南シナ海への海洋進出強化策は、下の下の戦略だ。孫子を学び直せ。習近平よ、君は未熟だ、革命家としてはもう一皮むけねばならんよ。

12、習近平よ、西独首相ブラントを見習え。彼は「1民族2国家」2つのドイツを受け入れ、共に国連に加盟し、1971年ノーベル平和賞を受賞した。ソ連崩壊はこれが引き金になったと言うのが老遍路の見解だ。 台湾独立はアンダーステート崩壊の引き金になるだろう。(米国の崩壊ではないよ)。

12、「戦争はインフレ、平和はデフレ」が彼の遺言になった。俺はお四国をやりたいがコロナ騒ぎでダメだ。時代は曲がり角を曲がり切ったよ、もう過去形ですな。南無大師遍照金剛、元分隊長にして俺のチューター。更にまた、今は鬼籍におられる諸先輩方よ、俺はもう少しこの世を眺めた後に、ご膝下へご報告に上がります。
 でも、台湾情勢についてご見解を聞きたかったが、もう鬼籍に居られる。俺は唯独り取り残された、実に寂しい。コロナ禍よ、早く治まれ。俺は歩き旅に出たいよ。巡礼中に行き倒れたら本望だ。南無大師遍照金剛。

覇権とは何ぞや  (令和3、9、24)

 米国一極とも言われたが、米国の覇権は未完成に終わった。習近平がオバマにすり寄った時期が覇権成立の唯一の機会だったが、オバマは覇権の意味を理解していなかった。オバマ以外の米国政治家でも覇権の意味や成立条件を理解している政治家は皆無だった。
 天下をとる、或いは覇権とは、最強の頂上位置にある者でも、単独では成立させられない性質のものである。覇権とは「秩序」である。第二強者が第一強者を認証して初めて成立する。要するに第二強者を臣従させてこそ成立するものだ。第三強者以下はそれを見て各々の居場所を心得て、その位置で平伏し臣従するものだ。かくて全体が秩序化する。島津が徳川に臣従した事例が典型例である。
 その為、第一強者が第二強者を説得するのが常道だが、逆に第二強者・習近平の方から第一強者・オバマに打診したものの、オバマはその意味を理解出来なかった。朝貢を受ける立場の中国文化ではその意味を理解出来たが、米国・プラグマチズムの単細胞では理解不可能であった。
 覇権の成立には第一段階は「軍事過程」だが、第二段階は「政治過程」に入る。・プラグマチストは軍事過程だけが覇権成立環境と誤認している。米国の欠点は歴史を欠いている所だ。未熟で若い国だ。敵を武力制圧することしか考えていない、バカで単細胞だ。
 覇権とは「秩序」なのだ。
(註)
 関東の徳川軍が九州の南端で島津に祖国防衛戦争をやらかしたら、徳川の必敗になる。伸びきった戦線のドテッ腹を毛利など西国大名に襲撃されるのは確実。


     
中国の独特な地方制度とは
日本;6割官治。 中国;権力の中央集中。 米国;国家非常事態宣言多用
日本;4割自治。 中国;省は人治・請負。
  米国;百%地方分権

1、中国は独裁権力中央集中国家である。しかし小さな政府でもある。
2、省は請負政治で人治の国である。共産党官僚にまかされ、法治ではない。
3、中央集権は人民管理が同一システムで末端まで行き届くのが条件だ。だが中国には国税庁組織さえも無い。4割自治の日本では6割官治でもある。非中央集権・米国では全米で一つのオペレーションを実施する場合、その都度国家非常事態宣言を出さねばならない。
 日本には戸籍の付票制度があり無限支配なので、徴兵制は簡単に実行出来る。
4、米国は非・中央集権国家で、州が独立し洲兵がおり、各州の法もバラバラ。
5、省と州、独立性を特徴とする側面では、国土の広い中国の省と米国の州は外見上よく似ている。
6、権力中央集中の中国は省毎に分裂しない。強い求心力がアイデンティティと言う歴史。(強い求心力は、汚職の規模と金額を大きくする利点がある)
7、米国の州の存在基盤は合衆国なので対外脅威には各州は団結する。分裂しない。
8、中国人は国家意識が薄く、家族や郷里の団体に愛着を持つが、家父長支配ではない。
9、自由放任主義で集中回避の文化があり、長子相続ではなく兄弟平等相続だ。
10、天子様の徴兵は拒否しても、郷里の指導者の募兵には進んで応ずる。
11、挙兵者の志に応え挙兵に積極参加する歴史事例が多い(太平天国、八路軍等)。
(註)
 兄弟平等相続は中国の自己責任文化の産物である。長子相続文化の日本では、妹が紡績女工に出て肺結核になりクビになっても、帰郷先がある。家・財産を相続した長男が引き取らねばならない(野麦峠)。
 他方、自己責任文化の中国では、汚職して蓄財に励む文化でもある。

 日本の徴兵制度では、支配する人民に対し、中央・権力者が無限責任を背負っているので、人民も無限支配を受け入れており、絶対的な効力がある。
 他方、中国では「お前達、勝手に生きろ」と言う自由放任主義文化なので、人民への無限支配効力が無い。同時に人民への無限責任義務もない。商才のある奴は華僑として大成功するが、才能が無い奴は「安分」の世界で、分に応じて安んじている。日本の「お上文化」での無限責任文化と中国の自己責任文化とは正反対の文化だ。
 

◎対中包囲網非同意のアジア首脳  (令和3、6、22)

 新聞報道によれば、老練95歳マハテイール前首相(マレー)、フアム・ミンチン首相(ベトナム)、プラユット首相(タイ)、ラジャパクサ大統領(スリランカ)、等々の首脳達は「中国包囲網」構想に反対の姿勢を示している。控えめに中立を口に出す程度だ。印度外相もQUADに傾斜を避けると言う。
 フイリッピンのドウテルテ大統領の発言は問題の核心を突いている。「大国間の競争では、どちらかの側につくべき、という必要を感じない」。これぞ正しく時代の変化を踏まえている。QUADへのこのようなアジア諸国の反応に鈍感な日本外務省は外交感覚がゼロと断言出来る。お前らそれでも外交のプロか?、月給泥棒め。
 モンスーン・アジアの文明基盤を踏まえて判断せよ。モンスーン・アジアでは、乾燥地域のように山賊行為をしなくても、どうにか食っていける。他人同士の争いに引き込まないでくれ。

モンスーンアジアの権力   (令和3、10、1)

 印度から東方向のモンスーン・アジアでは広域に及ぶ統一王朝が成立出来ない。各々の地域でメシが食えるのだ。「ほっといてくれ、俺達はここでメシが喰えてるから」という次第だ。農耕民族は狭い土地でもそこに執着があり、視線が内向きである。

 しかし、アラビア半島から東方向にかけての「乾燥アジア」ではメシが喰えない。なので騎馬山賊の強奪文化の歴史を持つ。三蔵法師も旅に苦労した。この「乾燥アジア」は、帯状のモンスーン・アジアの上部に被さって、これまた帯状に東方向に伸び、中国の奥地に至っている。ここでは広域に及ぶ統一王朝も出現した(ジンギスカン)。乾燥地域は征服と略奪など、権力が広域圏に及ぶ特徴がある。視線が遠方を向いている。

 他方、アセアン地域(モンスーン・アジア)の中立志向は、「俺達はここでメシが喰えてるんだから、外からごじゃごじゃ言うなよ」という論理構造で理解せよ。日・米も露・中も外部である。視線は内向きで遠方に向かわない。
  
 QUAD構想には、モンスーン・アジア圏域のアセアン諸国についての地理・風土・歴史に対する無理解がある。なのでアセアン諸国はQUAD構想に冷淡なのだ。ASEAN諸国は1971年に「中立地帯宣言」をしている。このアセアンの基礎理論は冷戦時代の産物と言う理解をしてはならない。もっと根深い所に根拠をおいている。モンスーン・アジアの中立志向をもっと深く理解せよ。
 外交課題の設定で見当外れをする日本の外交官は、唯の月給泥棒。

 
乾燥地域の文化   (令和3、10、1)

 昔の教科書では、乾燥・ステップ地帯の北ルートは「ステップ・ロード」。モンスーン・アジアを行く中央ルートが「シルク・ロ-ド」、南の沿岸海のルートが「マリン・ロード」だった。しかし、今のマスコミはマリン・ロードとは表現せずに「海のシルク・ロード」と変な表現でシルク・ロードを歪曲している。
 ステップ・ロードは山岳・山賊・騎馬民族の活躍舞台だ、東奔西走で視線が遠方に向き、他の圏域に関心を向ける。モンスーンアジアの農耕民族は土地に縛られているので、視線は遠方に向かない。QUADには利害を感じない、「余計なお世話だ」。

 乾燥地域の宗教・イスラムには地域の個性が反映している。乾燥地域では騎乗し弓或いは長い槍を操って強奪に向かうので、男性が尊重され女性の地位が低い。男もなよなよした弱い男はダメ。ひげを生やし精悍で如何にも山賊らしい容貌が求められる。 農耕民族は土地に縛られているので征服し易いが、騎馬戦闘員は逃げ足が早く、捕捉殲滅し難い。ソ連軍もアメリカ軍もその伝統文化に手こずり敗北させられた。

 米軍の致命的欠点はプラグマチズム哲学にある。日本での占領成功体験は、農耕民族文化を相手にしたものであった。多数の歩兵勢力での
領域占領という手法が通用した。
 しかし、騎馬山賊文化の乾燥地帯では、歩兵軍団によるによる
領域占領は全く有効性に欠ける。逃げ足の速い山賊達は、同時に出現率も極めて早い。まるでその土地から涌き出てきたかのように忽然と現れる。アフガン・カーブルでの事態がそうであった。
 アフガンでは見えない山賊の代わりに、見える婦女子を殺しまくるのが米国占領軍・歩兵の任務であった。

 乾燥地帯・山賊文化のルートは「一帯一路」ルートに重なる。新疆ウイグル→カザフスタン→トルクメニスタン→アゼルバイジャン→のルートだ。は「一帯一路」のルートでもある。トルコ系の新疆ウイグルは、東トルクメニスタンを公称希望だというではないか。

 米国の情報機関はウスノロの人材しかいないらしい。グアンタナモ収容所で野蛮国並みの拷問文化維持を恥じていない。その点では「ならず者国家」の資格が充分にある。このウスノロ達は逃げ足の早い山賊文化に無理解だ。アフガンでの敗戦責任は情報機関にある。

[蛇足]
 山賊相互の戦闘では最初は「騎馬・弓矢」を武器にしていたが、やがて「騎馬・長槍」の方が優位になった。
 さて、鎌倉時代の元寇の役では元軍(主として朝鮮半島人)は弓矢で日本の軍勢に攻撃を仕掛けたが、鎌倉武士達は日本刀を武器に突撃した。その結果、弓矢を武器の元軍は壊滅状態に陥入った。「騎馬・日本刀」の勝利であった。

[日本の山賊]
 日本の山賊は街道筋が山中に入って行く手前の山裾聚落の農民の副業でもあった。山中に入っていく旅人の品定めをし、間道から先回りし、待ち伏せて金品を強奪する手法だ。伊勢本街道や中国街道に痕跡が残る。山賊は山中の洞窟でたむろし、酒盛りをしていたわけでは無い。

◎台湾の独立を  (令和3、3、19)

 一つの中国一つの台湾国政策が米・国務省の最優先の課題になった。これは習近平にとっては致命傷になる。もとより、犠牲や副作用も大きいが習近平を追い詰めるにはこれが最も有効な戦略だ。
 習近平のような教条主義者を攻略するのは意外に簡単である。その昔、西側を驚愕させた西独ブラントの決断「東方政策」のような柔軟な戦略は習近平の頭では理解不可能らしいが、革命家失格だ。西独ブラントの決断はソ連崩壊の引き金になったぞ。
 中国の理想的な対外政策とは、まず、米軍をアジアから遠ざける事に主眼を置くべきなのに、真逆に米軍を誘引している。中国の台湾政策は「熟柿が落ちるのを待つ」戦略」が正しい。とは言え、東独と同様にそれ程時間はかからないよ(その理由はあるぞ)。習近平よ、革命家ならば今からでも遅くないよ、台湾国の独立・国連加盟を主導せよ。バイデンと共にノーベル平和賞を狙え。

 ソ連崩壊の起点、最初のきっかけは西独ブラント首相の東独承認決断にあった、というのが俺の見解だ。
 尚、中国による台湾独立承認は、米国の凋落を促進する。また、アンダーステートの息の根が止まる。しかし、米国が先手を打てば、習近平が失脚する。
  習近平よ、革命直後のレーニンのブレスト講和を見習え。現代は流動的な革命的変化の真っ最中だよ。習近平よ革命家に戻れ。


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    I、四国遍路特集

                           
体制離脱の研究 (平成29、12、7、改訂)

  
深層部位への刺激
 
 歩き遍路は深層部の系統発生情報を刺激する。原生種への刺激効果であり、生命記憶刺激、と言い換えても良い。深く沈殿した大過去の情報部位を刺激し呼び起こす。
 歩き遍路の効用はある種の野生回帰効果で、表層部位の歪曲修正効果にある。復原効果とも言える。人間性のゆがみが修正されるのだ。
 個体発生した人間個人には系統発生過程の全情報が蓄積している。しかし歴史が遠く古くなればその痕跡さえ認められない程、深く沈殿している。ところが、歩き遍路を続けると徐々に深層部分が刺激されるのだ。深く沈殿していた大過去に刺激が届き、それが跳ね返って表層部へのフイードバック刺激となる。但し、刺激効果はすぐに消滅する。遍路から帰り日常生活に戻ると急速に消えてしまう。明晰に言語表現するのは困難だ。
 
 穀物の品種改良がたとえ話になる。美味しくて甘く収量の多い品種だが、病虫害や寒さに弱い穀物の場合、その品種改良にはその穀物の原初の野生種を取り入れ交配することで成功するケースがある。この事例と相似の効果が出てくるのが歩き遍路の効果と言えよう。
 肉体を極限まで痛めつける宗教者の荒修行体験での超常現象も、系統発生蓄積の深層部刺激に伴うものだ。

 
[ セイフティネット ]

 「人さまの情けにすがって生きる」このような風俗はごく日常的で、戦後の大阪の貧乏長屋で私自身が何度も経験している。戸口に立って「御報謝を」と言う門付けさんに対し、母に命ぜられて猪口一杯の米を与えることが多かったが、かなりの頻度で「お断り」と言い渡したことをも思い出す。下から張り巡らせた「庶民文化」としての「施し慣習」のセイフティネットは戦後も健在であった。
 江戸時代のお上のセイフティネットには被災者への「お救い小屋」や旅人の「往来手形」等の制度がある。往来手形の良き慣習とは「行旅病人及行旅死亡人への救護制度(村の責任)」である。この制度はやがて明治32年に「行旅病人及行旅死亡人取扱法」として法律化される。

 
☆漁師町・赤碕の文化☆

 平成22年の大晦日から23年元旦の積雪で国道9号線の車の渋滞騒ぎで報道のあった鳥取県の赤碕(合併で琴浦町)には、四国のお接待文化と同じものがありました。
 赤崎で育った亡妻の従妹から電話で聞いたのですが、有線放送でトイレ利用等救助・支援について、沿線住民への協力要請があるなど大騒ぎで、役場職員の又いとこの男性は31日夜中に出動命令があり、帰宅したのは3日でした。土地の漁師さんは「昔から難破船等漂流者救助への伝統が根強い猟師町・赤碕」とのことでしたが、難渋した旅人をお接待する四国の文化と同じものを感じました。
 このような文化はこの直後に発生した東北大震災への全国各地からの救援活動と相同である。

[ 四国とは ]
 「近場と僻地」この二つの概念は本来的には相反するものである。しかし、四国ではこの両概念が矛盾なく共存している。四国は九州・中国・近畿という扇状広域圏のお隣さんであり、この広域圏の「扇の要」に位置している。この地理的長所は四国のアイデンティティの存立基盤、下部構造となっており、「癒し機能」の最適環境であり、「癒しのアミューズメント」が可能な圏域として他に抜きん出ている。

  
II、坂本龍馬特集  (平成13、3、1)

  1. 薩長同盟の根拠とされる『桂小五郎の書留』(龍馬が裏書)の再検討を通じ、第二次長州征伐の段階では、未だ同盟関係に至っていないことを明らかにする。
  2. 薩摩外交においては、長州カードの利用価値への着眼は秀逸であった。まず薩摩藩のダミー組織として亀山社中を組織した。そこに失業者の龍馬らを工作員に採用し、長州カードを有効に利用した。
  3. 大政奉還を実行した将軍慶喜に対し、激怒した幕臣が強烈な怒りのメッセージを慶喜に発信した。その手法が龍馬の暗殺であった。超一流の人物(慶喜)を直接攻撃出来無いので二流の人物(龍馬)を攻撃する古典的な手法であった。 (平成13.5.)
[幕府密偵の報告書----写真史料]

 薩摩外交と坂本龍馬』を収載している『まんだ』誌59号(平成8年11月30日発行)の口絵には、龍馬を追跡していた幕府密偵報告書二点の鮮明な写真解読文と共に掲載されている。
 この史料は、平成12年11月15日午後9時15分NHKテレビ「その時歴史が動いた・・・坂本龍馬暗殺事件」でも放映紹介されている。しかし、新発見史料として初めて新聞報道されたのは、平成元年5月12日付、朝日新聞、大阪本社発行(13版27面)です。
 
 III、楠葉の再々開発
 
 ◎淀川を渡る新鉄軌道を  (令和元年5月22日補正)
 
 
 ☆京阪に殴り込め
 
  経営下手な京阪電鉄の縄張りに殴り込みをかけろ。淀川に鉄橋新設だ。
 
1、京阪樟葉駅~阪急上牧駅
2、阪急上牧駅~京阪牧野駅
3,JR新駅~京阪牧野駅or樟葉駅
 
今、JRと高槻市との間で「高槻~島本」間に新駅を検討中だという。それと連動してもよい。
経営主体は阪急かJRだろう。京阪電鉄は消極的でダメ会社です。中之島線を延長させるようなヘマな会社です。有利子負担が重いようです。京阪TAXIなど、子会社を片っ端から売却しています。
 その昔、奈良電(私の学生時代はこの旧称。現;近鉄京都線)と合併話があり、京阪はそれを断っています。私が京阪電鉄をバカ呼ばわりする最大の理由です。二流のエリート集団はこの程度の馬鹿揃いです。
 
 さて、駅近くに良質な元気老人対象の借家マンションを大量に建てるのがコツです。
 昔、ケアハウスB型という自炊型の老人施設がありましたが、それの中・高級クラスの貸しマンションです。分譲マンションは、とっくの昔に時代遅れの古いビジネスモデルです。これで市民税の増収と人工減少に歯止めをかけるのです。なのでヘルスセンター的な施設も必要です。婆さん専用のダンスホール等々です。駅のコンコースで乗降客に見られるようにガラス張りで設計しましょう。
 
 自治体からの視点では、喰うか喰われるか、自治体間での近隣窮乏化戦争を仕掛ける戦争です。近隣自治体の優良老人をかき集める作戦に勝ち抜くのです。「税収と人口増」が狙いです。
 今時の自治体で「若い新婚夫婦」を誘致したいという発想をする自治体職員はバカの見本です。非現実的な誇大妄想です。本音は近隣窮乏化政策です。狙いは退職サラリーマンです。税収と人口増が狙いです。
 
 早い話、先に殴り込みをかけた方が勝ちです。阪急上牧駅の付近は大変貌を遂げるでしょうな。但し、京阪と接続するからこそカケ算的な効果が出るのです。  
  
IV、西国33カ所徒歩巡礼特集
 
 クイズです ①お接待 ②善根宿 ③行き倒れた巡礼者の墓、
四国遍路以外でもこれらは全て存在した。YESかNOか?
 答えはYESです。これらは「六十六部」と呼ばれた人々(ほとんどがホームレスの巡礼渡世者)が多いですが、西国33観音巡礼者「おせたはん」にもホームレスの巡礼渡世者がいたようです。
 大阪弁で「せ(背)たらう」とは荷物を担ぐ行為です。大阪弁の「・・・はん」とは、標準語では「・・・さん」という意味です。「おせたはん」には、この「重荷せたらい説」と、お接待さん→お接待はん、と訛った説もあります。「笈(おい)」のことを「セタ」とも言うので「おセタはん」になった、という説もあります。
 コースの内、部分的に重複している熊野古道のガイドブックをも紹介しました。 (平成18.1.19、補正)
 
V、「お上」権力とは   (平成25.11.24、補正)
 
 過去の日本国民は「お上」に所有された存在でした。持ち主が自由に処分可能な資源として消耗した赤紙徴兵の歴史がそれを証明している。戦後の憲法では「人民主権」に移行したはずだが、現状は中途半端だ。
  「お上」には無限支配の権能があるが、それには不可分一体の無限責任を伴っている。言い換えれば「支配者責任」ともいえる。これと西欧的な有限責任・有限支配、言い換えれば「自己責任」の社会との違いを論じたい。
 「お上権力」(所有者の立場)のもとでは被所有者(被支配者・国民)は「他律人間」にとどまる。被所有者(被支配者・国民)は「包括的・無限支配」を受けるが、現今の権力者側は「包括的・無限責任」の重荷にあえいでいる。
 一方、自律人間によって公共権力を形成している欧米の場合は合意形成された特定の約定事項についてのみ支配され、権力者側には有限責任しか求められない。政府規模も小さな政府が可能である。 (平成22年7月1日、補正)
 お上権力の判り易い形は「郵便貯金制度」であった。しかし米国は大蔵官僚や背後の政治家の濫用という弱点を攻め立て、手先の竹中や小泉によって潰させた。しかし、トドメは刺されていない。米国は日本の最も良き部分、強さの急所・秘所を完全には潰していない。日本国の債務がいくら膨らんでもお上権力は潰れないシステムであったが、米国はその足許を攻撃した。
 財政投融資も制度の欠陥というより運用の欠陥なのだが、制度としてはうまく出来ていても、政治家がひん曲げ過ぎたね。
 
VI、コト消費のフロンティア   (令和元年5月1日初出)
 
 
◎四国への投資を      (令和元年5月22日補正)
   ものから心へ
 
  「ものから心へ」のコトバは私が企画室参事(課長級)時代に、昭和50年・門真市長の市政方針演説のメインテーマにしました。結果、庁内の諸先輩・部長・教育長や市会議員のうるさ型連中から批判を浴びせられたコトバでもあります。しかし、職員組合に大鉈を振るった一方では、市立図書館を新設させましたよ。守口市もやっていない「中学校の給食」も継続しましたよ。貧乏財政でもね。
 
 それは人事院勧告・定期昇給ストップ等の荒治療をした財政再建委員会事務局長時代の事でした。 当時の自治省財政局長松浦氏が朝日に1面で褒めてくれた記事が残っています。松浦氏はそれ以前、北九州市の助役時代に大鉈を振るった人でした。
 係長時代に職員組合が無かった門真市に組合作りの中心になった私としては、心が乱れましたね。市職組から名指しで非難されましたよ。

 さて、今や心の時代です。四国霊場88カ所巡拝を世界の若者達の「通過儀礼」にしたいのだ。これは四国の再建にもなる。四国を征服しませんか?資本の投下は安上がりですよ。台湾など外資に期待しています。心の時代の投資分野です。村上フアンドやホリエモンが人生最後の真剣勝負をしてくれないかな。

 四国はコト消費のフロンティアです。今の時代にこの日本にフロンティアなどあるはずがない、と思っているのでしょう。それは「心の時代」を理解出来ていないからです。5G電波の時代だからこそ、その逆を狙うのです。
 
 バーチャル過剰社会は必ず反動修正の時期が来ます。今、物造り日本は自信を失っていますが、情緒や心の時代がやって来ますよ。日本が最も得意とする分野で、世界の先頭に立てるでしょう。コト消費の時代到来です。

  (注) 5G電波が雪や雨による乱反射や、人体及び建物が障害物になるという初歩的な知識に無知な連中、特に株屋のアナリストにはあきれている。
 一昔以前、PHSが普及した頃、公衆電BOXのうえにアンテナをキメ細かく設置した先行がNTTのプラス面であるが、5G電波は直進性と短距離性の欠点があり、降雨の際には自動運転など無理である。但し、高速路の壁にキメ細かくアンテナを配置し受信する場所、病院等では有線・光ケーブルで受信するような面倒な仕儀になるだろう。5Gに浮かれるなかれ。

 横道にそれてしまいました。

 若者のコト消費、ようするに、四国を世界中の若者達の通過儀礼の場実現がその第一歩です。
 (注) 八栗寺には真言宗の座禅ともいうべき「阿字観道場」の建物だけがあり、ご位牌の収納庫化している様子です。(本格的体験は高野山に行きましょう)

 具体的には四国霊場88カ所のルートに格安で1泊2千円程度のカプセルホテルの連鎖網を敷設するのです。金持ちの大人を狙って大金を儲けるのはその次の段階です。まずは量の実現です。世界中から若者が来れば、下地が出来上がりです。  
 量は質を決定します。1泊5百円か千円程度の「鍵付き巣箱タイプ」も欲しいね。

 カプセルBOXで格安の宿泊費を実現せよ、という提言の真意は、農業における土壌改良に似ています。四国制覇の基礎工事、土地改良工事です。お化粧でのフアンデーションに相当します世界中の若者をあふれさせるのです。お金持ちの大人はその後で考えましょう。

 今、世界ではイスラムの伸張現象を「貧しさ」にのみ原因があるかのように説明されているが、それのみではありません。世界の若者の情熱を掻き立てる「宗教」が求められているのです。私が若い頃情熱を燃やしたのはマルクス主義というある種の信仰でした。私を導いてくれた諸先輩は山村工作隊の残党連中でした。これら諸先輩を供養する歩き遍路はまだまだ続けたい決意です。そして、四国の何処かで行き倒れたいのが希望です。

 日本は物作りでは敗北しましたが、多くの文化遺産があります。5Gで自動運転の時代だからこそ、敢えて「ものから心へ」のビジネスチャンスなのです。貧乏な若者にあふれた四国には世界中から中年の金持ち大人もやって来るでしょう。

 関西の私鉄、阪急や近鉄が着眼してくれれば手取り早いのですが、彼らはへっぴり腰でです。四国の琴電買収は安上がりなんですがね。デイズニーランドのようなコト消費施設では資本投下が何ケタも大きくなり過ぎます。
 まず手始めに香川県だけでもかまいません。歩き遍路13回の私が無料で知恵を貸しますよ。
 
VII、キリスト教不振の理由
 
 まず、信仰基盤を検討した日本人論、日本文化論です。キリスト教的な神を受け入れない日本文化の特徴を掘り下げ、更に宣教会へも提言します。次にイエズス会批判です。パワー・ゲームに介入し、天下統一阻害要因・抵抗勢力として「殉教」を招いた責任はイエズス会にも大きくあり、その後遺症に三百年近くも苦しんだ。
(平成16、2、7増補) 
 
VIII、『新聞報道要約』 (高齢による身辺整理で処分済) 
 
 私が発見した歴史史料等の要約で.新聞報道されたものばかりです。
 
◎明智小五郎誕生の家 ◎坂本龍馬への密偵が報告書 ◎尊円親王の手本 ◎賀川家史料 ◎幣原喜重郎父の手紙 ◎天保山砲台の設計図 ◎西田家史料 ◎田坂直次郎『務書』 ◎野口家史料 ◎栗杖亭鬼卵墓 ◎吉良上野介の手紙 ◎菊亭晴季画像 ◎崇源院・秀忠正室の消息 ◎有馬ジュスタ墓 ◎常高院木像 ◎京極マリア供養の墨書、その他。
 
IX、私家版
 
◎ 『大坂町奉行與力史料圖録』
   在庫 ゼロ
 
   大野正義(編)   A4版・変形324頁、 写真395点、上製本
 (門真市大西家旧蔵、京都市武藤家現蔵、田坂家早川家文書)
 明治維新期の史料の空白を埋めるもので、新発見の史料の数々を影印と釈文とで紹介。
(参考)
 1、オックスフオード大学ボドリアン図書館収蔵
 2、ベルリン国立図書館収蔵
 3、この外、日本の国公私立大学研究機関等、計39館収蔵(CINII、BOOK、大野正義 参照)
 4、日本の府県立図書館収蔵はカウントせず
 5、日本の末端自治体立図書館はカウントせず                            
 
◎ 『亜墨理駕船渡来日記 荒井本』  在庫ゼロ
        (大野正義 編集) B5判、262頁、影印、上製本
(参考)
  1、オックスフオード大学ボドリアン図書館収蔵
  2、この外、日本の国公私立大学研究機関を含め、60館収蔵(CINII、BOOK、大野正義 参照)
  3、日本の府県立図書館、40府県で収蔵(カーリル参照)
  4、日本の末端自治体立の図書館はカウントせず
 
◎ 『絵本榎並八箇洪水記』  在庫ゼロ
      大阪府立中之島図書館所蔵   著者 小橋屋宇兵衛
          (大野正義 編集) B5判、235頁、影印、上製本
(参考)
    1、日本の国公私立大学研究機関を含め、36館収蔵(CINII、大野正義 参照)
    2、大阪府下の自治体立図書館では、ほぼ全館で収蔵
 
X、妄 言



XI、妄想は楽しい 

 ◎トランプ時代とは
 毒を以て毒を制する時代
 (平成31、7,8 補正)

 中国と米国の対立が永遠化し、勝者無き時代を長期化させよう。やがて、米国はロシアと北朝鮮を味方につける工夫をするだろう。中国包囲網だね。
 米国民は再度の本もののチェンジを求めている。壊し屋トランプに、全面ぶっ壊しを期待する。数年前にウオール街を包囲していた若者達の支持もある。米国版・田中角栄のトランプ流儀には大きな期待が持てる。トランプは台湾の独立を承認するという劇薬を飲んで頓死せよ。最期の奥の手、トランプの秘策はこれ以外に見当たらんよ。「一つの中国、一つの台湾」だ。彼の最大のレガシーになる。東アジアのバランスに貢献する。ベトナムも喜ぶよ。ニクソンの逆外交をやれ。ノーベル賞に値するよ。トランプ再選大賛成だ。

◎トランプの魅力  (令和2、11、15 補正)
 
 理由は素人衆が政治を動かす面白味を知った。

 前例がある。日本でのノック大阪府知事当選や青島が都知事に当選した前例がある。青島は売名の冷やかし立候補のはずだったが、都知事にほんまに当選した前例がある。トランプも売名冷やかし立候補したらほんまに当選したので、多くの学者や評論家達が腰を抜かした。後、都知事に当選した小池知事のケースや、自民党総裁選挙で党員票獲得で石破が一位の実績を残した事例も「素人衆が政治を動かす面白味を知った」現象で説明出来る。
 全米の最左派の連中も「毒を以て毒を制する」方針が正鵠を射ていた実感をかみしめている。
 
 横山ノックが知事に当選し、既成政党の共産党はノックをバカにしたが、バカなのは共産党の方であった。庶民大衆の政治感覚は大きく変化済だったが、政治のプロはその受信能力に欠けていた。

◎MMT理論はFRB廃止論になる (令和2、1、8)

 今話題のMMT理論が学会主流から冷たくみられる最大の理由は「FRB廃止論」と見なされているからである。ディープ・ステートの心臓部にメスを入れるに等しいからである。

 この理論は日本での成功例を引き合いにだしている。これは日銀が米国のFRBとは似て非なるものという実態を間接的に証明しているようなものだ。政府紙幣をほぼ無制限・無秩序に発行しているに等しい日本の現状を見抜いているからだ。

XII、奇説・異説

◎前方後円墳の意味
                    (平成2年、仏教大学博物館学芸員の単位履修レポートからの抜粋)

 前方後円墳は「四神相応の蔵風得水型地形をミニチュア復原」したもの。道教文化の輸入ではあるが、単純な輸入文化ではなく、設計のコンセプトには日本独自の発想がある。

考古学においては墓制の変遷に限らず、全ての面で「漸進的変化の法則」とでも言うべき公理を大前提に理論構築されることが多い。例えば先行形態から中間形態、そして移行形態と言う順序で推論する事例が多く、俗耳に馴染み易い。しかし、これには大いに疑問がある。
 古墳が先行の墓制に直接の系譜を辿れなくても何ら不思議ではない。外来思想・道教の文化を輸入したものだからだ。但し、輸入文化は単純なコピーではなく、独特な日本流儀に変形・加工するという「日本流」が古墳造形のコンセプトの中にも濃縮されている。

 前方後円墳は庭園史の最初の頁を飾るべきものです。「前方後円墳は四神相応の蔵風得水型地形をミニチュア復原した」というのが私の見解です。
 山懐に抱かれた母性的自然は幼児安息の世界であり、休息感漂う桃源郷でもある。外形が母の子宮に相似しているのは偶然ではない。

 前方後円墳というミニチュア国家には家屋も人民も埴輪で再現されている。前方後円墳こそ代償風景の典型例である
 魏の建国者・曹操が五斗米道の宗教王国(陜西の南部)を215年に攻撃し、大量の亡命者を出している。卑弥呼の「鬼道」は五斗米道と呼ばれた道教の一種で、日本に漂着した彼等亡命者が持ち込んだものだ。この道教文化が前方後円墳の設計思想の基本になっている。

     *****************************

 [大野正義、略歴]

[住 所] 〒573-1149 枚方市 牧野北町6番5-107
[第一の人生] (未熟な青春) 中学卒業後、某業界紙発送部(定時制高校卒)
                  立命館大学一部文学部哲学専攻卒(昭38、3)
 産業新聞社学校・亀尾芳雄社長に感謝。青木宏;長谷川慶太郎;林哲男、北原道彦、等々諸兄に感謝。大親分、内田譲吉先生に感謝

[第二の人生](家族を扶養) 門真市企画室長・自治推進部長・市民部長・市史編纂室長等歴任
[第三の人生](徒歩・漂泊) 定年後、西国33観音、奥の細道(月山は未了)、東海道、中山道、各回及び2回目の途中、四国遍路13回。26聖人・長崎への道、回。伊勢街道、伊勢別街道、初瀬街道、各1回。伊勢本街道、3回。熊野古道、回。いずれも徒歩。
 ヒラ職員時代から何故か「吊し上げられ要員」。大店法(事前商調協)では民商の事務所2階に呼び出され、等々、定年退職は俺にとっては「奴隷解放」だった。15歳の中卒後からの働き続けにうんざりだったね。働かなくても年金が貰えるなんて天国だよ。但し、「放浪」が俺の道楽で、その費用は株売買で捻出したよ。株の手解きをして頂いた正躰軍平さん(昔;証券新報社社長)に感謝。北浜の衰弱と共に「証券新報社」も無くなりましたね。

[趣 味] 放浪と水泳。力を抜いて水に浮び、ゆっくり長く約2kmを泳ぐ。
[特 技] 肥汲み技術(バキューム車のホース操作作業)。市役所での最初の4年間はババ屋。組の怖いお兄さん相手の仕事でした。市役所が業務委託する以前から自由営業していた某組に市条例のアミをかぶせる仕事を新米職員にやらせるひどい職場でした。
 戦略は ➀直営くみ取り現業部門の立ち上げ ②委託料の値上げ(市民負担の増大)。しかし共産党の猛反対もあって、初の深夜議会になってしまった。経営難業界紙での組合活動経験が役立ちましたね。
 共産党の強硬な反対で深夜議会に至り、庁舎暖房用のボイラ(炉筒煙管式)の運転は、1級ボイラ技士の私が運転していましたね。
 平職員なので現業部門の立ち上げには苦労した。先頭に立ち肥汲をしたのが懐かしい。

 
[著書・編書等]

1、『亜墨理駕船渡来日記 荒井本』 (私家版) 在庫なし
       著者 小人目付 (幕府下級役人)  
2、『絵本榎並八箇洪水記』  (私家版)  在庫なし
            大阪府立中之島図書館所蔵   著者 小橋屋宇兵衛

3、『これがほんまの四国遍路』  講談社現代新書(\735円) 絶 版

4、『大坂町奉行與力史料図録』(私家版) 在庫なし。 

5、その他
 『江戸川乱歩と守口門真』(ぎようせい発行『ふるさと文学館・第32巻・大阪1』収載)、『常高院と京極の女達』(共著、後瀬書房発行)、『三宝寺と常高寺』(名古屋キリシタン文化研究会会報23)、『大坂町奉行与力西田家文書等について』(大塩研究29)、『常高院宛の手紙』(郵政考古紀要5)、『常高院の知行のゆくえ』(前掲誌6)、『幣原喜重郎と平和外交』(大阪春秋68)、『大坂町奉行与力』(歴史読本、昭和63年6月号)、『龍馬を尾ける幕府スパイ網』(歴史読本、1989年8月号)、『栗杖亭鬼卵と北河内』(まんだ27)、『賀川流産科と門真四番村』(まんだ35)、『薩摩外交と坂本龍馬』(まんだ59号)、その他。

              ****************************               

・・・XIII、ボケ老人のタワ言・・・


◎良い変化だね    (令和3、11、21)

 良いニュースが二つ。米国の地位低下だ。多極化がリアルになりつつある。最早単なる展望でも予測でもない。
 EUの有志国で5千人規模の軍事展開を可能にするという。
 旧ユーゴでの混乱時には、EU独自の軍事力が無かったので、結局はNATO・米軍の空爆に依存した、という情けない有様であったが、有志国でEU独自の軍事展開が実現すれば、米国離れが進むので大歓迎だ。EUは全加盟国一致主義だから、有志国による欧州多国籍軍だね。欧州の米国離れは大歓迎だ。
 米・英・豪の結束と潜水艦のキャンセルでフランスを怒らせた一件も、即ちオーカス結集はミニ結集なので、多極化の証明になっている。今や核兵器は原子力潜水艦に搭載するのが常識だから、これまた実に判り易いね。非核主義のニュージランドが怒ってるよ。


◎大麻・課税物質へ  (令和3、2、17)
 
 最期の課税物質「大麻」を解禁したらJT株は爆上げだろうね。 ストレス時代の現代、大麻入りタバコ、大麻解禁は時宜に叶うね。コカイン中毒者を税金で刑務所で養うコストが激減し財務省が喜ぶよ。取り締まりの警察も経費削減になるよ。麻薬密輸も激減するだろうね。米国の連邦下院でも大麻解禁を議決したよ。米国での禁酒法時代にはマフィアがはびこりましたね、大麻タバコの解禁は暴力団の息の根を止める効果があります。コカインが売れなくなるでしょう。

 わが厚労省も、先月13日「第一回、大麻等の薬物対策のあり方検討会」を開催、報道関係者のみの傍聴を許した。このような検討会、前例に無い会合で、正直ビックリ仰天したね。

 今、地方自治体の財政難はひどい有様です。「癌になるぞ」と脅され続けた煙草でだが、石清水八幡宮でゴミを回収している丸岡組の掃除の女性によれば「煙草の吸い殻がゴミのナンバーワン」だという。八幡市の歳入ではタバコ税が約9億円、法人の市民税が7億円。近隣で一番タバコを吸わない都市・枚方市の令和3年度予算では、たばこ税が19億8千3百万円余、法人市民税が21億4千3百万円余(小松製作所、等々)数字が接近してますね。人口約13万人の門真市でもタバコ税は15億程度だが松下電器の城下町と称される門真市の法人市民税より少し許り少ない程度だ。後輩の職員は「たばこ税様々で絶対に不可欠」とのたまう。

 癌・ガン・ガンと脅かされ続けても、タバコの売り上げは、俺の定時制高校時代の成績と同じで「低空飛行」だが決して墜落しそうにない。地方自治体にとって貴重な財源である。タバコ税様々だ。  このJTが大麻入りのタバコ新製品を発売してくれたら、自治体が大喜びし、市民サービスが格段に向上するでしょう。自治体財政の改善は全国民の福祉向上に直結する。お約束致します。

 今、大企業は利益は全て自分の懐・内部留保に抱え込み、不利益(パート社員のクビ等)は全て外部に放り出して素知らぬ顔です。その不利益の行き先は地方自治体です。まず、国保・保険料の滞納からはじまり、水道代滞納、やがては生活保護等々、悲鳴を上げ困り切っています。末端の自治体はまるで野戦病院の如しです。更に、真逆の政策「身を切る改革」が旗印の維新の会が、タコ足喰い改革に励み、自治体は機能不全しつつあります。この自治体を救う妙手が「大麻タバコの解禁」です。 

 しかもタバコ税の納税義務者はJT ほぼ独り(輸入業者もいるが)だ。また、明治維新直後の課税物質・酒の課税方式「造石税」と同じ方式の徴税で、製造したら即その量に課税される。売れてからの課税ではないのだ。大麻等の・・・検討会は5月14日で第6回目だ。この急行振りは意味深だね。既に医療用大麻は解禁の方向だ。
 昭和の初期までは課税物質・酒の税金が国家財政の中でコアだった。日清・日露の戦費も課税物質で賄なった。

◎中国への空爆に法的根拠   (令和3、4、18)
 
 日米首脳会談は米国に成果があった。 
 尖閣が日米安保第五条の適用範囲という確認は、米国に中国本土への武力攻撃に法的根拠を与えており、今の局面展望の起点になる極めて重要な相互確認だ。米軍は尖閣の日本軍に加勢せずに、中国本土への空爆を合法的に実行するだろう。中国敵視では連邦の国家意思が形成済だ。但し、中国側からの反撃ミサイル等は日本列島に届くだけだ。米国本土に届かない。
 米国は気楽な空爆で中国沿岸部の情報産業を攻撃し、世界のマーケットでの優位を確立するだろう。尖閣も、台湾も日本列島も餌で罠に過ぎない。米軍としては、中国側が台湾や尖閣を占領するのは大歓迎だ。後方の本土沿岸部に大きな隙が出来る。

 日中間の尖閣紛争そのものは、普通の近隣対立・領土紛争であり、世界中には掃いて捨てる程あるよ。そこに米国の助太刀を期待するのはバカげている。友好国支援の米軍海外派兵ダメという米国の国民感情を考えろ。その考慮無き日米同盟論は空疎だ。尖閣紛争で孤独を覚悟せず、腹を括れないようでは、権力者失格だ。

 尚、米中の軍事対立で、「台湾海峡への米軍の軍事力を集中させるにはかなり時間がかかる」という奴がいるが、此奴は机上のエセ専門家だ。決して喧嘩の専門家では無い。弱者の位置で非対称の喧嘩を続けて来た俺の「喧嘩センス」など、到底理解不可能だ。

◎人間力と戦争力  (令和3、9、27)

 唯々、米国の圧倒的軍事力を強調している奴らは軍事の専門家失格だ。重要なのは「人間力と戦争力」なのだ。アフガンではタリバンの人間力に敗北したではないか。タリバンを多数のアフガン国民が支持しているからこそ、カブールへのタリバン進駐が早かったのだ。単純な事実だ。普通に市民生活をしていた市民が一夜にして変身したのだ。唯、男が銃を手にしただけだ。男は遠くから遙々やって来たのでは無い、元々、そこに住んでいたのだ。

◎5G電磁波の短所  (令和3、9、24)

 俺、大阪府立大学工業短期大学部に通学経験がある。昼間部は「寝屋川高専」で夜間部校舎は守口市内・淀工高の教室だった。これが生野区に移転した(府立・看護学部?の教室を利用)ので門真から遠くなるのでやむを得ず中退した。この程度の俺でも5G電滋波の短所は理解出来る。5Gや6Gは電波の持つ長所をほとんど無くしている。対抗技術は割合簡単だ。電波は、ぼんやりと薄く広く遠く迄届くのが長所だが、5Gなどは短距離で濃厚で直線的だから、邪魔立てし易い。兵器的には防禦され易い。しかもローテク手法で超安上がりで済む。ハイテク依存症のプラグマチストよ、お前、バッカじゃなかろかね。
 4G電波でも中継所が多く必要になる。俺、歩き遍路の10回目に携帯電話を所持巡礼したが、肝心の山中からは全く通じなかった。携帯電話不要な町場に降りて来ねば通じないのだ。「携帯電話糞喰らえ」だ、以後、携帯電話は所持していない。

◎日本の貧乏神  (令和3、9、24)

 自衛隊の将官達は日本の貧乏神だ。コトバが貧困で「敵に攻撃されたらどうする」と言う論理一本槍の単細胞だ。「現状では敵に負ける」という論理一本槍である。つまり、社会保障費を削ってでも「軍事費の増額を」という予算要求である。バランス失調の典型だ。知性のカケラも無い。
 貧乏家計でも子供の食事代を削れという予算要求態度は貧乏神の典型だ。貧困に苦しむ庶民に関する報道が頻発してるのを承知していても、カエルの面にションベンだ。将官達よ、お前ら何を護っているつもりだ。
 今や、自治体の最前線では庶民の悲鳴にあふれている。乏しい金で「食料を買うか、衣服を買うか」二者択一を迫られても、貧乏神は「衣服を買え」という立場に固執する。此奴ら人間失格だ。

◎動く漢民族 (令和3、9、13)

 動かない印度と対称的なのが動く漢民族・中国だ。国土が広大なので、東西南北の外敵を鎮圧し中華帝国を防衛する為、北狄、東夷、南蛮、西戎の討伐でせわしなく動き回るのが中国文化だ。かくて北(露)、東(日)、南(ベトナム)、西(印)が迷惑する。
 中華帝国には明瞭な輪郭を持った国境概念は無い。近代国民国家の国境概念には欠ける。その時代の帝国の国力に応じて版図が膨張したり縮小したりする。なので今では沖縄も帝国の圏域に入れて当然と思っている。実に厄介で迷惑な中華帝国なのだ。

 広大な国土と長い歴史を有する中国が、青年期→中年期→老年期を経過し、やがて老衰死を迎えたとしても不思議では無いが、決してそのようなサイクルを辿っていない。その秘密は回春剤を服用して来たからだ。
 五湖十六国の時代、北方の野蛮な連中が中原(ちゅうげん)を荒らし回ったが、この強烈な刺激こそが回春剤の役割を果たし、唐時代の繁栄をもたらした。その後も遼・金・元と「北狄」に侵入・支配されたが、それらの全てが回春剤になっている。満州族の清も然り、毛沢東の八路軍も然り。歴史は繰り返されている。
 しかし、チベットや新疆ウイグルはそのように言えるかな?。でもね、北狄、東夷、南蛮、西戎の強烈な刺激は中国にとって回春剤になりますね。

中国の対外戦争の失敗

 中国の様に広大な国土を統治する場合は、対外戦争の必要性を欠く。なので、対外戦争が下手クソでニガ手でもある。しかし、国力が充実してくると国家としての面子に拘るようになる。そこで対外戦争に手を出しては失敗する。

1、元寇では、鎌倉幕府が元への「朝貢」を断ったので、面子に拘り日本を攻めて失敗した。
2、日清戦争も然り。古代中国では東シナ海は強烈な難所・渡航困難で、台湾への縄張り観が無かった。長年に亘り、台湾を無視・軽視していた。しかし、明治政府が台湾に着眼し、「生蕃征伐」を実行したら、それを見た中国も積極的開発に目覚め、日本と争い敗北した。
 台湾も尖閣も後出しジャンケンが中国最大の弱点だ。昔から中国の縄張りでは無かった。 
3、ベトナム戦争後、中国への態度が横柄だから懲らしめる、と攻め入ったが敗北し引き上げた。
4、尖閣には無関心だったが、日本が石油に着眼したので中国も手を出してきた。
    ※※ いずれの場合も大国意識と面子に拘っているが、成功例無し ※※

◎中華帝国主義の伝統  (令和3、9、14)

 A、蒙古・・・中国に服属した歴史なし
 B、ビルマ・・・漢の版図に入った事も無し。「明」時代に雲南に付属させ、現地民指導者に「土司」という官職を与えた。

 C、新疆ウイグル・・・「明」時代に冊封関係にあった。
 C、チベット・・・「明」時代に冊封関係にあった。
 C、沖縄・・・清時代も冊封関係にあったが、日本とも同様関係で、両属関係にあった。
 
 D、安南(ベトナム)・・・中国の版図に入った歴史あり。
 D、朝鮮・・・中国の版図に入った歴史あり。 

 中国は自国が天下そのもので、超越した存在と自認している。外周の国は四裔と称し着物の裾的な存在と蔑視している。清時代にもイギリスからの使者に「三跪九叩頭礼」を求め紛糾した。
 戦争が下手で弱兵だが、兵は死を簡単に受け入れる。なのでマッカーサーは朝鮮戦争での人海戦術に手を焼いた。人民は「分に安んじる」安分(立場・環境・運命を受容)の人生観が特徴で、独裁権力者にとっては人民を支配し易い利点がある。他方、「安分」の文化には裏腹に「与論」を恐れ、与論を尊重するのが特徴でもある。昔から官僚への評判を重視する伝統があり、現代でも共産党への評判を重視する伝統文化が尾を引いている。



 しかし、米軍の撤退は中国とロシアにババを掴ませたね。これは大得点だ。中・露は「テロ組織」という厄介な脅威の重荷を背負う事になった。タリバーンを国際秩序に入れず野放しにすると、全世界からの過激派・流れ者達の最終集結地が中央アジアの山岳地帯の盆地になるだろう。でも、直ちに米国の腹は痛まない。しかし、中国の「一帯一路」のベルト開発構想の土手っ腹がイスラム・テロ勢力の脅威に晒されるので憂鬱になる。ロシアも然り、チェチェンだけでも手を焼いているのに、悩みの種が拡大する。
 特に、新疆・ウイグルを抱える中国にとっては辛いところだ。でもね、昔からシルクロードやステップロードを旅する商人達もあの辺の山賊連中の襲撃に悩んできたのだ。あきらめてその脅威を受忍して下さいませ。西戎の存在は中華民族の宿命課題であったはずだよ。

 ISは劇場型なので、観客の居ない中央アジアの山岳地帯は活動の舞台には成らないが、「毛沢東的延安」にはなり得る。策源地・最終逃亡場所の適地にはなる。但し、タリバンと友好関係があるならば、というのが前提である。中・露に遠隔脅威を与えるテロ組織の温存は、中・露を脅威とみなす米国の国益に大きく貢献する。でもね、アラブの王様達に与える脅威と西アジアの混迷はいよいよ治療が不可能になる。根治せぬまま病原菌は中央アジアで繁殖し続けるからね。
 米国・CIAの近視眼は、近い将来にはテロ組織に密かに武器や資金を援助し、中・露に嫌がらせを続けるだろうね。プーチンと習近平は頭痛の種で済むが、アラブの王様には死活問題で、全員あの世行きかもね。

と税は別だ   (令和3、9、11)

 日本でビジネスする情報技術関連の世界的大企業は全て公租を負担すべし。租税は熟語だ。租と税は別個に概念規定されねばならない。
 GAFAの利益は国民国家に捕捉されないよう巧みに負担回避をし、大問題になっているが、これに対しては公租概念で賦課回避を阻止せねばならない。利益に対する税では無く、現代の
冥加金・国民国家を利用させて頂く利用権、としての公租を賦課すべきだ。社会の共同経費の負担という意味では租も税も同じ効果・働きだが、負担根拠は大きく異なる。
 租は田租という。律令制国家では土地は全て公有地で、全ての口分田に賦課され稲で徴収された。朝廷の所有地が人民に貸し与えられ、その地代を納めるという制度だ。私有地から取る税では無い。中国の班田制度をモデルにしている。
 律令国家での地代の現代版が「
国土利用料」としての公租だ。GAFAは日本国家の諸々の装置や機能を利用して収益をあげている訳で、タダではすまない、有料制だ。

 大化の改新で採用された制度「班田収授法による公地公民」とは「公有地と人民」という意味だ。満6歳の良民男子に2段(女子以下省略)の口分田・公地が貸し与えられたが、死ねば次の班年に収公(太政官が回収)された。要するに公有地という原則だ。 
 江戸時代の冥加金は権力者支配の恩恵に対し賦課せられたものだが、租とは相同概念である。名称は違っても機能的には同じ。現代の暴力団が徴収するショバ代は闇の冥加金だ。 
 他方、税は私有物に賦課される。極めて資本主義的な概念で商品の生産流通過程で発生する利益に賦課される。利益は流動性が特徴だ。
 他方、公の利用料は利益現象の如何に無関係だ。収益が無くとも支払い義務がある。現代の事業所税の課税論拠でもある。
 律令国家での庸(労役の徴収)の伝統は近代迄続いてきた。徴兵制がそうだ。ビジネス収益への税の賦課とは異なり、徴兵基準を満たす人間に賦課される。つまり、収益への税の徴収以外にも国家から人格に賦課される負担の伝統文化があるのだ。GAFA法人格に対し、公租賦課がなされて何の違和感も無い。歴史・伝統文化に根ざした賦課である。 
 律令国家での調(みつぎ)の伝統文化は、近代でも「軍馬」や「軍用犬」の徴用に残っていたと言える。否、現代でも国家の非常事態では人民の所有物を強制的に供出させる様に法律を制定させる動きがある。   (註)元来、「調」は地方の「特産物」が対象であった。

◎コロナ発生源は米国   (令和3、6、21)

 真実は新型コロナが米国で数年前から大量発生していたのをCDCが見誤った。数年に亘り、インフルエンザ様疾患(influenza-like illness)だと間違った広報を続けていた。
 一昨年来、日本外務省のHP・渡航先の危険情報では、米国でのインフルエンザ大量発生に注目し警鐘を鳴らしていた。「インフルエンザ大流行の米国への渡航はヤバイぞ」と。
 2020年2月19日現在、米国での新型コロナは僅かに15人だった。しかしその直前2月14日の記者会見で「新型コロナの検査対象を大幅に見直す」と言うCDCの態度変更があった。かくて検査やり直しの結果、驚くべし、covid19は唐突に激増し数万人へ突入した。
 筒井富美医師のH・Pでは検査やり直しでコロナ激増の可能性を強調。これ真実・正解でした。

 4月5日の朝日デジタルには、3月27日には米国でコロナ感染者数が10万人を突破、4月1日には20万人を突破、4月4日には感染者が30万人を超えたと言う、見積もり(estimates)だ(米ジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センター)。

 かくも世界中に大迷惑をかけたのを隠蔽し、盗人猛々しい振る舞いで世界を欺く恥知らずが米国の正体だ。トランプは「中国ウイルス」と懸命にデマ宣伝につとめた。WHOの調査で発生源の真実がバレたらヤバイので慌ててWHOから脱退した。 

 昨年、日本の国立感染症研究所が日本での最近のコロナの遺伝子研究で、中国武漢型とは違う欧州タイプ流行の実態を発表し、世界中を驚かせた。このニュースにCDCは腰を抜かさんばかりに驚いた。でも、直接にはコロナ発生の米国起源説を証明してはいない。隠蔽が原因だ。米国での検体調査情報が国家機密になって、米国の協力が得られていないのが原因である。しかし、ハワイから帰国した和歌山の医師のコロナの遺伝子タイプは中国武漢型とは違がっていた。

◎コロナ米国起源の根拠 (令和2、10、21、補正)
  
 トランプはNAID(国立アレルギー・感染症研究所)所長フアウチをクビに出来ない。もしクビにすれば「コロナ発生の米国起源」が暴露されてしまうからだ。

 ①2020年2月25日、CDCが新型コロナウイルスが大量に全米を猛襲していると発表。
 ②2020年2月にCDCが検査やり直しの直後に感染者が急増→実はインフルでなくコロナでした。
        数年以前から全米を猛襲していたインフルエンザは実は新型コロナでした。
        検査方法に失敗があり、コロナをインフルエンザと見誤っていました。
     ロバート・レッドフイールド所長がクビになり、新所長はブレンダ・フィッツジェラルド女史。
 ③CDCの検査失敗は国立感染症研究所々長フアウチが議会で証言済。
                         2020年3月12日下院公聴会
 ④昨年の検体からもコロナウイルスを検出(CDCのHP)
          欧州でも昨年の検体からコロナウイルスを検出。
 ⑤一昨2018年のインフルエンザ死亡数が6万人以上(CDC情報は非コロナという認識でした)
      昨2019年のインフルエンザ死亡数が約8万人(Japan Medical) 
 ⑥CDCのHPでは2020年のインフルエンザ罹患者数を3千9百万人~5千5百万人と推定。
     通院で1千8百万人~2千6百万人と推定。    入院で40万人~73万人と推定。
       このHPを閲覧した時点でのインフルエンザ死亡推定数では2万4千人~6万3千人。
 ⑦ジョンズ・ホプキンス大集計コロナ死亡者数推計では、既に20万人に達した(2020年9月下旬)。 
 ⑧米国起源を隠蔽の為、WHOに難癖をつけて脱退。バレないように調査を拒否。
※ 筒井富美医師が、CDCの検査やり直しで、コロナ感染者激増の可能性を指摘済。
※ 日本国立感染症研究所も武漢ウイルスは初期に終息、現況は欧州由来ウイルスと発表。
※ 米国CDCが検体を国家機密に指定。日本国立感染症研に供与していない実情が暴露。

◎ションベンとババ  (令和3、6、14)

 南シナ海での横暴な行動や尖閣への圧力行動など、中国の帝国主義的行動には腹立たしいが、東南アジア諸国にとっての中国の存在をマイナス面ばかりで評価してはいない。巨大な米国に対抗する次なる存在として、中国を限定的に評価している側面がある。
 既にその効果も出てきた。中国の一帯一路政策に対抗せざるを得無いG7大国は、中低所得国のインフラ整備に数十兆円の投資を合意したという。一帯一路の副次的効果だ。中立日和見の利点・効果といえる。ワクチンの提供でも中ロに負けないでG7は実行するらしい。
 かくの如くアセアン諸国のバランス感覚が、この地域への大国の行動を制約している側面を高く評価したい。衰弱期に向かっている大国に対する態度・選択はかくあらねばならない。

 世界の大国で前科のないきれいな大国など絶無だ。中国などは未だ前科2犯(ベトナム侵攻、香港の本土化)程度だが、米国などは前科が多すぎて超危険国家だ。最近だけでもアフガン、イラク、ベナムに侵攻している。
 日本も先の大戦で朝鮮・中国・東南アジアを侵略しており、最近のロシアも強引に国境を現状変更している。
 目クソ鼻クソは昔からの諺だが、俺はこれを「ションベンとババ」に譬えたい。中国はションベンで米国はババだ。ションベンよりも汚くて臭く、極めて有害だ。この両国が激突して消耗してくれれば、日本やアセアン諸国の国益になる。このような中でどちらか一方の勢力に味方するのは最も愚劣な選択だ。QUAD構想は日本の国益を損ずる。

◎印度に失礼よ  (令和3、8、26)

 外交課題の設定で的外れする奴は外交官に非ず。唯の月給泥棒

 QUAD構想は印度やベトナム等を対中包囲網に取り込んでこそ形になる。しかし印度は不参加で距離を置いている。印度影響圏のASEAN諸国からのつれない返事も百%想定可能だったはずだ。ASEAN諸国は1971年に「中立地帯宣言」をしているではないか。この宣言は米ソ冷戦を前提にしているが、今もASEAN結束の基礎理念だ。この地域の衣食住生活文化には同質性が根っこがある。しかし、印度からミャンマー、タイ、ベトナムに至る広域圏を統一支配した王朝は有史以来皆無である。QUAD構想は土台を欠く。絵に描いた餅、空中櫓閣の典型だ。プロの外交官失格、月給泥棒のレッテルを貼る理由だ。 
 ある地域に大国(印度)があり、その周辺に小国が多くある場合、小国は大国の影響を受ける。子供の社会で小さな子達が大きいお兄ちゃんを見習うのと同じ現象だ。安心感が得られるからだ。
 
 印度が中国と国境紛争しているから、対中包囲網に印度を加える、と言う発想の幼稚なこと、まるでド素人ではないか。歴史・文化無視のお坊ちゃま(安倍前総理)の脳ミソだよ。
 動かない印度を動かそうという大それた発想をプロの外交官が簡単に出すとはあきれるよ。ネルー、周恩来の時代を知らん若造やな。

◎印度の特徴

 印度の特徴は
「動ぜずにあり、禁欲文化ともいえる。
 聖なるヨガの達人の姿勢がシンボリックだ。印度を動かそうと言う発想がそもそも間違っている。
 時には政権が代わり大きく変化するのかな、と思う時もあったが、その直後には、またまた元に戻る選択行動をするのが、印度政治、印度選挙の特徴だ。

 印度はムガール帝国に支配されても完全にイスラム化しなかった。英国の植民地になってもキリスト教国にならかった。冷戦時代にネルー首相がイニシアを取ったバンドン宣言も、印度文化の深層部位に根ざしている。熾烈な米ソ争いの渦に動ぜずの印度文化を強調した対外政策だった。 

 日本外務省のQUAD構想は、例えるならば「金回りのよい吉本の芸人・漫才師(日本外務省)が歌舞伎名門の役者(印度)にお説教を垂れている」様な滑稽さがある。アホらしくて話にもならんのだ。実に軽薄、世間知らずのド素人なのだ。月給泥棒外交官にプロ資格なし。印度からは軽く一蹴され、韓国には冷笑されている。

◎左派主導のバイデン政権  (令和3、4、2、4補正)

 バイデン政権の政策は、理想主義者・左派が主導しているとしか思えない。既視感がある。
 戦後日本でのGHQ内でマ元帥の部下として占領政策を遂行した若い左翼将校達の行動と相似の印象がある。戦後、日本共産党が再建された過程で、米軍将校の家でハウス・メイドとして働いていた女性達がオルグ・思想教育され、彼女達が日本共産党の再建では一つの重要な柱になっていた。
 米国共産党の理論水準の高さは昔から定評があった。ヘレン・ケラーやハンフリー・ボガードの様な有名人も党籍を有した時期がある。ハリウッドの監督等にも左翼が多かったね。
 特に「ウオール街を占拠せよ」の運動展開では、良質・有能で堅固な指導力の存在に注目させられた。更に彼等が「毒を以て毒を制する」手法で、主要な敵金融資本の中枢に打撃を与える戦術に成功(クリントン女史落選)した。トランプというトンデモおじさんを大統領にした戦術、「毒を以て毒を制する」は大成功であった。そして今、バイデン政権に潜り込んだ。何だか正反合の弁証法を感じるよ。